第6回北里国際貢献賞の授賞について

第6回北里国際貢献賞の授賞について

 本学では、2017年度に、本学の卒業生あるいは大学院修了生の中から、国際的に顕著な貢献活動を行い本学の名声を高めた者を表彰し、もって卒業生・在学生の国際貢献意識の醸成を図ることを目的に「北里国際貢献賞」を創設しました。
 学長・副学長により構成された選考委員会(委員長:島袋香子学長)の審査を経て、北里大学学部長会の協議の結果、以下のとおり決定しました。

受賞者

斉藤 信吾 
 中央労働災害防止協会 認証事業執行責任者
 安全衛生マネジメントシステム審査センター 所長
 北里大学衛生学部卒業

斉藤信吾

授賞理由

 斉藤氏は、JICA(国際協力機構)がマレーシアを対象に実施した労働安全衛生能力向上プロジェクト(2000年〜2005年)の長期専門家として、2003年から3年間マレーシア国立労働安全衛生研究所(NIOSH:National Institute of Occupational Safety and Health, Malaysia)に労働衛生工学分野の技術移転を行い、同国の労働災害及び職業病の減少に寄与した。技術移転では、作業環境測定方法、環境試料分析方法、リスクアセスメント手法、リスク低減対策手法及び労働安全衛生マネジメントシステム構築・運用方法等の労働災害防止の具体策について指導を行った。
  また、働く人の健康と安全を推進するためのISO規格を策定する国際委員会に日本代表エキスパートとして参加し、各種国際規格に日本国としての意見を反映させた。中でも、働く人の健康と安全を推進し、労働災害と職業病を防止するための規格であるISO45001は、84か国の代表が集まって作成されたもので、世界170か国の約25万事業場で認証が取得されるに至った。働く人の健康と安全推進は企業の社会的責任(CSR)であることから、世界各国でISO45001の認証取得が取引条件や入札条件に含まれている。
 さらに、安全衛生にかかる各種国際規格を和訳し日本産業規格(JIS)を作成するともに、解説書の執筆、規格の講演などISO規格の普及に貢献したことで2018年に一般財団法人日本規格協会の標準化奨励賞を受賞した。また、ISO 45001は、職業病を予防し快適な職場環境を形成するツールであることから、2016年から産業医科大学にて産業医学基礎講座、2018年には産業医学基礎研修の講師として同規格について講義を行い、2021年には同学の最優秀講師賞を受賞している。

受賞者一覧