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概要

禁煙外来では、ニコチン依存症に必要な治療を保険診療で行っています。また、ニコチン依存症ではないが、すぐに禁煙したいという方を対象に自費診療を実施しています。

対象疾患

ニコチン依存症

ニコチン依存症は習慣的な喫煙による疾患です。喫煙することによって咳や息切れが生じるほか、喫煙できないと疲労感やイライラするなどの禁断症状があらわれ、喫煙をやめられなくなります。喫煙は、脳卒中や高血圧、動脈硬化、がんなどの原因となります。たとえ何十年吸い続けていても、タバコをやめたその日から体に変化があらわれ始めます。初めのうちは、ニコチンの禁断症状があらわれるため、少しつらいかもしれませんが一時的なものです。タバコをやめれば、がんの発生率や死亡率も確実に低下します。自分の健康のため、また、周囲の方のためにも禁煙しましょう。

おもな症状

喫煙にともなう諸症状

咳、痰、息切れなど

喫煙できないときの禁断症状

イライラ感など

診療内容

看護師による問診、ニコチン依存度の判定、呼気中一酸化炭素濃度検査を実施後、医師によるカウンセリングを行います。必要に応じて禁煙補助薬(ニコチンパッチ、バレニクリン)を処方します。原則として、3カ月間に計5回の外来受診となります。
診療費は、保険診療では約1万8千円、自費診療では約6万円です。

次の4つの条件に該当する方は保険適用にて受診可能です。

  1. タバコ依存症スクリーニングテスト(TDS)で、ニコチン依存症と診断された方
  2. ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方
  3. 直ちに禁煙することを希望している方
  4. 禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意している方

◇参考「タバコ依存症スクリーニングテスト:TDS(Tobacco Dependence Screener)」

判定方法:以下の質問に答え、合計回答得点が5点以上を「ニコチン依存症」と診断します。

1 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 はい(1点) いいえ(0点)
2 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 はい(1点) いいえ(0点)
3 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。 はい(1点) いいえ(0点)
4 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) はい(1点) いいえ(0点)
5 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 はい(1点) いいえ(0点)
6 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 はい(1点) いいえ(0点)
7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 はい(1点) いいえ(0点)
8 タバコのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 はい(1点) いいえ(0点)
9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 はい(1点) いいえ(0点)
10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 はい(1点) いいえ(0点)

※禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。

当外来の診療は水曜日午後(※完全予約制)に行っていますが、呼吸器内科外来でも随時行っています。

医師紹介

3名の呼吸器専門医が交代で診療を担当します。

氏名 役職・専門・出身 資格等
鈴木 幸男(すずき ゆきお)
<役職>
総合内科部長、感染管理室室長

<専門>
内科一般、呼吸器疾患
<出身>
慶應義塾大学医学部(1982年卒業)
慶應義塾大学大学院医学研究科(1987年修了)
日本内科学会認定内科医・指導医
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
日本医師会認定産業医
身体障害者福祉法指定医
インフェクション・コントロール・ドクター(ICD)
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
日本禁煙学会専門医
日本がん治療認定医機構暫定教育医・がん治療認定医
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
日本人間ドック学会人間ドック認定医・健診専門医
日本感染症学会暫定指導医
肺がんCT検診認定機構肺がんCT検診認定医
日本結核病学会 結核・抗酸菌症認定医
人間ドック健診専門医
難病指定医

医学博士

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