回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟のご紹介

●リハビリテーションとは

病気や怪我によって損なわれた心身機能や生活を、ご本人の機能や能力を高めたり、環境や道具を工夫したりすることで補い、再び自分らしい生活を取り戻すことを指します。

●回復期リハビリテーション病棟とは

病気や怪我、手術をして間もない急性期を脱した後に症状や障害が残り、退院に不安のある患者さまがいらっしゃいます。
回復期リハビリテーション病棟は、このような患者さまを対象としています。入院中、専門スタッフによる集中的なリハビリテーションを実施し、心身の回復と、自分らしい生活への復帰をめざす病棟です。

一般社団法人 回復期リハビリテーション病棟協会
http://www.rehabili.jp/visitor.html

当院における回復期リハビリテーション病棟の特徴


●大学病院の回復期リハビリテーション病棟

全国的にみて、回復期リハビリテーション病棟をもつ大学病院は多くありません。当病棟はスタッフ一丸となり、患者さまの自宅復帰や社会復帰をめざします。またリハビリテーションにおける先進的研究と実践も行なっていきます。当病棟はスタッフ一丸となり、患者さまの自宅復帰や社会復帰をめざします。

●北里大学病院との情報共有

当病棟は、主に北里大学病院で急性期治療を終えた患者さまを受け入れます。北里大学病院で受けた治療、心身の状況については、当病棟においても把握できます。よって当病棟への転院後も、安心してリハビリテーションを継続することができます。

●充実の365日リハビリテーション

回復期リハビリテーション対象の患者さまにつきましては、土日祝日を問わず、専門的なリハビリテーションを受けることができます。充実のリハビリテーションによって、早期回復を目指します。

●チームによる集中的なリハビリテーション

当病棟では患者さま一人ひとりに対し、各医療専門職が連携をとりながら、責任をもってリハビリテーションにあたります。

  • リハビリテーション医
    リハビリテーション医
    各専門職と連携をとりながら、リハビリテーションを提供していきます。病状だけでなく、患者さま、ご家族に配慮した、よりよいリハビリテーションの遂行に配慮します。
    公益社団法人 日本リハビリテーション医学会 http://www.jarm.or.jp
  • 理学療法士(Physical Therapists、PT)
    理学療法士(Physical Therapists、PT)
    下肢の訓練、下肢装具、寝起きすること、立つこと、歩行、杖、歩行器、車いすなどに関して対応します。患者さまの状態を確認しながら、一人ひとりに合った目標を定め、早期回復を目指して訓練を行っていきます。また退院後の家屋環境について、改修業者との調整や生活上のアドバイスを行います。
    公益社団法人 日本理学療法士協会 http://www.japanpt.or.jp
    公益社団法人 神奈川県理学療法士会 http://www.pt-kanagawa.or.jp
  • 作業療法士(Occupational Therapists、OT)
    作業療法士(Occupational Therapists、OT)
    上肢および高次脳機能障害の訓練、上肢装具、食事、トイレ、整容、着替え、入浴、ときには調理、掃除などに加え、各種福祉用具に関して対応します。できる限り病前の生活スタイルに近づけられるように努めるとともに、患者さまにとって最適な生活方法を検討していきます。
    一般社団法人 日本作業療法士協会 http://www.jaot.or.jp
    一般社団法人 神奈川県作業療法士会 http://kana-ot.jp
  • 言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapists、ST)
    言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapists、ST)
    会話、ことばの読み書き、発声・発音、飲みこみの訓練などを行います。より円滑にコミュニケーションできるように、ご家族へのご指導を含め対応いたします。また口から安全にお食事できるように訓練やアドバイスを行います。言語の回復には時間のかかることは多いですが、退院後も外来でリハビリテーションを継続していくことが可能です。
    一般社団法人 日本言語聴覚士協会 https://www.jaslht.or.jp
    神奈川県言語聴覚士会 http://www.kanagawa-st.org
  • 看護師・介護福祉士・看護補佐・看護クラーク
    看護師・介護福祉士・看護補佐・看護クラーク
    看護師・介護福祉士は患者さまが安心して在宅復帰へ向けたリハビリテーションが受けられるように、入院生活をサポートいたします。
    リハビリテーション以外の時間も退院後の生活を見据え、日常生活動作の獲得を目指した支援や、退院後の生活に合わせた退院調整などを行います。また、入院生活や退院後の生活についての疑問や、不安が軽減できるようお手伝いさせていただきます。
    看護補佐は看護師の指示のもと、患者さまの日常のお手伝いや、シーツ交換などの環境整備を行います。
    看護クラークは、患者さまの入院から退院までの事務処理のお手伝いをさせていただきます。
  • ソーシャルワーカー(社会福祉士 略称はSW)
    ソーシャルワーカー(社会福祉士 略称はSW)
    傷病、障害によって生じる家庭内生活・社会生活の課題について、その解決方法について一緒に考え、支援する職種です。介護保険や障害福祉のサービス利用について、地域の関係職種(ケアマネージャーなど)と連携して、退院後の生活がスムースに始められるようお手伝いいたします。
    公益社団法人 日本医療社会福祉協会 http://www.jaswhs.or.jp
    神奈川県医療社会事業協会 http://www.msw-kana.jp
  • 管理栄養士
    管理栄養士
    患者さまの栄養状態を確認しながら、食事栄養面でサポートしていきます。
    患者さまの病状やリハビリの状況に適したお食事・経腸栄養剤を提供し、全身状態の改善へ繋げていきます。また、退院後も安心して食生活が送れるよう、患者さま個々の食習慣に配慮した食事栄養相談を行っていきます。
    公益社団法人 日本栄養士会 http://www.dietitian.or.jp/
    公益財団法人 神奈川県栄養士会 http://www.kana-eiyo.or.jp/
  • 薬剤師
    薬剤師
    患者さまが安心して治療を受けられるように、薬の専門家として医師の処方を確認し、内服薬や注射薬を調剤します。患者さまに薬をお渡しする際には、薬の飲み方、使い方、作用や注意事項を説明し、服薬状況や副作用などを確認させていただきます。さらに、他職種と連携し、個々の患者さまにあった薬の服用方法やご自宅での管理方法、剤形などを提案し、退院後も含めた薬物療法全般をサポートさせていただきます。

●自宅退院を目指した計画的なリハビリテーション

入院したそのときから、回復へ向けたリハビリテーションが開始されます。将来の自宅(ご家族宅などを含む)退院のために、患者さまの状態を日々細かく評価し、計画的にリハビリテーションを進めさせていただきます。各専門職が立案しましたリハビリテーション計画は、頻繁に情報交換され、修正されます。当病棟に入院中は、患者さま一人ひとりその生活に合わせ、以下のことに配慮してリハビリテーションが進められます。

●安心して退院できる環境を設定

病気やけがで障害をもつと、病前、問題なく過ごされていた自宅環境でも、生活しにくくなることがあります。このような場合、PTやOT、SWなどがご自宅へ伺い、安心して退院できるようにお手伝いします。退院前に試験的に外泊していただき、環境や介護の面から、問題なく退院可能かどうかチェックすることもあります。このように、ご自宅への復帰に際しましては、万全を期させていただきます。

●当院における退院後のフォローアップ

退院間近になっても障害が継続している場合、地域のリハサービスへ繋げる間、当院外来におきまして、定期的にリハビリテーションを受けることができます。

対象となる患者さまと入院できる期間

対象となる患者さま 入院できる期間
  • 脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)
  • 脊髄損傷
  • 頭部外傷
  • くも膜下出血のシャント手術後
  • 脳腫瘍
  • 脳炎
  • 急性脳症
  • 脊髄炎
  • 多発性神経炎(ギランバレー症候群など)
  • 多発性硬化症
  • 腕神経叢損傷
  • 義肢装着訓練を要する状態
発症または手術後
2ヶ月以内
入院日より150日以内
※ただし以下の場合は、発症日または手術日より180日以内
  • 高次脳機能障害を伴った重症脳血管疾患
  • 重度の頸髄損傷
  • 頭部外傷を含む多部位外傷
  • 大腿骨骨折
  • 骨盤骨折
  • 脊椎骨折
  • 股関節骨折
  • 膝関節骨折
  • 2肢以上の多発骨折
発症または手術後
2ヶ月以内
入院日より90日以内
  • 外科手術又は肺炎等の治療時の
    安静による廃用症候群
発症または手術後
2ヶ月以内
入院日より90日以内
  • 大腿骨の神経、筋又は靱帯損傷
  • 骨盤の神経、筋又は靱帯損傷
  • 脊椎の神経、筋又は靱帯損傷
  • 股関節の神経、筋又は靱帯損傷
  • 膝関節の神経、筋又は靱帯損傷
損傷後1ヶ月以内 入院日より60日以内
  • 股関節置換術後
  • 膝関節置換術後
受傷または手術後
1ヶ月以内
入院日より90日以内

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