多細胞生物における様々な生命現象は、基本的には、時間的、空間的に統合された遺伝情報の発現によって制御されています。遺伝情報の発現は、外部環境からの情報を核内の転写因子に伝達する細胞内シグナル伝達と、これによって誘起される転写調節によって制御されていると考えられ、従って、生命現象を分子レベルで解明するためには、その現象に関わる細胞内シグナル伝達経路の解明と、これに伴う遺伝子の転写調節機構の解析が必要であります。本研究室では、哺乳類(マウス、リス等)、魚類、両生類などを材料として、細胞レベルでは増殖・分化・アポトーシスに関して、高次機能レベルでは冬眠あるいは性の決定・分化という現象に関して、分子生物学的、細胞生物学的な観点から、遺伝子工学的手法を駆使し、シグナル伝達および転写調節の研究解析を行っています。 |