諸分野を横断し多角的に学ぶ。
革新的医学・医療を北里から

多様な背景を持つ師や仲間と
交流し、次代の医科学を
担う力を身につける
本研究科では医学・医療の発展に広く貢献する人材を育成するために、さまざまな専門分野から学生を募っています。医科学専攻(修士課程)では、医療技術系、医薬系、看護系、理工系の各分野で活躍する学生が集まり、異なる視点から意見を出し合い、各々の研究テ―マに取り組み、そこで得た知見を自身の仕事にも活かしています。
医学専攻(博士課程)では、医科学専攻の修了者や医学・歯学・獣医学課程の修了者を対象により研究を深化。高度専門医療人の育成につなげています。また、近未来社会の要請に備えて、各課程に高度専門職コースを設置。医科学専攻では医学物理士養成コース、臨床心理学コースがあり、修了時にこれらの資格試験の受験資格を得ることができます。
自由な発想で医科学を学ぶための教育・研究システム
本研究科の大きな特長である学群制度。学群とは大学院の教育・研究の対象となる一科学領域を指し、関連する複数の専門分野(特論)で構成されています。
本研究科では基礎医学・臨床医学の垣根を超えた 8 つの学群を設置。学位論文の発表も学群単位で行われ、学群間の共同プロジェクトも実施。学生が自由な発想のもと、主体的かつ有機的、効果的に医科学を学ぶことができます。

主体的・学際的な研究活動を
通じ自立した研究者へと
成長できる環境
学生独自のプロジェクト研究では研究の立案・実施、成果発表に至るまでのプロセストレーニングを経験。学内外の第三者からも評価を受けられるなど、自立した研究者になるべく研鑽を積むことができます。また、他分野の学生・教員と協力して研究に取り組む機会もあり、異なる視点を持つ研究者と接することで新たな気づきが得られ、自身の研究をより深めていくことが可能に。



学祖の遺志を受け継ぎ
最先端の医科学教育・研究で
社会に貢献し続けた学び舎
1998年、北里大学の医学研究科(医学部)と衛生学研究科(医療衛生学部)を統合・再編し、設立されたのが本研究科です。当時、学部の枠を超えた研究科は国内初でした。以来、本研究科は、広く医学・医療に貢献する研究者、医療技術者、医療現場の指導者を輩出してきました。また、分野の垣根を越えたリベラルな教育・研究制度、チーム医療教育や農医連携、全人的医療を実践するための医療人文科学の導入など、社会の要請に応える教育・研究も行ってきました。学祖である北里柴三郎は、「事を処してパイオニアたれ。人に交わって恩を思え。そして叡智をもって実学の人として、不撓不屈の精神を貫け」と常々門下生に語ったといいます。医療・医学の発展のために力を尽くした北里の精神は、今も本研究科に脈々と受け継がれています。
学祖北里柴三郎と学校法人北里研究所の歩み
近代日本の予防医学の基礎を築いた北里柴三郎。彼の遺志を体現すべく、北里大学、そして本研究科が設立され、今に至ります。北里の功績や医療にかける思いは今後も色あせることなく、後世へと語り継がれていくに違いありません。
