特色ある大学教育支援プログラム（特色GP）

北里大学の教育課程の工夫改善に関する取組が、文部科学省・平成15年度「特色ある大学教育支援プログラム」に選定されました。概要は次のとおりです。

本学は、日本の薬学教育に不足していた「医療人としての質の高い薬剤師養成」の教育を、実務実習とその事前教育の工夫改善によって充足し、基礎薬学と臨床薬学を両輪とする「新時代の薬学教育モデルの構築」を目指して長年にわたり段階的に取組んできた。

同じキャンパス内にあり、教育連携をとる北里研究所病院内に薬学部臨床薬学研究センターを設置したほか、２つの大学附属病院や実習委託薬局、米国ケンタッキー大学など国内外の諸機関と密接な教育連携を図りつつ、学士課程と修士課程を連結させた薬学６年一貫教育モデルを体系化した。学年毎に、到達目標と方略、教育成果の評価法を設定すると同時に、患者の視点を有したヒューマニティーの育成など、教授法や実習方法にも工夫を加えた。

本取組は、これら教育課程の工夫改善を通して、学生に「薬の専門家」としての責任の重さを強く認識させ、医療現場で高度に役立つ薬剤師を養成しようとするものである。