トップ> 学科・大学院案内> 生物環境科学科 >生物環境科学科 技術者教育(JABEE)について
生物環境科学科では,前身である生物生産環境学科であった平成15年度入学生から,以下で述べるような「日本技術者教育認定制度」に対応した教育プログラムの認定へ向けて準備を進めてきた。平成18年度には,「環境創造技術プログラム」として,日本技術者教育機構(JABEE)の審査を受けたところである。これまで進めてきた生物生産環境学科の「環境創造技術プログラム」は,生物環境科学科の環境修復コースに引き継がれている。
本学科の環境修復コースの教育プログラムが,JABEEによって「技術者教育プログラム」として認定されれば,技術者教育プログラムとしての「教育の質の高さ」が保証される。そのためこのコースを履修した卒業生は,「技術士の近道」として,技術士の第一次試験が免除され修習技術者となる。修習技術者が実際の現場で技術士補として4年以上の経験をつんだ後,技術士第二試験に合格して,技術士登録することで,技術者として最も優れた「技術士」の資格を取得することができる。
日本技術者教育認定制度の活用が,理工系に限らず農学系の教育機関でも急速に進められており,就職に際しても差別化が始まっている。そのため,環境を保全したり修復したりということができる技術を身につけ,将来,実際の現場でそれが活かせるような分野に進もうとする意欲の高い学生諸君には,「環境修復コース」を選択することを強く勧める。
大学など高等教育機関で実施されている技術者教育プログラムが、社会の要求水準を満たしているかどうかを外部機関が公平に評価し、要求水準を満たしている教育プログラムを認定する専門認定 (Professional Accreditation)制度です。 日本技術者教育認定機構(JABEE : Japan Accreditation Board for Engineering Education/ 設立 1999年11月19日)は、技術系学協会と密接に連携しながら技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体です。
JABEEの主要な活動は,高等教育機関で行なわれている教育活動の品質が満足すべきレベルにあること,また,その教育成果が技術者として活動するために必要な最低限度の知識や能力(Minimum Requirement)の養成に成功していることを認定することである。
| (1) | 大学や教育プログラムは,社会のニーズに一致する使命と目的を明示しなければならない。 |
| (2) | 教育プログラムは,使命と目的に沿う具体的な教育目標を定義し,教育活動の成果がこれらの教育目標と日本技術者教育認定制度が求める教育成果を如何に満たしているかを示さなければならない。 |
| (3) | 教育プログラムを継続的に改善する仕組みを持たなければならない。 学生や就職先企業など顧客層のニーズを取り入れる方法 教育活動を観察して教育成果を測定し分析する方法 (Assessment) 教育プログラムが教育目標を達成しているか否かを判断する方法 (Evaluation) 効果的な自己点検・教育改善システム(組織と活動) |
| (4) | 入学学生の質,教員,設備,大学のサポート,財務などの諸問題を教育プログラムの目標と結びつけて十分検討してあること。 |
これらの項目は,教育機関が,整然とした教育目標と教育戦略を持ち,必要な水準の教育活動を維持し継続的に改善していくために,人的資源や設備が組織的にも財政的にも充分であることを要求している。
JABEEの認定基準と既存の大学評価機関の審査基準に対する考え方には大きな相違がある。既存の代表的な外部評価には「大学設置・学校法人審議会による設置審査」,「視学委員による不定期監査」,「大学基準協会による加入審査」などがあるが,それらの審査基準とJABEEの認定基準との考え方の違いを表1に示す。
| 教育機関の活動 | 機関評価 | JABEE認定基準 (教育プログラム認定) |
| 求める活動 | Inspection | Quality Improvement |
| 評価の視点 | 何をするのか? | 今行なっていることは目的とする学習成果の達成に結び付くのか? |
| 教育活動の立場 | 教育活動そのものが評価対象 | 教育活動は教育成果を達成するための手段 |
| 評価対象 | 入力 (カリキュラム,教員,設備) | 教育成果(Outcomes) |
| Outcomesの役割 | 定義なし | 教育成果は教育活動を改善するための情報源 |
JABEEによる技術者教育プログラムの認定審査は,下記の6つの基準について自己点検書の評価と実地審査によってなされる.
| 基準1 | 学習・教育目標 |
| 基準2 | 学習・教育の量 |
| 基準3 | 教育手段(入学者選抜方法,教育方法,教育組織) |
| 基準4 | 教育環境(施設,設備,財源,学生への支援体制) |
| 基準5 | 学習・教育目標達成度の評価と証明 |
| 基準6 | 教育改善(教育点検システム,継続的改善) |
上記基準2の学習・教育の量は以下の条件があります.
| 人文科学・社会科学に関する教育(語学教育も含む) | 250時間 |
| 数学・自然科学・情報技術に関する教育 | 250時間 |
| 専門技術に関する教育 | 900時間 |
| 実時間の総計 | 1600時間 |
詳しくは,JABEEに関する公式ホームページをご覧下さい。
http://www.jabee.org/