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基礎教育センター長
西村 月満
基礎教育センターの紹介
基礎教育センターは英語単位、数学単位、情報科学単位で構成され、一般教育科目の中の、英語、数学、統計学、情報科学などの「基礎教育科目」を主に担当しています。
「基礎教育科目」には、下記の示すような共通する特徴があります。
「基礎教育科目」は、多様性の中にも上に示したような共通した意義を持っています。学生の皆さんが積極的にそれぞれの科目に取り組まれ、大学での勉学の確固たる基盤を築かれるように願っています。

専門分野で役立つ外国語の基礎学力を養い、国際的に活躍することのできる人材を育成する。特に、外国語による基礎的な自己表現能力の涵養に重点をおく。
英語教員の研究分野の概要に関して、基本的には各自がそれぞれ固有の研究テーマで行なっているが、大別すれば中世英文学、中世ラテン文学、現代英米文学の作家・作品を文学的アプローチで研究する者と、言語習得、言語教授法、言語コミュニケーション等、英語を応用言語学的アプローチで研究する者に分けられる。更に、その成果を踏まえて、積極的な教材開発の共同研究を行ない、本学の各学部・学科の特性を考慮したテキストの共同編集・出版を従来通り意欲的に行なう。

[教育目標]
数学を学ぶ中で、論理的な思考法や直感力を養い、実際問題に対応できる解析力や計算力を身につけ、生命科学などの分野でその能力を発揮することのできる人材を育成する。特に、実験によらずして、理論の展開により問題を解決する能力を涵養することに重きをおく。
授業は、講義と演習を主体にして展開されますが、その日に習ったものはその日の内に理解するという態度が肝要です。
※専任教員の研究分野については、数学単位のページを参照のこと。

総合力としての情報処理能力(情報を集め、整理・理解し、自分の考えをまとめ、創造し、人に伝達する能力)を養い、日本語、外国語、自然科学、社会科学ならびに生命科学等の分野でその能力を発揮することのできる人材を育成する。特に、発展途上の学問である「情報科学」の中で、学習、発見、自己の創造に寄与する分野の教授と、コンピューターハードの管理・利用技術に必要なシステム論の習得に主眼をおく。
| 英語教科について |
| 英語教科として学生へのメッセージ |
| 教養演習 |
| 外国語学習施設<CALL教室(コールルーム)>(L1号館3階)について |
| 教員紹介(専任教員) |
教科の勉学に対する総論
本学に入学した学生諸君にとって、各自が今後専攻するいずれの分野においても、国際コミュニケーションの手段として、英語の運用能力を養成することが必須である。従って、本学の英語カリキュラムは実際に使える英語を身につけることを目指して組まれている。特に、音声面から相手の英語を理解し、かつ、自分の意志を伝達する能力の育成が重要視される。このような目的を達成するため、カリキュラムは英語A、Bの各科目(それぞれ90分の授業)をできるだけ少人数で行えるようにクラスを編成してある。
英語Aは、学部・学科の特色を配慮した総合的英語運用能力の向上を目的とする。また、英語Bはネイティヴ・スピーカー(外国人教員)と日本人教員の授業のいずれか一方を選択できるようになっているが、どちらも実際に役立つ英語によるコミュニケーション能力の向上に重点をおいている。学生諸君は予・復習を十分に行い、積極的な態度で授業に参加することが重要である。
しかし、いかにコミュニケーションのための英語教育と言っても、”how to speak”と同時に”what to speak”の裏づけがともなわなければ、真の意味で大学において英語を学ぶ意味は半減すると言っても過言ではないであろう。特に、日進月歩の自然科学系の学問分野を専攻する諸君は、やがて最新の論文を英語で読み、かつ、書いたりしなければならず、また、英語を使って国際的活動に参加する機会もますます増えつつある。従って、幅の広い教養と共に専門の知識に裏打ちされた英語力が一層必要なことは自明の理である。専門分野との関連性を配慮し、総合的な英語力の養成を目指す英語A、Bコースは、そうした要請に応えるものである。また、学部によっては、両科目に基礎コースを設け、英語は不得意だが、懸命に基礎から習得しようとする学生諸君に便宜を図っている。
以上のように創意工夫されたカリキュラムをいかに活用するかは、ひとえに学生諸君の旺盛な学習意欲にかかっていることは言うまでもない。さらに、「外国語センター」に自習用のコンピューターも設置されているので、正規の授業と並行してこれらの施設を十分に活用し、自ら主体的に英語を習得しようとする姿勢も同時に身に付けてほしい。以上のことを肝に銘じて英語の習得に精進することを期待します。
〜学生の皆さんへ〜 英語単位主任 高津昌宏
社会の国際化・情報化が急速に進んでいる中、諸外国の人々と円滑なコミュニケーションを図る能力は不可欠であり、英語の果たす役割は増々大きくなっています。世界の共通語として使われているのが英語であるからです。雑誌、新聞、衛星放送、インターネット上で飛び交う情報を素早くキャッチし、内容を正しく理解した上で、必要なものとそうでないものを選別し、自らの血肉にしていくための手段としての基本スキルに英語の習得は今や必須のものといえるでしょう。北里大学の一年次では英語は週2時間が必修となっており、英語の基礎学力を養うことに重点を置くと同時に、二年次以降の専門課程に無理なく進めるように各専攻の専門を学ぶ上で重要となる語彙、表現も同時に学んでいきます。北里大学の外国語センターにはCALL教室と呼ばれるコンピューターが備え付けられたマルチメディア教室が2教室あり、授業以外の時間でも自由に自主学習ができます。コンピューター上でTOEICなどの資格試験対策学習、メディカル英語といった専門的な英語が段階を踏んで学べるようになっています。我々英語教科教員の学生の皆さんへの希望は、授業とこれらの教材をフルに活用することで英語の基礎学力をしっかりと身に付けて欲しいということです。将来国際的に活躍する際のツールとして英語は必ず役に立つからです。皆さんの不断の努力に大いに期待しています。
最新の英文学作品の講読を通して、イギリス人や英語圏の人々の風俗や習慣、歴史や文化を学んでいく。また、自国の文化との相違を明らかにすることによって、外国文学を学ぶ意義について考え、広い教養と豊かな感性を培いたい。
世界及び日本で現在問題となっている事柄の理解・分析能力を高め、その問題に対する自己の見解を明晰に英語で述べる能力を養成する。
1. 現在、社会で議論を巻き起こしている様々な問題を取り上げた英文を読み、また関連する英語ニュース・ビデオを視聴し、その問題の理解を深め、さらにそれに関する自己の意見を英語で明解に表現する方法を学ぶ。その過程において、学生自ら資料を集め、グループで調査、分析、発表、討論活動を行う。
2. 種々の知的生産の技術を用いながら、自己の見解を生み出し、まとめる方法を学ぶ。
3. 自分の意見を段階を追ってパラグラフからエッセイへと英語で述べる方法を学ぶ。
アメリカの医療や生活が描かれた映画を題材に、アメリカと日本の社会や医療の現状を比較しながら、身体障害者やエイズ患者の人権問題、プライバシーの保護、薬や治療法の認可や治験、安楽死などの問題を取り上げ、それらに日々の新聞記事や話題を織り交ぜながら討論していく。国際的な視野にかかわる問題について、日米を比較し、内容を深めることにより、批判応力や分析能力を育てたい。
シェイクスピアの戯曲を通して、16〜17世紀イギリスの言語、文化、そして現代にも通じる普遍的な問題を考えていきます。授業では、翻訳を参考にしながら原文に挑戦して、英語の美しさに触れます。また、登場人物の意図や感情を台詞を元に考えていきます。具体的には、シェイクスピアのいくつかの代表的な作品を選んで、グループで内容や背景を調べて発表したり、内容について話し合ったり、映像化された当該作品のビデオを見たり、できれば実際に演じたりしたいと思います。
The goal of this course is to learn how to write well-organized and comprehensible academic essays in English. Students will use materials in the form of print and video as content for their writing. They will study the basics of essay form, and the skills of how to judge their own work and rewrite according to outside input.
Students will be expected to be proactive in choosing and researching topics they are interested in. Students should only choose this class if they plan to work hard.
Students will be expected to analyze the ideas from several sources of input and compare in an essay. There will be several in-class assignments where students will produce a short essay in a timed period. Several homework essays will be assigned on which students will receive feedback, and then rewrite their essay for resubmission. There will be occasional verbal feedback in from the instructor in one to one conferences.
平成22年度より、先進的語学学習法を可能にするCALL教室が3室設置されました。
CALL(Computer Assisted Language Learning)とは、コンピューターによる外国語学習支援システムのことです。3部屋あるCALL教室は、すべて集合授業と自学自習用に併用できるもので、集合授業が行われていない時間には自学自習に開放されます。語学学習のためには通常の授業だけでは不十分であり、繰り返しの練習が必要になります。それぞれの目的とレベルに合わせて、コンピューター上の語学学習ソフトをフルに利用し、専門分野で役立つ語学力を養ったり、国際的に活躍できる運用能力を育んでください。
CALL Room A
48台の型デスクトップ型コンピューターが置かれています。
CALL Room B
60台のデスクトップ型コンピューターが置かれています。
CALL Room C
40台のデスクトップ型コンピューターが置かれています。
コンピューター上の語学学習ソフトは、基礎的な学習内容が復習できるもの、各種資格試験(TOEICなど)に対応したもの、医療英語を学ぶもの等、ヴァラエティに富んでいます。語学が苦手な学生から、帰国子女、学士入学の学生など既に高度な語学力をもつ学生に至るまで、それぞれの関心やニーズに合った語学が可能です。有効利用してください。
利用について
集合授業の時間帯は時間割りおよびシラバスで確認してください。自習用の時間帯については CALL Room A 脇の掲示を確認してください。
| 役職 | 氏名 | 詳細 | 担当科目 |
|---|---|---|---|
| 教授 | 高津 昌宏 | 【詳細】 | 英語AI、英語AII、英語BI、英語BII、教養演習A |
| 教授 | 西村 月満 | 【詳細】 | 英語AI、英語AII、英語BI、英語BII |
| 准教授 | D.L.Brooks | 【詳細】 | 英語BI、英語BII |
| 准教授 | 平井 清子 | 【詳細】 | 英語AI、英語AII、英語BI、英語BII、教養演習B |
| 准教授 | 和治元 義博 | 【詳細】 | 英語AI、英語AII、英語BI、英語BII |
| 准教授 | James Goddard | 【詳細】 | 英語BI、英語BII、教養演習B |
| 講師 | 黒澤 麻美 | 【詳細】 | 英語AI、英語AII、英語BI、英語BII、教養演習B |
| 講師 | 市山 陽子 | 【詳細】 | 英語AI、英語AII、英語BI、英語BII |
| 講師 | 中戸 照恵 | 【詳細】 | 英語AI、英語AII、英語BI、英語BII |
| 数学、統計学のクラスについて |
| 開講科目の紹介 |
| 教養演習紹介 |
| 専任教員紹介 |

数学授業風景
数学単位では、理学部を除く全ての学部に対して、1群科目の数学と統計学の授業を受け持っています。 数学・統計学は、サイエンスを学んでいく上での世界共通言語と呼べるくらい重要で基本的な科目です。授業では、演習なども随時取り入れて進みますので、50 名 程度の少人数クラスで展開することを目指していますが、それが実現されていない学部・学科もあります。
また、数学では高校で数学III・数学Cなどを履修したかどうかで知識の量にかなりのばらつきがでますので、いくつかの学部・学科では数学のクラスを習熟度別に分けて授業を展開しています。 習熟度別のクラス分けを行っている学部・学科は、薬学部、医療衛生学部(健康科学科、リハビリテーション学科)、海洋生命科学部、獣医学部全学科であり、4月のオリエンテーション時にクラス分けを行います。
必修科目として展開している数学・統計学では、以下の学部・学科のクラスがやや人数の多いクラスで展開されています。
| ◇薬学部「数学」: | 1 コース(やや難易度の高いコース) | 約70名 |
| 2 コース(普通コース) | 約70名 | |
| 3 コース(普通コース) | 約70名 | |
| 4 コース(基礎的な内容のコース) | 約70名 | |
| ◇医療衛生学部・医療工学科・RT(診療放射線技術科学)専攻の「数学」、「統計学B I」:共に約70名のクラス | ||
反対に、医療衛生学部・健康科学科(全体で50名位)では必修の数学を普通クラスと基礎クラスに分けているので、共に25名程度の小クラスになっています。
◇数学が選択科目になっている学部・学科は以下の通りです。
獣医学部、獣医学科: 普通クラス2つ、基礎クラス1つの3クラスで展開
(3つのクラス共に50名以下の規模)
動物資源科学科: 普通クラスと基礎クラスの2クラスで展開
(基礎クラスがやや多くなり60名を超えることがある)
看護学部: 獣医学科との合同クラスで授業を展開
◇統計学Aが選択科目になっている学部は次の3学部です。
獣医学部、海洋生命科学部、看護学部
(全部で4クラスが用意されているが、50名程度の規模)
授業形態、クラスの大きさ等は学部によって少しずつ異なりますが、授業では演習などを随時取り入れて、学生さんが一歩一歩確実に理解しながら進めるような方法を常に考えています。
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| 看護学部、獣医学科、動物資源科学科では選択科目。他の学部学科では必修科目。 |
| [教育目標・内容] 高等学校で学んだ微積分の知識を土台に、微分積分学の基礎を具体的に分かりやすく解説する。後半は、高校では取り上げられなかった多変数関数の微分積分学が中心目標になる。演習時間はできるだけ豊富に設けるので、授業への積極的な参加が望まれる。微分積分学で扱う関数は、図形の面積・体積、物(物質や動体)の変化の状態などを表すことができるので、他の学問とも密接に関係している。また、ベクトルや行列の知識を修得する線形代数学の基礎を獣医学科、動物資源科学科、看護学部に対して開講している。2つとも、サイエンスを学ぶ上での非常に重要な基礎的学問であるといえる。 |
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| 医学部および医療衛生学部の医療工学科を除く学科で必修科目。他の学部、学科では選択科目あるいは自由選択科目。 |
| [教育目標・内容] 生命科学を学ぶ上では、実験・各種調査により様々なデータが得られます。客観的なデータを得るために、いかに実験・調査をするか、得られたデータの整理・分類の仕方、そしてデータ解析からその母集団に対しての結論を導き出し、その結論がどの位の信頼性をもつかなどを学びます。統計学の手法は多種多様ですが、この講義では普遍性のある非常に基本的な知識、方法(確率分布、記述統計学、推測統計学の基礎)を講義します。統計学の理論はやや難しいのですが、その考え方(確率をもとにした統計的推論)は非常に大切です。 |
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| [教育目標・内容] 目標は上記「統計学」と同じ。内容は、記述統計学および確率分布、推測統計の一部分について。 |
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| [教育目標・内容] 目標は「統計学」と同じ。内容は、推測統計学(推定、検定)で、χ2−検定まで扱う。 |
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| 選択科目あるいは自由選択科目。 |
| [教育目標・内容] 高校で「数学I」と「数学A」程度しか学んでいない学生のために開講する科目が「数学の基礎」<初級>で。数学の基礎学力を補足し、他の学問を学ぶ際に支障のないような知識と計算力の養成を目指す。特にMB学部の数学の基礎的なクラスを選んだ学生にとってはほぼ必修となる科目である。内容は式の計算、因数定理、初等関数(多項式関数、三角関数、指数・対数関数)など。 一方,「数学の基礎」<中級>では1変数関数に関する微積分を演習を重視しながら学習する。 |
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| 選択科目あるいは自由選択科目。 |
| [教育目標・内容] やや高度な内容の数学を受講したいと希望する学生に対して開講する科目。微積分および行列・ベクトルの分野をさらに発展させ、その応用について学ぶ。 |
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| [教育目標・内容] 大学初年次に必要な1変数関数の微積分を学んだ後、多変数関数の微分(偏微分、テイラー展開。極大・極小などを含む)や多重積分または微分方程式を扱う。 |
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| [教育目標・内容] ベクトル解析は、3次元の空間での微分積分学の理論で、曲線や曲面、立体図形の微積分を扱う。ベクトル解析の理論はよく整備された理論であり、現在もなお微分幾何学などの形で活発に研究が進められている。力学や電磁気学、ゲージ理論などを理解する上にも、必須のものである。この授業は、ベクトル解析の入門部分について的を絞り、できるだけ易しく丁寧に解説したい。数学に関心の高い学生さんは、この授業を足場にさらに様々な分野に挑戦をしてもらいたい。 |
| 「教養演習B」 | 方程式の解の公式 | (前期科目) | 担当者: 下田保博 |
| <目標> 2次、3次、4次方程式の解を求めることが目的であり、解の求め方を通して基本的な数学の知識を習得する。 <内容> 方程式の発生から始めて、どのようにして方程式の解を見つけるようになったかを、3次方程式の解の公式などを考察しながらその過程を習得していく。予備知識はほとんどいらず、ただ演習に対する持続性のみを必要とします。 |
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| 「教養演習B」 | 微分方程式入門 | (前期科目) | 担当者: 加藤末広 |
| <目標および内容> 微分方程式の理論は、自然現象の記述と密接に関わりながら、一方で問題を解決するため絶えず新しい数学の理論を育み、今日まで発展を続けてきた。本演習では、微分方程式の理論を全くの初歩からスタートし、微分方程式を解くために先人たちがどのように努力を重ねてきたか、勉強をしていきたい。その過程で、線形代数学の基本的な事例、熱伝導方程式や波動方程式を解くために生み出されたフーリエ級数の理論、その他常識として知っておきたい話題を多く取りあげる。 |
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| 「大学基礎演習B」 | トポロジー入門 | (前期科目) | 担当者: 谷口哲也 |
| <目標> トポロジーという現代数学が、どんなことをどのように扱う数学なのかを理解します。またその応用として、「正多面体は、正四面体 ・正六面体 ・正八面体 ・正十二面体 ・正二十面体の五種類しかない」という有名な定理を証明していきます。 <内容> 幾つかの基本的な数学用語の準備をしてからトポロジーの世界へ旅たちます。手始めに1次元のトポロジーから始め、次に2次元のトポロジーへと進み、曲線や曲面のつながり方をベッチ数、切断数、オイラー標数などで調べます。それらの知識をもとにいくつかの興味深い定理を証明していきます。 |
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| 「教養演習C」 | 代数学の考え方 | (後期科目) | 担当者: 宮崎 直 |
| <目標および内容> 対称性を記述するために生まれた「群」という数学的概念は、物理学や化学などにおいて様々な事柄の基礎的な枠組みを与える重要なものです。本演習では、様々な具体例を通して,群論の初歩を学びます。また、その応用として、思い通りのあみだくじの描き方、平面図形の対称性の分類、整数の剰余に関する性質、代数方程式の解の公式などを紹介します。 |
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| 「教養演習C」 | 物理の学習をしながら数学を学ぶ | (後期科目) | 担当者: 加藤末広 |
| <目標および内容> 歴史的に数学と物理はお互い協力をしながら新しい理論・概念を生み出し発展を続けてきた。この演習で、物理学において,数学がどのように用いられ,力を発揮してきたか,じっくり学んでいきたい。具体的には,古典力学と電磁気学を題材に教科書を読み進めながら授業を進める。また,通常1年生で学習しないような数学の概念(微分.程式、線積分など)については,教科書を補足する形で授業で特に詳しく説明を行う。なお,教科書にはこれから学び研究していく上で知っておきたい様々な注意が書かれているので、今後の勉強に参考になるだろう。 |
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| 「教養演習C」 | 素数の楽しみ問題 | (後期科目) | 担当者: 中筋麻貴 |
| <目標> 歴史的背景を交えながら,「整数」をテーマとした問題を理解しその解決方法を学ぶ.また数学を題材としたコミュニケーション能力を養う。 <内容> 数学の中でも比較的身近な「整数」に関連する話題をとりあげる。問題を解き進めながら,その問題の歴史的背景も紹介していく。学生自らが取り組む演習問題では,理解した事柄を発表する機会を設ける.具体的な問題を扱うことによって,整数のすばらしさを実感してもらいたいと思います。 |
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| 役職 | 氏名 | 詳細 | 担当科目 |
|---|---|---|---|
| 教授 | 下田 保博 | 【詳細】 | 数学、数学の基礎、統計学A、教養演習B |
| 教授 | 加藤 末広 | 【詳細】 | 数学、発展数学A・B、教養演習B・C |
| 准教授 | 谷口 哲也 | 【詳細】 | 数学、数学の基礎、統計学A、統計学BI、統計学BII、大学基礎演習B |
| 講師 | 高木 健太郎 | 【詳細】 | 数学、統計学BI、数学の基礎 |
| 講師 | 中筋 麻貴 | 【詳細】 | 数学、統計学A、教養演習C |
| 講師 | 宮崎 直 | 【詳細】 | 数学、統計学A、教養演習C |
※上記以外に、非常勤講師5名が授業を担当している。
| 科目名 | 期間 | 開講期 | 単位 | |
|---|---|---|---|---|
| 外国語系 | 英語AI | 半期 | 前期 | 1 |
| 英語AII | 半期 | 後期 | 1 | |
| 英語BI | 半期 | 前期 | 1 | |
| 英語BII | 半期 | 後期 | 1 | |
| 英語C(学部開設科目) | 通年 | 前期+後期 | 2 | |
| 英語D(学部開設科目) | 通年 | 前期+後期 | 2 | |
| 小計:8 | ||||
| 数理・情報系 | 数学 | 通年 | 前期+後期 | 4 |
| 統計学A | 通年 | 前期+後期 | 4 | |
| 統計学BI(医療衛生学部) | 半期 | 前期 | 2 | |
| 統計学BII(医療衛生学部) | 半期 | 後期 | 2 | |
| 数学の基礎 | 半期 | 前期 | 2 | |
| 発展数学A | 半期 | 前期 | 2 | |
| 発展数学B | 半期 | 後期 | 2 | |
| 情報科学A | 半期 | 前期 | 2 | |
| 情報科学B | 半期 | 後期 | 2 | |
| 情報科学C | 半期 | 前期・後期 | 2 | |
| 情報演習(学部開設科目) | 半期 | 前期・後期 | 1 | |
| 小計:25 | ||||
| 平成15年6月25日(水) 第1回研究発表会実施 研究委員会主催 【題目:ヤーヌスの解剖 −1922年以降の後期カフカ−テクストの構造分析−】 |
題目:ヤーヌスの解剖 ―1922年以降の後期カフカ−テクストの構造分析―
発表概要:
この講演は、野村が2003年1月に東北大学大学院文学研究科に提出し受理され、その後の審査に合格した同題の博士論文の内容を要約して報告したものである。
同博士論文の目的は、第1に、本質的には伝統的な小説にも伝統的な寓話にもどちらにも属さないフランツ・カフカの文学的テクストの構造的な独自性を、すなわちもしそれが「多層的」であるならいかにそれが多層的であるのかを、もしそれが「多義的」であるならいかにそれが多義的であるのかを、もしそれが「開かれた」テクストであるとするならいかにそれが開かれているのかを、1922年以降の後期カフカ-テクストを詳細に分析することによって、明らかにすることである。さらに、同博士論文は、単にテクストの分析を行うだけでなく、後期カフカ-テクストが生み出されていった過程およびその背景をも同時にその論究の対象とすることによって、フランツ・カフカという特異な作家の文学的営みそのものの独自性をも明らかにしようとするものである。
カフカの文学的営みの独自性は、当然のことながらフランツ・カフカという個人の存在の独自性と結び付いている.カフカは様々な対立の狭間に立ち、そこで生きることを余儀なくされた、言わば多数の顔を持つヤーヌス的な人物であった。とりわけ、カフカがプラークに住む西方ユダヤ人であったという事実は重要である。しかながら、カフカの文学的営みの独自性を、カフカ個人の独自性にのみ還元してしまうとしたら、それは誤りであるだろう。カフカは確かに特別な境遇にある人間であったかもしれないが、その当時彼と同様の西方ユダヤ人は何人も、何万人も、あるいは何十万人もいたのである。カフカが抱えていた個人的な問題は、決してカフカだけの問題ではなかった。彼の問題は、きわめて個人的な問題でありながら、同時に普遍性を持つ問題であったと言えるだろう。それは、単に世紀の転換期の西方ユダヤ人たちの問題にとどまらず、ある意味では近代以降の社会に生きる我々自身が今なお共有している問題でもある。
だからこそ、カフカの死後100年も経た現代に生きている我々が、カフカのテクストを読み、そこに今なおリアリティーを感ずることができるのだ。
発表者:野村廣之(基礎教育センター/外国語単位)
日 時:平成15年6月25日(水) 16:30〜18:00
場 所:一般教育部L2号館11番教室