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整形外科で自家培養軟骨細胞移植術が可能に

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自家培養軟骨細胞移植術が受けられるようになりました(担当:占部 憲)

 平成25年12月から北里大学メディカルセンター整形外科では自家培養軟骨による治療(自家培養軟骨細胞移植術)が受けられるようになりました。

自家培養軟骨とは?

  自家培養軟骨とは、患者さま自身の軟骨から取り出した軟骨細胞を培養して増やしたのち、アテロコラーゲンゲル内で培養してつくられたもので、外傷性軟骨欠損や離断性骨軟骨炎によって膝関節の軟骨が欠けたところにこの自家培養軟骨を移植することによって治療します( この治療法は変形性関節症の治療法ではありません)。

保険適用となりました

  自家培養軟骨を用いた治療は厚生労働省より平成24年7月に日本で初めて承認された治療法で平成25年4月から保険適用になりました。この自家培養軟骨による治療を導入している施設は全国でも数十箇所とまだまだ限られており、埼玉県内では当院が最初の施設です。これによって、いままで治療が難しいと言われていた膝の大きな軟骨損傷の治療が可能となりました。
  軟骨は、膝などの関節内の骨と骨の間にあり、骨同士がスムーズに動くためのクッションの役割を果たしています。骨折しても再びつながる骨と違い、軟骨は一度損傷すると元に戻りません。軟骨には血管や神経が通っておらず、傷を治すために有効な細胞が少ないためです。損傷が小さければ、影響の少ない場所の骨と軟骨をごく小さく切り取り、軟骨が欠けた部分にはめ込む方法があります。ただし損傷が4平方センチ・メートル以上と大きい場合には、有効な治療法がありませんでした。

広範囲軟骨欠損の治療法です

  このように、自然に治ることが難しい軟骨組織ですが、軟骨細胞には増殖する能力があります。そこで、患者さまの軟骨組織の一部を取り出し、軟骨細胞が増殖できるようなで増殖させたのちにコラーゲンの中で培養することによって作られたのが自家培養軟骨です(下の図をご覧ください)。そして広範囲の軟骨欠損にこの自家培養軟骨を移植することで欠損した関節軟骨を修復します。


        自家培養軟骨を用いた治療の流れ

自家培養軟骨

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参考文献
安達 伸生, 越智 光夫:膝関節 関節軟骨損傷に対する手術自家培養軟骨細胞移植術 整形外科サージカルテクニック 1巻4号,P403-413, 2011.

参考記事

再生医療製品事業「自家培養軟骨」とは(JTEC(ジェイテック)ホームページが開きますJTEC(ジェイテック)ホームページへ

よみうり記事

「自家培養軟骨…膝関節内欠損 広くても補完」(読売新聞ホームページが開きます読売新聞ホームページへ



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