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【学生の皆さんへ】後期授業の開始にあたり
学長 島 袋 香 子
 北里大学は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による緊急事態宣言が発令されたことにより、大学キャンパスへの入構を原則禁止することとなり、前期当初は授業を開始することができずにおりました。
 その後、授業については原則オンラインによって実施し、キャンパス内施設の使用を一部開放することで対応してきましたが、この間、学生の皆さんは、不自由な中、不安な気持ちと戦いながら、学ぶ努力されてきたと思います。この努力に敬意を表すと共に、本学の運営にご協力いただいたことに心よりお礼申し上げます。
 本学では後期開始にあたり、9月からは、出来る限り対面授業を実施できるよう十分な感染拡大防止対策を講じました。
 具体的には、各学部棟・講義室等出入口への消毒液の設置、講義室の収容人数・座席使用の制限、学生食堂やラウンジの座席の間引き、スクールバスの乗車人数制限等の対策を実施しています。また、各学部等のクラス主任・チューター・事務室職員及び学生相談室では学生の皆さんからの相談を受け付ける体制をとっておりますので、不安に感じていること、気になることがあれば一人で抱え込まず、気軽にご連絡ください。
 感染拡大防止のためには、学生の皆さんの協力が不可欠です。日々の自身の体調管理はもちろんのこと、マスクの着用・食事の際の会話は特に最低限にすること・キャンパス内での3密の回避といった対策を徹底してください。新型コロナウイルス感染症に関わる状況は前期の頃とは変化していますが、依然として感染しない/させないという心構えが重要であり、そのためには個々の良識ある主体的な行動が必要です。誤った情報に惑わされることなく、物事の本質を見極め、適切に行動するようにしてください。
 本学としても引き続き感染拡大防止対策や皆さんへの支援を行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
 学祖 北里柴三郎博士とその一門が130年以上も前に心血を注いだのは、コレラ・破傷風・ペスト・結核・赤痢といった、当時治療法のない致死的な感染症の予防と征圧でした。
 北里大学は、北里柴三郎博士が顕現した「開拓」「報恩」「叡智と実践」「不撓不屈」を建学の精神としていますが、感染症との闘いの中では、「叡智と実践(学んで得た知識と技術を実践の場に活かし社会に貢献する)」、「不撓不屈(ふとうふくつ:いかなる困難にも屈することなく、果敢にチャレンジする)」の精神が特に重要になると考えます。
 学生の皆さんには、北里大学での学びの中でぜひこれらの建学の精神を身につけていただきたいと思います。このコロナ禍の状況は今後も長期的な影響を及ぼすと考えられ、先行きが不透明な中、気持ちを奮い起こすことは簡単ではないかもしれません。しかし、どうか北里大学で学ぼうと志した際の初心を思い出してください。そして、「叡智と実践」・「不撓不屈」の精神により、共に力を合わせてこの難局を乗り越えていきましょう。