北里大学

北里大学農医連携教育研究センター

概要

農医連携教育研究センター概要

趣旨

学祖北里柴三郎博士は「医道論」のなかで、「人民に健康法を説いて身体の大切さを知らせ、病を未然に防ぐのが医道の基本である」とのべ、医の基本は環境を配慮した予防にあると説いた。予防医学を提唱した北里と同様の発想は古今、農学、医学、環境学、理学などの専門分野における偉大な先達が唱えてきた、「農業は健康を養う説」(新渡戸稲造)、「生き物はすべて土壌の肥沃度に応じて健康か不健康になる」(アレキシス・カレル)といった箴言に象徴される。先達が、環境を通した農学と医学の一体的な理解の重要性を指摘し、専門分野を超えた俯瞰的な視点の必要性を説いていることは、数多の著作などから知ることができる。

地球上のあらゆる生命体が共存する21世紀の共生社会には、事象と事象をむすびつけ、複眼的な視点に立って指向する考え方が求められる。
生命科学のフロンティアを目指す北里大学は、これまで獲得してきた知識と技術を活用し、食糧生産に関わる農学と人間の健康増進に関わる医学を、環境を媒介として連携させる「農医連携の科学」を2005年より提唱してきた。地球規模の複雑な要因をはらむ問題の解決には、「農医連携の科学」の普及発展が必要不可欠であると確信する。
そのために本学は、「北里大学農医連携教育研究センター」を設置し、「農医連携の科学」を基とした教育・研究・普及の活動を通じて健全な社会の形成と人類の福祉の向上を目指すものである。

目的

本センターは、環境を媒介として農学と医学を連携させる「農医連携の科学」を基とし、本学の農学系学部・研究科及び医療系学部・研究科の密接な連携の下、さらに各学部、併設校、附属病院、附置研究所の連携協力を得、疾病の予防、健康の増進、安全な食品の開発、環境保全型農業の実践、「癒しの農」の実践、環境修復と創造など分野横断型の教育・研究・普及の活動に取り組み、もって健全な社会の形成と人類の福祉の向上に貢献することを目的とする。

活動内容

  1. 農医連携に関わる教育プログラムの開発及び実践
  2. 農医連携に関わる研究の推進
  3. 農医連携に関わる研究成果の発信及び事業化
  4. 農医連携に関わる情報の収集、調査、分析
  5. 農医連携に関わる情報発信、普及活動
  6. その他センターの目的達成のために必要な事項

北里大学農医連携教育研究推進体制