トップ> 学科・大学院案内> 獣医学科> 新着情報 >第317回獣医学科セミナー<Cutting edge>
第317回獣医学科セミナーを以下のように開催いたします。教職員および学生のご参加をお待ち申し上げます。
| タイトル | ダニ媒介性フラビウイルスの病態発現機序の解析〜BSL4施設の使用経験談を交えて〜 |
| 演 者 | 好井 健太朗 (北海道大学大学院獣医学研究科 環境獣医科学講座 公衆衛生学教室・助教) |
| セミナー内容 (要約) |
フラビウイルス感染症はウイルス性の人獣共通感染症であり、脳炎・出血熱等の重篤な臨床症状を引き起こす獣医公衆衛生上重要な疾患です。その中でもダニ媒介性フラビウイルスには、病原性が特に強く、米国等においてBSL-4での取り扱いを要求されるウイルスも存在します。 哺乳動物に感染するダニ媒介性フラビウイルスの多くは、ダニ媒介性脳炎ウイルス(TBEV)に代表されるように脳炎を引き起こします。一方、出血熱を起こすウイルスもあり、オムスク出血熱ウイルス(OHFV)はその一つです。近年の研究により、遺伝子系統樹上TBEVとOHFVは近縁にあることが明らかになってきました。しかし、遺伝子相同性の高いTBEVとOHFVが、脳炎と出血熱といった異なる病態を引き起こす要因は何であるか不明です。私たちの研究グループでは、この病態の相違に関わるメカニズムの解析を行っていますが、今回のセミナーではこれまで明らかになった点に関して紹介するとともに、私が米国・テキサス大学医学校で行ってきたBSL-4施設使用経験談も交えてお話ししたいと思います。 |