本学院の使命

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本学院の使命(ミッション)について

1892年(明治25年)ドイツのコッホ研究所から帰国した北里柴三郎博士は、同年7月25日内務省辞令によりツツガムシ病調査のため、新潟に向かいました。

北里博士は、ツツガムシ病が細菌とは違う微小な微生物による感染症であること、人から人へと伝染しないことを明らかにし、予防法として、発生地域の河原は焼き払うか濃厚石灰水を散布するよう、皮膚に薄荷油を塗布し虫除けを励行するよう喚起しました。

同年11月伝染病研究所を開設すると、このツツガムシ病の研究は「伝染病研究所一覧」の筆頭に掲げる業績となり、北里博士が「医の基本は予防にあり」として手がけた最初の事案となりました。(北里研究所所内報より)

われわれの「北里」は新潟から始まったのです。

北里博士が新潟でツツガムシ病の調査を始めてから115年、北里研究所を開設し再出発してから97年を経て、2008年4月、社団法人北里研究所と学校法人北里学園は法人統合いたしました。

「学校法人北里研究所 統合元年」です。

これまでの100余年、社団法人北里研究所と学校法人北里学園は、北里博士の実学の精神を受け継ぎ、各種疾病の原因と予防・治療方法の研究を行い,感染症の基礎的研究やワクチン,化学療法薬の開発に努め,社会の長寿化実現に貢献してきました。

そして、1.生命現象の分子機構解明とその諸学問領域への活用、2.医療、保健、福祉の向上、3.資源生物の機能解明とその生産、利用、4.環境の保全と創造の4つに大別される教育・研究分野において、基礎サイエンスを実践に生かせる人材を多数育成・輩出してきました。

2007年に25周年を迎えた本学院は、この北里精神を継承し、医療、保健、福祉の向上に貢献する専門職業人を養成、これまでに4,200名の卒業生を輩出し、社会貢献の一翼を担ってきました。

さて、これからの100年、学校法人北里研究所が「健康・環境・食の連携により、生命科学と医療科学を学ぶ総合大学を目指す」とき、本学院の使命は、健康・環境・食の関わりから、「豊かで穏やかな心と健やかな体を持った人々があふれる社会」の実現に貢献することにあると考えます。

これからの100年は、各種疾病の原因と予防・治療方法の研究による「ひと」の「いのち」の獲得から、土壌や動植物、大気圏や水圏すべての「健康」に関わることで「ひと」が「ひととしていきる」ための「しあわせ」の獲得を目指すことにあるのです。

お年寄りと子供が笑顔でほほを寄せ合っている姿をイメージしてください。この笑顔は、健康な大地で育った健康な食料による健康な身体の賜物なのです。

この、豊かで穏やかな心を「美しいこころ」と、健やかな体を「健康なからだ」と表現、「豊かで穏やかな心と健やかな体」を具現化した姿を「いいかお」と表現することで、本学院の使命(ミッション)と行動目標(ちかい)、スローガンを以下のとおり定めることとします。

本学院の使命(ミッション)

健康・環境・食の関わりから、「豊かで穏やかな心と健やかな体を持った人々があふれる社会」の実現に貢献すること

本学院の行動目標『わたしたち(全学生と全教職員)のちかい』

1.わたしたちは「美しいこころと健康なからだ」を自ら育てます
2.わたしたちは「美しいこころと健康なからだ」について学習と研鑽に励みます
3.わたしたちは「美しいこころと健康なからだ」あふれる人々の社会を創ります

スローガン

 「いいかおしたいね、いいかおみたいね、 さあ、いまからわたしから、」

北里のあゆみ