21世紀の予防医学が掲げる目標には、リスク評価・管理・コミュニケーション、疾病の発生予防、健康の質の増進などの課題がある。これらの医学分野における課題と、農学がどのように連携できるかという現代的な問題の解決に取り組むことは、社会の要請に応えるうえで極めて重要である。
20世紀の技術知が生んだ結果は、われわれが生きていく21世紀の世界に、農医連携の科学や教育が必要不可欠であることを示唆している。病気の予防、健康の増進、安全で健康な食品、環境を保全する農業、癒しの農などのために、すなわち21世紀に生きるひとびとが幸せになるために、農医連携の科学や教育の必要性は強調されてもされすぎることはない。医食同源と言う言葉があるにもかかわらず、これまで農医連携の科学や教育はそれほど強調されることがなかったことを省みるべきではなかろうか。
このような認識の下に、本学は「農医連携の教育・研究の推進」を大学全体の教育・研究目標の一つに掲げ、平成17年度よりこれを達成すべく鋭意取り組んできている。
農医連携に関わる学術情報の一部として、これまで開催した北里大学農医連携シンポジウムの模様ならびに毎月1日発行の「情報:農と環境と医療」を以下により配信する。
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