感染制御科学府

感染制御科学府

感染制御科学府は、21世紀の長寿社会における感染症など重要疾病発症の制御に対する社会的要求に応えるため、北里生命科学研究所を「研究部」とし、その「教育部」として平成14年4月に博士前期(修士)課程が、平成16年4月に博士後期課程が設置されました。
専攻カリキュラムは「感染制御・免疫学履修コース」と「創薬科学履修コース」の2コースに分かれており、感染制御・創薬分野に特化した大学院教育が展開さ れています。従来の大学院研究科が学部の上に位置する縦型のものであるのに対し、学府は学部のない独立大学院として、他研究科とのネットワーク教育を行う ことで感染制御分野の柔軟な連携を図る横型の大学院となっています。また、学府生は博士前期(修士)課程、博士後期課程を通じて北里生命科学研究所等の感 染制御と創薬に関するプロジェクト研究に参加し、先進的研究の最前線を経験することによって実践的研究能力を養うことを特徴としています。
  • 修士課程
  • 博士後期課程

感染制御科学専攻【修士課程】

授業科目

主科目(輪講、特別研究)
○感染制御・免疫学履修コース
ワクチン学Ⅰ、分子ウイルス学Ⅰ 、分子細菌学Ⅰ、感染症学Ⅰ、免疫機能性制御科学Ⅰ
○創薬科学履修コース
微生物創薬科学Ⅰ 、和漢薬利用科学Ⅰ 、細胞機能制御科学Ⅰ、生物有機化学Ⅰ、微生物機能科学Ⅰ、熱帯病制御科学Ⅰ
副科目A
化学療法学、機能性分子科学、新興・再興感染症、有機化学、生命薬学、創薬情報科学、薬理・薬物学
副科目B
ワクチン学Ⅰ 、分子ウイルス学Ⅰ 、分子細菌学Ⅰ 、感染症学Ⅰ、免疫機能性制御科学Ⅰ
微生物創薬科学Ⅰ 、和漢薬利用科学Ⅰ 、細胞機能制御科学Ⅰ 、生物有機化学Ⅰ、微生物機能科学Ⅰ、熱帯病制御科学Ⅰ
関連科目
臨床統計学入門Ⅰ、臨床統計学入門Ⅱ、国際保健学、知的財産論、サイエンスコミュニケーションⅠ
特別演習
基本技術講座
特別講義
感染制御科学特別講義、研究倫理・生命倫理

募集専門分野

感染制御・免疫学履修コース
専攻分野
指導教員
研究内容
ワクチン学
片山 和彦(教授)
  1. ノロウイルス、サポウイルス、アストロウイルス、ロタウイルスなどの胃腸炎ウイルスの新規ワクチン、抗ウイルス薬、消毒薬の研究開発
  2. 胃腸炎ウイルスの感染機構、増殖機構、病原性発現機構に関する研究
  3. 分子生物学的手法、細胞生物学的手法(オルガノイドなど)を用いた胃腸炎ウイルス感受生細胞の構築、ヒト化マウスなど小動物モデルの構築
  4. 構造生物学的手法(クライオ電顕、X線結晶構造解析、NMRなど)を応用したウイルス粒子、ウイルス由来タンパク質、核酸などの分子構造解析
  5. ウイルス感染、ワクチン接種に対する宿主免疫応答の研究
  6. ウイルスの検出法の研究、分子疫学研究と流行予測システム開発
分子ウイルス学
森川 裕子(教授)
  1. HIVの感染病態(急性感染と潜状感染)と細胞間伝播の分子基盤
  2. HIV粒子形成・成熟機構
  3. 新規抗HIV薬の開発研究
  4. インフルエンザウイルスvRNPの分節集合と極性輸送
  5. インフルエンザウイルスHA/NAの極性輸送
  6. インフルエンザワクチンの分子設計
分子細菌学
阿部 章夫(教授)
  1. ボルデテラ属細菌の炎症抑制機構の解析
  2. ゲノムエディティングを利用したエフェクター発現細胞の作製
  3. エフェクター発現細胞を利用したエピジェネティクス解析
  4. エフェクターの局在解析、相互作用する宿主側因子の同定
  5. エフェクター宿主移行の分子レベルでの解析
  6. 感染現象をモニタリングする培養細胞と発現系の構築
感染症学
髙橋 孝(教授)
市中及び院内の重症感染症に関する基礎及び臨床研究
  1. 呼吸器感染症におけるウイルスと病原細菌との病態関連性の解明
  2. 侵襲性レンサ球菌感染症の播種性病態生理の解明に関する研究
  3. 菌血症における原因菌同定に関する迅速遺伝子診断法の開発
  4. インフルエンザを含む気道ウイルス感染症に対する新たな治療戦略
  5. 肥満・糖尿病等の代謝異常(メタボリックシンドローム)と重症感染症発症との関連性の解析
  6. 効果的な医療関連感染管理に繋がるエビデンス作成
創薬科学履修コース
専攻分野
指導教員
研究内容
免疫機能制御科学
渡邉 峰雄(准教授)
  1. 百日咳関連疾患に対するワクチンの開発・改良
  2. 百日咳起因菌の病原性発現機構
  3. 百日咳起因菌に対する感染防御免疫
  4. 非結核性抗酸菌症に対するワクチンの開発
  5. 非結核性抗酸菌の病原性発現機構
  6. 非結核性抗酸菌に対する感染防御免疫
微生物創薬科学
池田 治生(教授)
遺伝子情報を基盤とした創薬のための基礎・応用研究
  1. 有用微生物のゲノム解析及びゲノム情報の機能解析
  2. 遺伝子情報を利用した物質生産への応用
  3. 放線菌の2次代謝における包括的な代謝解析
  4. 休眠遺伝子の覚醒による新たな物質生産への研究
  5. ゲノム情報による2次代謝産物の構造予測に関する基礎的研究
  6. 放線菌染色体の再構成ならびに新たなゲノム改変法の確立
和漢薬利用科学
清原 寛章(教授)
感染症及び免疫・精神神経疾患に対する和漢薬の薬効機序及び薬効成分の解析と応用
  1. 漢方薬の薬理作用、薬効成分、作用機序の総合的解析
    1) アレルギーなどの慢性炎症性疾患に対する粘膜免疫機構を介した漢方薬の薬効と薬効成分の解析
    2) インフルエンザなどの感染症に対する粘膜免疫機構を介した漢方薬の予防/治療効果と作用機序及び薬効成分の解析
    3) うつ様症状などの精神神経疾患に対する漢方薬の効果と作用機序及び薬効成分の解析
  2. 和漢薬など植物素材由来の多糖及びオリゴ糖の腸管免疫系を介した薬理作用及び活性発現機序の生化学的解析と有用素材への開発研究
  3. 和漢薬由来低分子成分の粘膜免疫機構調節作用の解析と有用医薬品素材への開発研究
  4. 漢方薬評価系を用いた有用天然物医薬品素材の探索研究
細胞機能制御科学
塩見 和朗(教授)
微生物由来創薬素材の探索と応用
  1. 微生物の分離と新しい抗生物質の探索研究(ウイルス、薬剤耐性菌、結核、病原真菌、寄生虫などを対象とする)
  2. 微生物由来生物活性物質(制癌薬や昆虫生長制御物質など)の探索研究
  3. 抗生物質や生物活性物質の構造決定と生合成の研究
  4. 抗生物質や生物活性物質の細胞内標的分子の研究
生物有機化学
砂塚 敏明(教授)
感染症及び重要疾患に対する創薬研究
  1. 天然物由来の抗感染症薬(病原微生物、結核、マラリア、寄生虫を含む)の合成研究と創薬研究
  2. マクロライドの有する新作用の解明と合成研究
  3. 天然物由来の有用生物活性物質をリードとする創薬のための合成研究
  4. 微生物由来の生物活性天然物の探索研究
  5. In situ click chemistryを用いた創薬研究
微生物機能科学
松本 厚子(准教授)
創薬のための微生物資源の開拓と応用
  1. 環境からの微生物の分離と分離菌株の分類研究
  2. 特殊環境からの微生物の分離とその応用
  3. 難培養微生物の分離法の開発
  4. 難培養微生物の培養検討と分類研究
  5. 物理化学的性状を指標とした微生物二次代謝産物からの新規物質探索
熱帯病制御科学
岩月 正人(准教授)
熱帯病の治療薬開発を目指した天然化合物の探索
  1. 微生物の生産する熱帯病治療薬シード化合物の探索
    1)マラリア原虫増殖阻害物質の探索
    2)マラリア原虫解毒酵素 glyoxalase I の阻害活性物質の探索
    3)リーシュマニア原虫増殖阻害物質の探索
  2. 熱帯病治療薬シード化合物の構造決定
  3. 熱帯病治療薬シード化合物の作用メカニズムの解明

感染制御科学専攻【博士後期課程】

授業科目

主科目(輪講、特別研究)
○感染制御・免疫学履修コース
ワクチン学Ⅱ 、分子ウイルス学Ⅱ 、分子細菌学Ⅱ、感染症学Ⅱ、免疫機能制御科学Ⅱ
○創薬科学履修コース
微生物創薬科学Ⅱ、和漢薬利用科学Ⅱ、細胞機能制御科学Ⅱ 、生物有機化学Ⅱ、微生物機能科学Ⅱ、熱帯病制御科学Ⅱ
関連科目
サイエンスコミュニケーション(英語)
特別講義
特別講義Ⅱ 、研究倫理・生命倫理Ⅱ
特別演習
感染制御科学特別演習Ⅱ

募集専門分野

感染制御・免疫学履修コース
専攻分野
指導教員
研究内容
ワクチン学
片山 和彦(教授)
  1. ノロウイルス、サポウイルス、アストロウイルス、ロタウイルスなどの胃腸炎ウイルスの新規ワクチン、抗ウイルス薬、消毒薬の研究開発
  2. 胃腸炎ウイルスの感染機構、増殖機構、病原性発現機構に関する研究
  3. 分子生物学的手法、細胞生物学的手法(オルガノイドなど)を用いた胃腸炎ウイルス感受生細胞の構築、ヒト化マウスなど小動物モデルの構築
  4. 構造生物学的手法(クライオ電顕、X線結晶構造解析、NMRなど)を応用したウイルス粒子、ウイルス由来タンパク質、核酸などの分子構造解析
  5. ウイルス感染、ワクチン接種に対する宿主免疫応答の研究
  6. ウイルスの検出法の研究、分子疫学研究と流行予測システム開発
分子ウイルス学
森川 裕子(教授)
  1. HIVの感染病態(急性感染と潜状感染)と細胞間伝播の分子基盤
  2. HIV粒子形成・成熟機構
  3. 新規抗HIV薬の開発研究
  4. インフルエンザウイルスvRNPの分節集合と極性輸送
  5. インフルエンザウイルスHA/NAの極性輸送
  6. インフルエンザワクチンの分子設計
分子細菌学
阿部 章夫(教授)
  1. ボルデテラ属細菌の炎症抑制機構の解析
  2. ゲノムエディティングを利用したエフェクター発現細胞の作製
  3. エフェクター発現細胞を利用したエピジェネティクス解析
  4. エフェクターの局在解析、相互作用する宿主側因子の同定
  5. エフェクター宿主移行の分子レベルでの解析
  6. 感染現象をモニタリングする培養細胞と発現系の構築
感染症学
髙橋 孝(教授)
市中及び院内の重症感染症に関する基礎及び臨床研究
  1. 呼吸器感染症におけるウイルスと病原細菌との病態関連性の解明
  2. 侵襲性レンサ球菌感染症の播種性病態生理の解明に関する研究
  3. 菌血症における原因菌同定に関する迅速遺伝子診断法の開発
  4. インフルエンザを含む気道ウイルス感染症に対する新たな治療戦略
  5. 肥満・糖尿病等の代謝異常(メタボリックシンドローム)と重症感染症発症との関連性の解析
  6. 効果的な医療関連感染管理に繋がるエビデンス作成
ワクチン学
渡邉 峰雄(准教授)
  1. 百日咳関連疾患に対するワクチンの開発・改良
  2. 百日咳起因菌の病原性発現機構
  3. 百日咳起因菌に対する感染防御免疫
  4. 非結核性抗酸菌症に対するワクチンの開発
  5. 非結核性抗酸菌の病原性発現機構
  6. 非結核性抗酸菌に対する感染防御免疫
創薬科学履修コース
専攻分野
指導教員
研究内容
微生物創薬科学
池田 治生(教授)
遺伝子情報を基盤とした創薬のための基礎・応用研究
  1. 有用微生物のゲノム解析及び遺伝子の機能解析
  2. 遺伝子情報を利用した物質生産への応用
  3. 放線菌の2次代謝における包括的な代謝解析
  4. 休眠遺伝子の覚醒による新たな物質生産への研究
  5. ゲノム情報による2次代謝産物の構造予測に関する基礎的研究
  6. 放線菌染色体の再構成ならびに新たなゲノム改変法の確立
和漢薬利用科学
清原 寛章(教授)
感染症及び免疫・精神神経疾患に対する和漢薬の薬効機序及び薬効成分の解析と応用
  1. 漢方薬の薬理作用、薬効成分、作用機序の総合的解析
    1) アレルギーなどの慢性炎症性疾患に対する粘膜免疫機構を介した漢方薬の薬効と薬効成分の解析
    2) インフルエンザなどの感染症に対する粘膜免疫機構を介した漢方薬の予防/治療効果と作用機序及び薬効成分の解析
    3) うつ様症状などの精神神経疾患に対する漢方薬の効果と作用機序及び薬効成分の解析
  2. 和漢薬など植物素材由来の多糖及びオリゴ糖の腸管免疫系を介した薬理作用及び活性発現機序の生化学的解析と有用素材への開発研究
  3. 和漢薬由来低分子成分の粘膜免疫機構調節作用の解析と有用医薬品素材への開発研究
  4. 漢方薬評価系を用いた有用天然物医薬品素材の探索研究
細胞機能制御科学
塩見 和朗(教授)
微生物由来創薬素材の探索と応用
  1. 微生物の分離と新しい抗生物質の探索研究(ウイルス、薬剤耐性菌、結核、病原真菌、寄生虫などを対象とする)
  2. 微生物由来生物活性物質(制癌薬や昆虫生長制御物質など)の探索研究
  3. 抗生物質や生物活性物質の構造決定と生合成の研究
  4. 抗生物質や生物活性物質の細胞内標的分子の研究
生物有機化学
砂塚 敏明(教授)
感染症及び重要疾患に対する創薬研究
  1. 天然物由来の抗感染症薬(病原微生物、結核、マラリア、寄生虫を含む)の合成研究と創薬研究
  2. マクロライドの有する新作用の解明と合成研究
  3. 天然物由来の有用生物活性物質をリードとする創薬のための合成研究
  4. 生体・細胞機能解析のための非天然型生物活性物質の開発
  5. In situ click chemistryを用いた創薬研究
微生物機能科学
松本 厚子(准教授)
創薬のための微生物資源の開拓と応用
  1. 環境からの微生物の分離と分離菌株の分類研究
  2. 特殊環境からの微生物の分離とその応用
  3. 難培養微生物の分離法の開発
  4. 難培養微生物の培養検討と分類研究
  5. 物理化学的性状を指標とした微生物二次代謝産物からの新規物質探索
熱帯病制御科学
岩月 正人(准教授)
熱帯病の治療薬開発を目指した天然化合物の探索
  1. 微生物の生産する熱帯病治療薬シード化合物の探索
    1)マラリア原虫増殖阻害物質の探索
    2)マラリア原虫解毒酵素 glyoxalase I の阻害活性物質の探索
    3)リーシュマニア原虫増殖阻害物質の探索
  2. 熱帯病治療薬シード化合物の構造決定
  3. 熱帯病治療薬シード化合物の作用メカニズムの解明