北里大学 獣医学部

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獣医学部の魅力

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獣医学部長より、受験生・ご父母の皆様へのメッセージ

獣医学部長 伊藤 伸彦
獣医学部長 伊藤 伸彦

  2012年に創立50周年の節目を迎える北里大学は、生命科学(ライフサイエンス)を広くカバーする7学部15学科の専門分野からなる総合大学で、食と環境から医療まで、7学部が密接に相互連携した教育・研究・診療を最大の特長としています。
  北里大学の中で3番目に設置された十和田キャンパスは、八甲田山や十和田湖のような雄大な自然を間近に抱えた小都市にあり、勉学に専念できる環境であることは獣医師国家試験の合格率が高い(最近10年間の平均合格率が獣医16大学中2位)ことからご理解いただけるかと思います。また、広いキャンパス内を歩けば、羊、馬、牛などをはじめとした動物を見ることができ、都会の大学とはひと味もふた味も違う充実した学生生活を保証いたします。地方都市の特長の一つとして、食と住居の費用が安いため在学中にかかる経費の総額が低くなることも大きな利点と考えております。
  2011年3月に発生した大震災の時には、十和田市も大きな揺れに見舞われましたが、幸いに十和田市内の被災は殆ど無く、福島第一原発の影響もなかったことが十和田市内の放射線測定(獣医学部が協力し、十和田市が実施)の結果からも確認されましたので、安心して学生生活を送ることができます。
  2007年4月に開設された獣医学部では、これまで培ってきた畜産学部や獣医畜産学部の成果と財産を引き継ぎながら、21世紀に必要とされる新たな教育・研究・診療分野を加えて獣医学部の魅力を増し、国際的に通用する人材の育成や研究活動を展開中です。獣医学部に所属する学生は、約1450名が十和田キャンパスに、1年次の約380名が相模原キャンパスに在籍し、北里大学の中でも比較的大きい学部のひとつです。相模原の一般教育部では他学部の学生との交流もあり、ここで得られた交友関係は一生の財産になるでしょう。

参考
「北里大学と十和田市の連携による十和田市内の線量測定結果」

生物環境科学科の魅力

生物環境科学科は、なぜ獣医学部に設置されたのか

世界最北限のサル
   下北に棲息する世界最北限のサルに会える

 最近話題のヒトの新興感染症の発生は、地球規模での環境破壊や開発に伴う生態系破壊が原因の一つと考えられています。また、人口の増加による食料確保のために、環境破壊や動植物の絶滅も危惧されています。このような問題を解決するには、環境工学などの学問や技術だけでは不十分であり、野生動物学、動物行動学、動物感染学のような生命科学を理解し密接に関わってこそ、その力を発揮できるのです。そのために獣医学科と動物資源科学科の教授陣による授業も多数加えました。また、新設の野生動物学研究室には、獣医学と生態学の二人の専門家を配置し、新たな魅力が加わりました。また、地球規模の物質循環を科学する分野には国際的な場で研究活動している教員を配置し、本学を拠点としたフィールドにおける研究成果が期待されます。また、生物環境科学科では、学生の就職力をアップするための計画を多数準備しており、技術系公務員に必須の測量士補の資格取得なども魅力の一つです。


動物資源科学科の魅力

動物資源科学科で学べることが大きく変わりました

双子の子羊
    自分たちで取り上げた双子の子羊を抱いて

  細胞レベルからマウス・ラットやウシ・ヒツジといった個体レベルまでを対象とした動物資源科学科に 、さらに新たな対象としてゲノム科学や伴侶動物が加わりました。例えば、新設の動物行動学研究室には、伴侶動物行動学の専門家と乗馬セラピーの研究者を配置しました。また 、同じく新設の細胞工学研究室では、医学・獣医学・生命工学等への応用範囲が広い幹細胞の研究に力を入れていきます。
  さらに、食品機能安全学研究室は、ストレスや生活習慣病を効果的に予防する機能性食品の開発を進めていますが、これをペットフードにも応用し大学発ベンチャー企業を設立しています。この他 、企業や社会から熱い視線を浴びている細胞分子機能学研究室の乳酸菌の研究など、ホットな話題に事欠きません。
  アニマルサイエンス系とバイオサイエンス系の2つの履修コースを設置しましたが、どちらの履修コースを選んでも、まず広範囲の領域の中から自由に授業を選び 、次により深く勉強し、徐々に高度な専門へと目標を絞っていけるのが大きな魅力といえます。講義や実習には獣医学科や生物環境科学科の教授陣も加わり、幅広いだけでなく非常に奥深くまで学べる大学は 、他にありません。


獣医学科の魅力

北里大学獣医学科、他大学に比べて優れた点は何か?

手術不能の腫瘍には高精度放射線治療を適用
  手術不能の腫瘍には高精度放射線治療を適用
  (右はX線CT画像から作成: 腫瘍が頭蓋骨内に侵入)

 北里柴三郎博士の学問の流れは現在の獣医学科にも脈々と受け継がれています。本学科の最も大きな特徴は、予防衛生系や生体機構系の各研究室における充実した研究体制であり 、国際的なレベルの研究論文が続々と生まれています。このように研究活動に学生が直接関わることができる大学は非常に少なく、卒論研究によって問題解決の手法や能力を習得した卒業生は 、どの分野に進んでも高く評価されています。
  また本学獣医学科の大きな特長の一つは、十和田周辺の畜産地帯を背景とした大動物臨床であり、診療車での往診の実地体験とともに 、予防獣医学の真髄を学ぶことができます。
  さらに、2008年4月に開院した小動物診療センターは、5−6年生の臨床実習を中心に全学年で利用されています。新しい小動物診療センターは高度獣医療センターとして位置づけられ、我が国では初めての獣医核医学施設や高精度放射線治療施設などは 、がんの早期発見・早期治療を目指し、物言わぬ動物だからこそ高度医療が必要と考える私たちの理想を示すものです。高度獣医療施設は 、本学の教育・研究だけでなく 、国内外の専門獣医師の高度獣医療研修にも利用される予定です。このように動物だけでなくヒトの医療にも還元されるような、国際的な研究や臨床活動に在学中から深く関わることができるのが 、北里大学獣医学科の最大の魅力といえましょう。
  獣医学科教員一同、十和田キャンパスであなたをお待ちしています。