北里大学薬学部 北里薬学 教育の特色 生命創薬科学科(4年制)の研究

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学校法人 北里研究所

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北里薬学 教育の特色 生命創薬科学科(4年制)の研究

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【 対象となる学科:生命創薬科学科(4年制) 】

充実した環境で、最先端の研究に挑める生命創薬科学科。

臨床との密接な連携で創薬研究に強みを持つ4 年制の生命創薬科学科

 現代の健康志向や薬学関連領域で求められる人材の多角化に応え、薬学に関する専門的知識と技能を持つ研究者・高度技術者を育てるのが生命創薬科学科です。特に北里の伝統である創薬科学・生命科学分野で活躍できる人材の育成を目指しています。
  将来は大学、研究所、企業の研究者、企業の臨床開発従事者、治験コーディネーター、行政関連分野での公務員など、薬学の知識を生かして社会の幅広い職域で貢献できる人材を育てます。

感染症研究で世界に貢献した北里研究所の伝統を受け継ぎ新しいチャレンジが続いています

 研究成果を社会に還元する実学精神で、感染症研究で貢献した北里研究所。その伝統を受け継ぎ、生命創薬科学科では基礎薬学分野での先進的な研究が生まれ、社会の様々な分野で評価されています。
  また北里大学、東京医科歯科大学、お茶の水女子大学、学習院大学の4大学が連携し、異なる研究領域を包み込んだ学際生命科学「東京コンソーシアム」を通じて、新たな形の人材育成もスタート。様々な形で新たな研究へのチャレンジが続いています。

学部と修士課程の連携や学内での共同研究など、充実した環境から、評価の高い研究が生まれています。

  • 微生物由来の化合物から、新しい高脂血症治療薬の候補物質へ。
    医薬基盤研究所の研究推進事業に採択(2006-2010)。
    代表:供田洋 教授
    動脈硬化の大きな要因となる高脂血症。その新たな治療薬を生み出すため、供田教授を代表とする研究グループは、コレステロールの代謝に関係する酵素ACATに注目。機能や働く場所が異なるACAT1、ACAT2の2タイプの酵素のうち、小腸と肝臓だけにあるACAT2を選択的に妨げる、微生物由来の化合物「ピリピロペンA」を研究。薬学部の長光准教授らと協力して、創薬に向けた「ピリピロペンA」誘導体合成へと大きく展開しています。この研究は北里大学を拠点として、自治医科大学、ベンチャー企業とも共同で実施。その期待の大きさから、医薬基盤研究所の研究推進事業に採択されています。
  • 活性酸素が生み出す過酸化脂質が男性不妊の原因に?
    「脂質ヒドロペルオキシドによる細胞機能制御と疾病との関連の解析」
    (戦略的創造研究個人推進事業「さきがけ研究」2006-2009)
    今井浩孝 准教授
    今井准教授は、活性酸素が生み出す過酸化脂質と病態の関係を探るため、細胞内の過酸化脂質還元酵素GPx4の機能を欠損させたマウスを作成し、その影響を研究しています。精巣でGPx4が欠損すると、精子が折れ曲がって不妊に(写真)。精巣でGPx4が欠損すると、精子が折れ曲がって不妊に男性不妊症のモデルとなることが分かりました。また、GPx4は繊維芽細胞や受精卵で欠損すると細胞死を誘導するなど、生命の維持にも必須な役割を担うことも発見。科学技術振興機構の「さきがけ研究」の採択に加え、2008年「日本酸化ストレス学会学術賞」も受賞しています。
  • 企業を退職後、大学院薬学研究科へ入学。
    日本最高齢の82歳で博士号を取得。
    亀高素吉 氏
    亀高素吉氏は日本最高齢の博士号取得修了生です。企業の会長職を退職後、薬学研究の熱意から北里大学薬学研究科の第1期科目等履修生として入学。その後、講座研究員の形で研究を続け、合計10年間の研究生活を送られました。研究テーマは白内障の早期発見に役立つデジタル撮影システムなど。
  • 脳梗塞の症状を悪化させる仕組みの研究が、
    麻痺などのダメージを減らす治療薬を生む。
    松尾由理 講師
    写真上が通常例。写真下はmPGES-1欠損でダメージ小松尾講師は脳梗塞の病態モデルで症状悪化の仕組みを研究し、酵素「mPGES-1」が梗塞部位に多くでき、様々な機能障害を起こすタンパク質「PGE2」の合成を促すことを発見。mPGES-1を作れない処置したマウスはPGE2の産生も少なく、ダメージも減少します(写真上が通常例。写真下はmPGES-1欠損でダメージ小)。mPGES-1の働きを妨げる物質が見つかれば、麻痺などを減らす治療薬の可能性も。
  • タンパク質立体構造予測コンテスト(CASP)で
    世界トップクラスの実力を証明。
    竹田-志鷹真由子 准教授
    CASPはコンピュータを用いたタンパク質立体構造予測の正確さを競うCASPはコンピュータを用いたタンパク質立体構造予測の正確さを競う国際コンテスト国際コンテスト。竹田-志鷹准教授を中心としたグループは独自に開発した全自動立体構造予測法を用いて参加し、結果発表会において世界トップレベルの成績を収めたグループが依頼を受ける招待講演を3回連続で行うなど、高い評価を受けています。
  • 細菌の重金属トランスポーターを利用して
    強毒を取り込む「環境浄化植物」を開発。
    清野正子 准教授
    清野准教授が取り組んでいるのは、植物を使った環境浄化技術「ファイトレメディエーション」。写真は植物培養細胞にGFP-MerC-SNAREを発現させた例細菌の重金属トランスポーター(MerC, E, F)と、植物SNARE分子との融合タンパク質を植物に発現させ、強毒の重金属を植物の解毒器官である液胞に高蓄積させる「環境浄化のためのバイオテクノロジー」の研究開発がテーマです。写真は植物培養細胞にGFP-MerC-SNAREを発現させた例。融合タンパク質が液胞膜に発現しています。