研究科長挨拶
医療系研究科長
岩渕 和也
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北里大学は、生命科学の総合大学として大学院組織もまた各種専攻が整備されております。医療系研究科(修士課程・博士課程)は、医学・医療科学の大学院として既に開設されていた医学研究科(医学部)と衛生学研究科(医療衛生学部)の二研究科を統合・再編し、1998年に設置されました。

本研究科は、学群という専門領域が似通った専攻(特論)の集合体から構成されています。したがって、学群は大学院における教育や研究のみならず、学位審査においても機能する有機的なユニットとなっています。医学部・医療衛生学部には多くの共通する医学研究領域があり、卑近な例をとれば生体機能医科学群には細胞免疫学と臨床免疫学の二特論科目があり、免疫学の研究を希望する大学院学生の選択の幅を拡げております。旧弊な講座制を廃した北里大学の大学院らしく、学群内・学群間での各専攻の敷居が低く、自由度の高い単位取得制度が保証されているのが特徴です。また、大学院生に医学研究倫理を学んで頂くため、医療人間科学群の関連科目は原則として全学群で必修となっております。修士課程(医科学専攻)・博士課程(医学専攻)共通に基礎医学(6学群・修士62特論/博士55特論)・医療人間科学(1学群7特論)、博士課程(医学専攻)の臨床医科学(1学群35特論)に多数の特論が開設され、在学中の海外留学支援制度も充実しております。希望者には学位取得後に海外の協定締結大学院への博士研究員として、留学のレールも敷かれています。さらに、医学物理士養成コース・臨床心理学コース・がん個別化医療専門医養成コースなど専門職を目指す専門大学院コースが用意されております。このように多くの分野を擁しておりますが、研究遂行にあたっては通底する医学研究倫理の理解と実践が欠かせません。そのため、研究行動規範を学ぶ「医学研究倫理学」が全学群で必修となっております。

結びに、これまでご説明した自由度の高い教育・研究システムもさることながら、本研究科には素晴らしい研究指導教員(大学院教員)が揃っておりますことを強調しておきたいと存じます。是非、多くの方が本研究科に進学され、先端的医学研究者・高度医療専門家・医育機関における優れた教育者として日本国内だけに留まらず世界に羽搏いて行けるよう心より祈っております。