臨床心理学コース

医療系研究科 臨床心理学コース[修士課程]

北里大学大学院医療系研究科修士課程臨床心理学コースは、2018年4月から、 臨床心理士および公認心理師の両カリキュラムに対応しています。

本コースの特色

北里大学は、医学や薬学など生命科学に特化したいわゆる理系の総合大学です。多くの学生が、医療やその関連領域の職場に就職します。ここで、学ぶ知識や方法論は、分子遺伝学、分子免疫学、神経科学など先端の生命科学に基づくものです。医学部と医療衛生学部という2つの医療系学部を基礎となる学部とする大学院医療系研究科は、すべての院生に医療カウンセング学、臨床心理学、医療福祉学などの医療と人間科学の学際領域(医療人間科学)の講義を履修することを義務づけるという特色を持っています。治療チームや研究チームの中で、主として人に関わる研究や臨床実践を学ぶ院生たちに、心や社会の問題について学び、考える機会を提供するための履修科目です。この教育システムは、人の心や社会への目差しを失わないバランスの取れた医療人や研究者を養成するために考えられ、その医療人間科学の講義を担当する教員中心に医療人間科学群が構成されています。2012年4月に創設された臨床心理学コースも医療人間科学群の教員が担当しています。北里大学大学院の臨床心理学コースは、医療をはじめ、教育・福祉・産業・司法の関連領域に貢献できる臨床心理士および公認心理師の養成を目指しています。

理念・目的

医科学専攻修士課程臨床心理学コースは、心理系、医療技術系、薬学系、看護系などを修学した者で、臨床心理士資格取得を目指し、医療・教育・福祉・産業・司法の分野で臨床心理学の専門家として、社会貫献ができる人材を主な対象として創設されました。医療系の大学院の中に設置されるという特色を生かして、医学・医療の学識も身につけた臨床心理士および公認心理師の養成を行うとともに、医療科学や臨床心理学分野での研究能力と幅広く臨床心理学を実践する専門技術を育むことを目的としています。

臨床心理学コースの概要

取得できる学位 :
修士(医科学)又は修士(医療科学)
取得できる資格 :
臨床心理士資格試験受験資格
公認心理師国家試験受験資格(学部において「省令で定める科目」を履修し卒業しておくこと)
開設時期 :
2012年4月1日
指定 :
臨床心理士第1種指定大学院 〔(財)日本臨床心理士資格認定協会による指定〕

*2018年4月より、公認心理師カリキュラムに対応しています。

教員の紹介

氏名専門分野主な専門領域
生地  新
教授
発達精神医学精神分析学、発達精神医学(児童青年精神医学)、社会精神医学
岩滿 優美
教授
医療心理学医療心理学、健康心理学、サイコオンコロジー
田ヶ谷 浩邦
教授
臨床脳神経心理学/睡眠医科学精神医学、睡眠医学、疫学
田中 克俊
教授
産業精神保健学産業精神保健学、精神医学、産業医学
深瀬 裕子
准教授
臨床脳神経心理学/睡眠医科学臨床心理学、発達心理学、高齢期心理質的研究法
市倉 加奈子
講師
臨床脳神経心理学/睡眠医科学臨床心理学、医療心理学、緩和医療
沢 哲司
講師
発達臨床心理学発達の査定、学校臨床、家族臨床
発達精神医学
教授:生地おいじ 
あらた

精神科専門医・精神科指導医・臨床心理士

発達精神医学の研究室(特論)は、児童青年期の精神疾患や発達上の心の問題についての臨床的な研究を中心に据えています。指導教授の生地は、児童青年精神医学と精神分析的心理療法を専門にしています。いわゆる虐待を受けた子どもの心の問題への支援といわゆる「発達障害」を持つ親と子どもへの支援を実践し、研究しています。精神分析的心理療法の他に、応用行動分析、集団療法、描画療法、施設・学校・教育センター・児童相談所へのコンサルテーション、親や里親の支援を行ってきました。
子どもや青年の心の問題は、精神医学的な診断だけで十分に理解できるものではなく、子どもの情緒や対人関係、認知、運動機能などの発達状況や養育環境、学校環境、地域社会の環境など様々の要因を考慮する必要があります。従って、研究方法も多岐にわたりますが、当研究室では、主として疫学的な方法や質的研究方法、事例研究を用いて、この領域にアプローチしています。

発達精神医学・研究のテーマ

  1. 児童福祉施設における被虐待児の精神保健と心理的ケアに関する研究
  2. 発達障害の診断評価と家族支援の研究
  3. 学校のメンタルヘルス(いじめや自傷行為など)に関する研究
  4. 親子間の情緒応答性に関する研究
  5. 子どもの精神疾患への臨床心理学的アプローチに関する質的研究
発達精神医学特論の所属する医療人間科学群には、臨床心理学コース(修士課程)とそれ以外の通常の修士課程のコースがあります。臨床心理学コースの修士課程を修了すると、所定の単位が取れていれば、臨床心理士および公認心理師の受験資格を得ることができます。通常の修士課程や博士課程には、助産師、児童精神科医、小児科医、言語聴覚士、養護教諭などのコメディカルの方や関連する専門職の方が在籍しています。

これまでの修了生の学位論文(主学術論文)

博士課程・論文博士の学位論文

  • Intentional self-harm and related factors from preadolescence to adolescence
  • Cognitive impairments and attention deficits in obsessive compulsive disorder
  • Poor performance on the Iowa Gambling Task in childhood-onset obsessive-compulsive disorder
  • Sleep problems among junior high school students with major depressive disorder
  • Sleep deficiency and sleep problems interfere with cognitive function and induce a variety of problematic daytime behaviors (hyperkinesis, attention deficit, and instable emotion) in children
  • Dysfunction of orbitofrontal and dorsolateral prefrontal cortices in children and adolescents with high-functioning pervasive developmental disorders

修士課程学位論文

  • ペアレント・トレーニングが子どもの行動と養育者の精神的健康に与える効果についての研究
  • 教師の負担感の軽減にスクールカウンセラーが貢献できる可能性についての研究
  • 障碍児・者のきょうだいの児童青年期の心理発達過程に関する研究
  • Picture Exchange Communication Systemによる訓練の自閉性障害児の不適切行動に及ぼす影響
  • Picture Exchange Communication Systemによる訓練が自閉性障害を持つ児の精神発達および養育者のメンタルヘルスに及ぼす効果に関する研究
  • 青年期の対人ストレス状況における援助要請行動の背景要因に関する研究
  • 絵カード交換式コミュニケーション・システム(PECS)が自閉スペクトラム症を持つ人とその家族の生活に及ぼす効果 -養育者に対するインタビュー調査からの検討-
  • 自閉スペクトラム症児を育てる親のストレスとソーシャルサポートに関する検討
  • 困難な経験の自己開示が心理状態に及ぼす影響についての研究
  • 児童青年期における自閉スペクトラム症患者の実行機能
  • 小中学生における学校適応アセスメントにかかわる理論モデルの検討
  • 児童における協調運動の問題と自己効力感と抑うつとの関連

その他

指導教授の生地は、日本児童青年精神医学会認定医、日本精神分析学会認定精神療法医スーパーバイザーや日本描画認定描画療法士などの資格を持っています。精神分析的心理療法などの専門的な指導は、修士課程修了以降、あるいは博士課程において行います。
連絡先
神奈川県相模原市南区北里1-15-1
北里大学大学院医療系研究科
医療人間科学群発達精神医学
教授 生地 新
(北里大学相模原キャンパス医療衛生学部A-1号館1階)

医療心理学
教授:岩滿いわみつ 優美
ゆうみ

臨床心理士・指導健康心理士
専門領域(医療心理学、健康心理学、サイコオンコロジー)

がん、冠動脈疾患、糖尿病などの病気に罹患すると、病気や治療に対する辛さ、生活の変化に対する不安、先の見通しが立たない不確実性など様々な心理的ストレスが生じます。そして、病気を契機にそれまで抱えていた心理的問題なども顕在化しやすくなります。また、わたしたちの日常生活はストレスが多く、人間関係も複雑で、気分が落ち込むことや思い悩むこともありますが、ストレスの受け方には個人差があります。そこで、医療心理学教室では、さまざまな身体やこころの病気を抱えた方やそのご家族に対する心理的援助を目的とした研究を行っています。特に、感情抑制傾向、神経症傾向、特性不安といった心理特性を中心に、心理的ストレスとの関係に関する研究を行っています。その他、精神症状・気分状態・認知機能と描画などとの関係、精神症状・気分状態と思考・認知との関係、医療で働く心理士の役割やアイデンティティに関する研究も行っています。
さまざまなこころや身体の病気を抱えた方やそのご家族に対する心理的援助を行いたいと思っている方や研究を行いたいと考えている方、医療心理学に関心がある方をお待ちしています。

医療心理学・研究の中心的テーマ

  1. 精神的健康およびストレス反応に影響を与える心理社会的要因の検討
  2. 身体疾患に伴う心理的苦痛とその心理的援助方法に関する研究
  3. "精神症状・気分状態"と"思考・知覚パターン"との関連性に関する研究
  4. "精神症状・気分状態、性格"と描画などに関する研究
  5. 心理士の役割や困難感に関する研究
  • 医療心理学教室の修士課程には臨床心理学コースがあります。このコースの修士課程を修了すると、臨床心理士と公認心理師(学部で必要な単位を修得)の両方の受験資格を得ることができます。
  • 臨床心理学コース以外の修士課程・博士課程では、看護師、作業療法士、臨床検査技師、言語聴覚士などの様々な職種の院生がこれまでに在籍しています。
なお、お問い合わせ等について、
  1. 入試・大学人全般に関しては、医療系研究科事務室(E-mail:i-kyomu@kitasato-u.ac.jp)
  2. 研究内容全般に関しては、(E-mail:iyumi@kitasato-u.ac.jp)にお願いします。
(注)問い合わせに際して、大文字の@を小文字の@に修正してください。

これまでの卒業生の学位論文

博士課程(学位論文)・論文博士

  • 医療で働く心理士のストレスとワーク・エンゲイジメントに関する研究-経験年数による比較-
  • 乳腺外来に初めて受診した患者の心理的反応に関する質的検討-初診時および確定診断後において-
  • 確定診断を受ける乳腺外来患者の心理的ストレスとその心理社会的リスク要因に関する研究
  • 認知症患者の介護者のバーンアウトおよびQuality of lifeに関する検討
  • 関節リウマチ患者の抑うつおよび心理的苦痛とその関連要因に関する研究
  • 腎臓移植前のレシピエントにおける術前心理反応と特性不安との関係
  • 乳がん患者の心理的苦痛とその関連要因に関する研究
  • 描画の画像分析による心理評価法の開発
  • がん患者およびその家族の視点から検討する緩和医療の在り方とその諸問題

修士課程(学位論文)

  • 心理的ストレスの軽減に向けたヨガと心理教育の試み
  • 粘土課題に対する気分と体験に関する研究-接触と作品制作の比較-
  • 関節リウマチ患者の不安と抑うつに関する研究-QOLと能動的コーピングから-
  • 写真刺激を用いた一般人の可視的変形者の捉え方に関する研究
  • 緩和ケア病棟に入転院する患者や家族への情報提供の問題-看護師のバーンアウトと体験内容の視点から-
  • 心理検査を用いた統合失調症の初期症状に関する研究-健常者との比較から-
  • 乳腺細胞診検査時の不安に関する研究
  • 保育園児の感情と集団体験の認識の変化に関する研究-保育園児に及ぼす構成的グループエンカウンターの効果-
  • 広汎性発達障害の子どもをもつ母親のソーシャルサポートの検討
  • 緩和ケア病棟移行に関する質的研究-がん患者とその家族の視点から-
  • 関節リウマチ患者の精神的健康-QOLおよびライフイベントとの関連から-
  • 死に対する態度とイメージについての検討-死に接した経験と希死念慮および自殺企図との関連から-
  • 腎臓移植患者および臓器提供者の性格傾向と心理反応について
  • 脳卒中患者の抑うつと神経症傾向・セルフエフィカシーとの関連について
  • 乳がん確定診断時の心理的反応と感情抑制傾向について
  • 入院している小児患者の感情反応とその対処行動に関する研究
  • 脳卒中発症初期の患者の心理的反応に関する研究
  • 手術後における乳がん患者の感情抑制傾向と心理的苦痛に関する研究
  • 関節リウマチ患者の心理的ストレスに関する研究
  • がん医療に携わる心理士の心理的ストレスに影響を与える要因に関する検討
  • 統合失調症患者におけるバウムテストの特徴に関する研究
  • 幼児をもつ母親の育児ストレスに関する研究
  • 図形分割課題における統合失調症患者の対称性選好に関する研究

その他

がん医療で働く医療者や心理士が、相互に理解するための冊子を作成しています。
どうぞご利用ください。冊子は、以下のPDFファイルよりご覧いただけます。

平成25年度厚生労働科学研究費補助金がん臨床研究事業
緩和医療に携わる医療従事者の育成と技術向上に関する研究」班作成

産業精神保健学
教授:田中たなか 克俊
かつとし

精神保健指定医,日本精神神経学会専門医・指導医

近年、働く人のストレスが拡大する傾向にあり大きな社会問題となっています。産業精神保健学教室では,労働者のストレス軽減とメンタルヘルス不調の予防を図るため、労働者個人および組織に対する介入方法について様々な研究を行っています。中でも,労働者の睡眠への介入や、簡易型認知行動療法を用いたストレスマネジメントやコミュニケーション行動の改善,組織心理学的アプローチを用いた組織介入などは非常に有効な方法として注目されています。
  産業保健の領域では,研究を行うだけでなく、その成果を職場での実践に橋渡しすることも非常に大切です。当教室では,複数の健康経営銘柄企業の他,数多くの企業および健康保険組合等からの要請を受けて,事業場の様態に合わせた介入をアレンジするとともに、そのインパクト(生産性・安全性も含めた費用効果など)の評価も実施しています。
職場のメンタルヘルス活動は一人ではできません。医師や心理・看護職,PSWなどの専門職に限らず,様々な職種の方に当教室での研究・活動に興味を持ってもらえればと思っています。

産業精神保健学の最近の研究テーマ

  1. メンタルヘルス一次予防のための低強度認知行動療法(Low intensity CBT)
    労働者を対象に,集団教育やインターネットを用いた認知行動療法教育を行い,労働者のレジリエンスおよびワークモチベーションの向上,抑うつの改善効果を評価
  2. 睡眠教育及び睡眠の認知行動療法(CBT-I)
    客観的な睡眠指標をもとに睡眠教育及びCBT-Iを用いた睡眠保健指導を行い,労働者の心身の健康,医療費および組織の生産性・安全性について検討
  3. フェアマネジメント教育
    管理職に対し組織公正理論を用いたフェアマネジメント教育を行い、管理職の態度・行動および職場モラールなどの改善効果を評価
  4. 問題解決型コミュニケーション教育
    コミュニケーションの基本と問題解決技法を組み合わせた教育的介入を行い,職場内コミュニケーションの改善効果を評価
  5. 自然環境と健康及びワークパフォーマンスの関連についての実証的研究
    長野県の自然豊かな地域における自然体験活動(森林セラピーの他,心理・睡眠・運動を含めた各種アプローチ)の心身の健康への効果や,同地域に新設された自然活用型ワークスペースにおけるテレワークがワークパフォーマンス向上に与える効果について脳波や自律神経測定等を通じて科学的に評価
  6. 企業や健康保険組合の健康データを用いた健康課題・医療費分析,介入効果の解析
  7. 地域職域連携に関する研究
    健康保険被保険者である家族を含めたCBT介入効果(睡眠、生活習慣),高齢者に対するCBT-Iの医療費削減およびフレイルに対する効果
産業精神保健学教室には、医学専攻博士課程と修士課程(臨床心理コース含む)があり、博士学位(医学・医科学)、修士学位(医科学・医療科学)が取得できます。臨床心理学コースを修了すると、臨床心理士の受験資格を得ることができます。それぞれの課程には、様々なバックグランドを持つ方が在籍しています。

これまでの修了生の学位論文テーマ(主学術論文として学術誌に投稿したもの)

  • Effects of Brief Communication Skills Training for Workers Based on the Principles of Cognitive Behavioral Therapy: A Randomized Controlled Trial.
  • Effect of management training in organizational justice: a randomized controlled trial.
  • Brief cognitive behavioral therapy for insomnia to alleviate workers' distress: A randomized controlled trial.
  • Effects of Brief Communication Skills Training Workshop on Improving Workers' Communication Behavior: A Randomized Controlled Trial.
  • Relationship between organizational justice and psychological distress among hospital nurses
  • Psychoeducational intervention to prevent critical incident stress among disaster volunteers
  • Effect of a brief training program based on cognitive behavioral therapy in improving work performance: A randomized
  • A web-based training program using cognitive behavioral therapy to alleviate psychological distress among employees: randomized controlled pilot trial.
  • Development of a job stressor scale for nurses caring for patients with intractable neurological diseases.
  • Effects on employees of controlling working hours and working schedules.
  • Development of a job stressor scale for nurses caring for patients with intractable neurological diseases.
  • Analysis of medical error risks using structural equation modeling: a six-month prospective cohort study
  • Effect of Brief Sleep Hygiene Education for Workers of an Information  Technology Company.
  • Effects of sleep hygiene education and behavioral therapy on sleep quality of white-collar workers: A randomized controlled trial.
  • Randomized controlled trial on the effects of a combined sleep hygiene education and behavioral approach program on sleep quality in workers with insomnia.
  • Relationship between autonomic nervous system activity during sleep and fasting glucose in Japanese workers.
  • Brief morning exposure to bright light improves subjective symptoms and performance in nurses with rapidly rotating shifts.
  • Association of visceral adiposity with hypertension, dyslipidemia and type 2 diabetes: a cross-sectional study among Japanese men and women.
  • Organizational justice, willingness to work, and psychological distress: results from a private Japanese company.
  • Efficacy of cognitive behavioral therapy training using brief e-mail sessions in the workplace: a controlled clinical trial. Ind Health, 48: 495-502, 2010.
  • Effect of Brief Sleep Hygiene Education for Workers of an Information  Technology Company. Ind Health, 2010, 48: 758-65, 2010.
  • Similarity in predictors between near miss and adverse event among Japanese nurses working at teaching hospitals.
  • 会社満足度と組織公平性との関連
  • Effect of Brief Sleep Hygiene Education for Workers of an Information  Technology Company. Ind Health, 2010, 48: 758-65, 2010.
  • Differences in medical error risk among nurses working two- and three-shift systems at teaching hospitals: A six-month prospective study
  • Association of short sleep duration with weight gain and obesity at 1-year follow-up: a large-scale prospective study.
  • Development and validity of the Japanese version of the Organizational Justice Scale.
  • Effort-reward imbalance and depression in Japanese medical residents.
  • Maternity blues as predictor of postpartum depression: a prospective cohort study among Japanese women
  • The relationship between patient characteristics and psychiatric day care outcomes in schizophrenic patients.
  • Sleep-disordered breathing and hypertension in Japanese steel workers.
  • The impact of effort-reward Imbalance on Quolity of Life among Japanese Working Men
  • Association of Communication Skills of Medical Students with their Quality of Life and Depressive Mood
  • Difference in mental symptoms between schizophrenia and depression: comparative study using a stratu-specific likelihood ratio
  • The association of needlestick injury with depressive symptoms among first-year medical residents in Japan Industrial Health
  • Associations of excessive sleepiness on duty with sleeping hours and number of days of overnight work among medical residents in Japan
  • Development of Japanese Version of Checklist Individual Strength Questionnaire in Working Population.

その他

指導教授の田中は、日本産業精神保健学会(常任理事)、日本ストレス学会(理事)、日本産業ストレス学会(理事)、日本うつ病学会(評議員)、日本認知療法・認知行動療法学会等の学会活動の他、東京労働局労災部会委員、厚生労働省健康づくりのための睡眠指針委員、日本うつ病センター理事、相模原産業精神保健機構特別理事等の社会活動を行っています。
連絡先
神奈川県相模原市南区北里1-15-1
北里大学大学院医療系研究科
産業精神保健学
教授 田中 克俊

本学は附属施設として北里大学附属臨床心理相談センターを設置しています。
センターは「臨床心理実習」を行う実習施設を兼ねています。

入学試験日程 :
臨床心理学コースの入学試験は、推薦・一般 I期・一般 II 期※の計3回実施予定です。
日程は医療系研究科医科学専攻修士課程の入学試験日程(推薦・一般 I 期・一般 II 期※)と同一です。
募集人員 :
推薦・一般 I 期・一般 II 期※とも若干名

(事前に希望する指導教授の面接が必要です)

臨床心理士・公認心理師の概要

「臨床心理士」「公認心理師」とは、心理学や臨床心理学にもとづく専門的知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”です。日本には心の問題に取り組む職種として、心理カウンセラー、サイコセラピスト、心理相談員などの名称で呼ばれる人々がいますが、それぞれに明確な資格があるわけではありません。それに対して「臨床心理士」は、文部科学省の認可する財団法人日本臨床心理士資格認定協会が実施する試験に合格し、認定を受けることで取得できる“心理専門職の証”となる資格です。一方、「公認心理師」は2015年に公認心理師法が成立し、2017年に施行され、2018年9月には第1回目の公認心理師国家試験が行われる、心理職で初めての国家資格です。

臨床心理士・公認心理師になるためには?

臨床心理士になるには、財団法人日本臨床心理士資格認定協会の資格試験に合格することが必須要件となります。本コースは臨床心理士第1種指定大学院なので、修了と同時に臨床心理士資格試験の受験資格を取得できます。

公認心理師になるには、学部において「省令で定める科目」を履修し卒業した後、大学院に進学して「省令で定める科目」を履修する、あるいは省令で定める期間の実務経験を経る必要があります。本コースは公認心理師カリキュラムに2018年4月から対応していますので、学部にて必要な科目を履修し卒業した後、本コースを修了することで公認心理師国家試験の受験資格を取得できます。

修了要件と開設科目

本コースでは、53単位以上の修得が要件となっています。(2018年度入学者以降)
1)専門科目(主科目及び副科目(主科目以外の授業科目))
ただし、次の必修科目11科目20単位、選択必修科目各群からそれぞれ2単位以上、計10単位以上、合計32単位以上を履修するものとする。
1 必須科目臨床心理学 I
臨床心理学 II
臨床心理面接法 I(心理支援に関する理論と実践)
臨床心理面接法 II
臨床心理査定演習 I(心理的アセスメントに関する理論と実践)
臨床心理査定演習 II
臨床心理基礎実習 I
臨床心理基礎実習 II
産業精神保健学(産業・労働分野に関する理論と支援の展開)
教育分野に関する理論と支援の展開
心の健康教育に関する理論と実践
1科目
20単位
2 選択必修科目A群心理学研究法
心理評価・解析学※1
心理統計学
1科目
2単位
以上
3 選択必修科目B群人格心理学
発達精神医学※2
1科目
2単位
以上
4 選択必修科目C群家族心理学(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践)
犯罪・矯正心理学(司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開))
科目
2単位
以上
5 選択必修科目D群臨床精神医学(保健医療分野に関する理論と支援の展開)
医療心理学※2
障害者心理学(福祉分野に関する理論と支援の展開)
1科目
2単位
以上
6 選択必修科目E群投影法(ロールシャッハテスト中心)
心理療法 I (精神分析的心理療法)
心理療法 II (認知行動療法・集団療法など)
1科目
2単位
以上
2)共通教育科目(その他の分野)
1 医学研究倫理学 1科目
2単位
2 特別講義 2単位
(選択
科目)
3)演習臨床心理実習 I(心理実践実習) 10単位
臨床心理実習 II 1単位
2科目
11単位
以上
4)特別研究 10単位
5)自由取得科目(修了要件単位に含まれません)
1臨床医科学分野
内科系医科学汎論
外科系医科学汎論
各4単位
2共通教育科目(その他の分野)医療人間科学分野から
医療倫理学
医事法学
医療福祉学
国際保健学
医療カウンセリング学
各2単位
※1:専攻分野が(その他の分野)医療人間科学の授業科目
※2:専攻分野が医療人間科学の授業科目

公認心理師受験資格に係る科目の読替について
(対象:2019年3月までの臨床心理学コース修了者)

公認心理師の受験資格の特例措置(いわゆるDルート)に基づき、以下の対象者の方が本学大学院在学中に取得した科目の読み替え対応一覧ができましたのでお知らせいたします。

1.公認心理師科目との読み替えについて

本学発行の成績証明書等に基づき、単位を取得した科目が公認心理師科目との読み替え基準を満たしているかどうかについては、各自、「公認心理師受験に必要な科目のための読み替え表」で確認してください。

読み替えの確認作業については、「公認心理師受験に必要な科目のための読み替え表」と成績証明書等で、ご自身の責任において行ってください。本学が確認して個別に通知することは行っておりません。「公認心理師受験に必要な科目のための読み替え表」は、指導教授からメールでお送りしています。確認ができない方は、医療系研究科事務室までメールでお問い合わせ願います。

2.成績証明書の請求方法について

申請の際は、記入済みの「公認心理師受験に必要な科目のための読み替え表」を提出してください。その他必要書類は、本学ホームページ「 証明書の申込方法について 」をご参照の上、ご請求ください。
「修了証明書・科目履修証明書」は、その他の証明書になります。

3.「修了証明書・科目履修証明書」の請求について

読み替え基準を満たしている方に対しては、特例措置による読み替えを含む「修了証明書・科目履修証明書」を発行します。
2018年の公認心理師試験受験申込の際に発行しますので、記入済みの「公認心理師受験に必要な科目のための読み替え表」を提出の上、上記のホームページ「証明書の申込方法について」をご確認ください。

※和文証明書の、その他の証明書になります。(1通 200円)