北里大学

農医連携教育研究センター 研究ブランディング事業

センター長からのメッセージ

センター長からのメッセージ

センター長 上野俊治
 北里大学農医連携教育研究センター長就任にあたり、ご挨拶申し上げます。2020年7月から、向井孝夫前センター長からセンター長の任を引き継ぎました獣医学部の上野俊治です。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、北里大学における「農医連携」は、北里大学の学びの4本柱の一つに位置づけられる全学を挙げた教育・研究活動で、その目標は、健康・環境・食をめぐる現代的課題の解決です。当大学における農医連携活動は、2005年度の第1回北里大学農医連携シンポジウム「農・環境・医療の連携を求めて」の開催に端を発します。この活動は、2009年度には文部科学省の「大学教育・学生支援推進事業大学教育推進プログラム」に採択され、2013年度の「北里大学農医連携教育研究センター」の設置へとつながりました。

 農医連携教育研究センターは、薬学部、獣医学部、医学部、海洋生命科学部、看護学部、理学部、医療衛生学部、医療系研究科、大村智記念研究所、東洋医学総合研究所から選任された10名の運営委員によって活動方針等が決定され、「食・環境・健康」をキーワードに、分野の壁を超えた研究・教育を行っています。

 農医連携教育研究センターには、教育担当部門と研究・普及担当部門の2部門が設置されています。教育担当部門では、北里大学へ入学した全学部の1年生を受講対象に、一般教育の科目として「農医連携論」を開講し、薬学部、獣医学部、医学部、海洋生命科学部、理学部、医療衛生学部などの教員が分担して講義を行っています。この講義は受講生が多く、2020年度の講義では400名以上の1年生が受講しております。獣医学部における教育としては、主に動物資源科学科の学生を受講対象とする「農医連携教育プログラム」が開講されています。これは2年次から3年次にかけて受講するもので、動物資源科学科卒業生の、生殖医療分野、医科実験動物分野、食品安全分野、動物介在医療分野への就職につながっています。また、医学部の1年生を受講対象とした「医学原論・医学原論演習」の中に獣医学部附属フィールドサイエンスセンター(FSC)八雲牧場(北海道)での実習が組み込まれており、これも当大学における農医連携教育の一つに位置づけられています。

 研究・普及担当部門は、「食と健康作業部会」、「動物介在医療作業部会」、「東洋医学の普及に関する作業部会」の3つの作業部会が設定されており、学部の垣根を越えた共同研究の推進が図られています。これまでのこの部門の大きな成果としては、「農医連携研究拠点の創出:食を介した腸内環境制御による健康社会構築」が、文部科学省2017年度「私立大学研究ブランディング事業」に選定されたことが挙げられます。農医連携教育研究センターでは、このような学部間の共同研究をさらに発展させるべく、2021年度から3期6年間の予定で共同研究テーマを募集し、研究助成を行うことを計画しています。

 北里大学農医連携教育センターでは、これからも学部・研究科・病院・研究所の枠を超え、農医連携の教育・研究活動を発展させる所存ですので、皆様のご理解・ご支援をよろしくお願い申し上げます。
以上