NEWS & REPORTS
2024.05.07
2024
ファカルティリポートNo.1
新任教員自己紹介(化学・笠原 康利 准教授)
2024年4月より、本学理学部から一般教育部に移動・着任した笠原康利です。一般教育部では、化学、化学要習および化学実験を担当します。専門分野は物理化学分野の溶液構造および結晶構造学です。
私は大学院生時代まで、様々な分光学的測定方法を利用して、溶液中で生じる分子構造の変化や分子間相互作用を理解するために研究を行ってきました。生体内反応における溶液状態での分子間相互作用は、鍵と鍵穴のように分子構造を互いに認識し合う必要があります。そこで、より正確な分子の三次元構造情報を得るために、溶液中での分子の動態に焦点を当てた研究を行うことにしました。
本学理学部に助手として着任してからは、単結晶X線構造解析を中心に、静的な分子の三次元的構造に関する研究を行っています。現在は、東京大学の藤田教授が開発された『結晶化が不要な結晶スポンジ法』を利用した研究を進めています。この結晶スポンジ法は、ジャングルジムのような構造を持ち、その空孔内部に分子を閉じ込め、X線によって分子の立体構造を決定する方法です。この単結晶中の空孔内部は、非常に小さな液体状態とみなすことできます。現在は、この手法を用いて、先述した動的な分子の構造解析手法を開発することに取り組んでいます。
私の化学の講義は、『変化を楽しむ』=化楽として、皆さんが学びやすくなるのではないかと考えました。講義では、音楽のライブのように皆さんの反応、『分かった時=分かった、わからない時=わからない』を見ながら行うように心がけています。ぜひ楽しみながらリアクションして私の化楽を学んでください。
ますます多様化が進むであろう未来を生き抜くために、沢山の変化を楽しみながら、様々な教養科目を学びましょう。
私は大学院生時代まで、様々な分光学的測定方法を利用して、溶液中で生じる分子構造の変化や分子間相互作用を理解するために研究を行ってきました。生体内反応における溶液状態での分子間相互作用は、鍵と鍵穴のように分子構造を互いに認識し合う必要があります。そこで、より正確な分子の三次元構造情報を得るために、溶液中での分子の動態に焦点を当てた研究を行うことにしました。
本学理学部に助手として着任してからは、単結晶X線構造解析を中心に、静的な分子の三次元的構造に関する研究を行っています。現在は、東京大学の藤田教授が開発された『結晶化が不要な結晶スポンジ法』を利用した研究を進めています。この結晶スポンジ法は、ジャングルジムのような構造を持ち、その空孔内部に分子を閉じ込め、X線によって分子の立体構造を決定する方法です。この単結晶中の空孔内部は、非常に小さな液体状態とみなすことできます。現在は、この手法を用いて、先述した動的な分子の構造解析手法を開発することに取り組んでいます。
私の化学の講義は、『変化を楽しむ』=化楽として、皆さんが学びやすくなるのではないかと考えました。講義では、音楽のライブのように皆さんの反応、『分かった時=分かった、わからない時=わからない』を見ながら行うように心がけています。ぜひ楽しみながらリアクションして私の化楽を学んでください。
ますます多様化が進むであろう未来を生き抜くために、沢山の変化を楽しみながら、様々な教養科目を学びましょう。