お知らせ
八雲牧場を訪問しました
2014/01/24
2014年1月15日~16日、伊藤伸彦センター長、福田達男センター員のほか、事務担当の筆者が、獣医学部附属フィールドサイエンスセンター八雲牧場を訪れ、牧場の視察および寳示戸フィールドサイエンスセンター長、牧場職員さんらと生薬栽培に関する打ち合わせをおこないました。
八雲牧場は、自然環境と調和した資源循環型畜産の実証研究・教育に取り組み、北里八雲牛の生産を通じ、わが国の畜産が抱える問題の解決方策を体現しており、農医連携の取り組みにも密接に関連しています。
これまでは有機畜産が中心だった八雲牧場ですが、今回、安全な生薬の栽培にも挑戦することとなり、今回の訪問が実現しました。
八雲牧場は、自然環境と調和した資源循環型畜産の実証研究・教育に取り組み、北里八雲牛の生産を通じ、わが国の畜産が抱える問題の解決方策を体現しており、農医連携の取り組みにも密接に関連しています。
これまでは有機畜産が中心だった八雲牧場ですが、今回、安全な生薬の栽培にも挑戦することとなり、今回の訪問が実現しました。
八雲牧場の資源循環型畜産
冬の牧場は、あたり一面雪景色。夏の間はのびのびと放牧されている牛たちも、この時期は牛舎での生活となります。
牛たちのエサとなる牧草生産には、農薬・肥料は一切使用されていません。牛舎のなかに溜まった排せつ物が堆肥処理場に運ばれ、完熟堆肥となり、肥料として牧草地にまかれます。そうして育った牧草が、また牛たちのエサとなります。このようにして、八雲牧場の循環型畜産が達成されるのです。
牛たちのエサとなる牧草生産には、農薬・肥料は一切使用されていません。牛舎のなかに溜まった排せつ物が堆肥処理場に運ばれ、完熟堆肥となり、肥料として牧草地にまかれます。そうして育った牧草が、また牛たちのエサとなります。このようにして、八雲牧場の循環型畜産が達成されるのです。
八雲牧場における生薬栽培
本学では、東洋医学総合研究所、八雲牧場、農医連携教育研究センターと、事業者さんや農家さんとが連携して、安全な生薬の栽培への取り組みを始めています。
今回の訪問では、薬学部附属薬用植物園の福田准教授による生薬栽培に関するレクチャーと、実際に栽培に携わる牧場職員の皆さんや、事業者さんとのディスカッションをおこないました。試験栽培をする生薬の種類や栽培工程などについて話し合い、安全な生薬の安定供給に向け、一歩踏み出しました。
この取り組みは、文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」 拠点公募において、COI-T(トライアル)拠点として採択されています。
安全な生薬を社会に提供するため、それぞれの密接な連携のもと、活動を推進してまいります。
今回の訪問では、薬学部附属薬用植物園の福田准教授による生薬栽培に関するレクチャーと、実際に栽培に携わる牧場職員の皆さんや、事業者さんとのディスカッションをおこないました。試験栽培をする生薬の種類や栽培工程などについて話し合い、安全な生薬の安定供給に向け、一歩踏み出しました。
この取り組みは、文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」 拠点公募において、COI-T(トライアル)拠点として採択されています。
安全な生薬を社会に提供するため、それぞれの密接な連携のもと、活動を推進してまいります。
文責:佐々木 愛美