- 北里大学看護専門学校
- 学び・カリキュラム
- オール北里チーム医療教育
オール北里チーム医療教育
オール北里チーム医療教育
4 つの医療系学部と2 つの専門学校、3 つの附属病院が緊密に連携。
北里だから実現できる、チーム医療実践教育に本校も積極的に参加しています。
北里だから実現できる、チーム医療実践教育に本校も積極的に参加しています。
「チーム医療」ができること
医療現場のスタッフが連携しながら、患者さん一人ひとりに合った医療を実践するのが「チーム医療」。病院は医療の最前線であり、チーム医療が最も発揮される場です。患者さんが入院されると、医師をはじめ看護師や薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、さらには管理栄養士まど、さまざまな専門職種からなる医療チームを形成し、患者さんの病態、検査結果、診断情報などをお互いに共有しながら問題点をリストアップして最善の治療方針を討議します。そして決定した治療方針のもと、それぞれの専門的な立場から、すべての医療職種が連携・協力しあって患者さんの治療にあたるのです。大きな問題が生じたときこそ、チームの力が最大限に発揮されるとき。全員で力を結集し、「心の通う医療」の提供をめざします。
北里大学における医療系教育
VOICE
2022年度チーム医療演習に参加して
「大災害時の医療」病棟で働く医師や、薬剤師、理学療法士の方などの役割のイメージはありましたが、臨床検査技士、臨床工学技士、放射線技師を目指す分野の方に話を聞くことによって、それぞれの役割を詳しく知ることができました。公衆衛生上の役割は共通点も多く、どの職種であっても、患者である対象の「話を聴く」ことが大切だと思いました。今まで、医師の指示のもとに行うものだと思っていたことも、各職種が独自の視点で情報を収集したことを、いかに情報を共有していくのかが重要であることも分かりました。
オール北里チーム医療演習の目的
患者中心の質の高い医療の提供を目標に、 チーム医療の構成員の専門性を理解し、 自らの専門性をいかして多職種協働できるようになるために、チーム医療に関する基本的能力を修得する。チーム医療病院実習
北里大学では、チーム医療教育のさらなる充実を図るために、臨床の現場でより実践的にチーム医療を学ぶプログラム「チーム医療病院実習」を実施しています。チーム医療病院実習レポート
オール北里チーム医療演習の到達目標
- チームで取り組む事例の療養過程を理解し、医療上の問題点を説明できる。
- 患者や家族の意思や希望をふまえて、チームで目指すべき方向を検討できる。
- 医療上の問題を解決していくために協働する職種を列挙できる。
- 多職種協働の中で、自らの職種が担うべきことについて説明できる。
- 各職種の専門性、役割および責任を相互に関連づけられる。
- 他チームが取り組むチーム医療についての討議に積極的に参加できる。
- チーム医療の意義や課題を議論できる。
- チームの構成員とコミュニケートできる。
北里大学のチーム医療プログラム
オール北里チーム医療演習
医療系4学部ならびに保健衛生専門学院・看護専門学校の学生約1,100名が相模原キャンパスに一同に会して2日間にわたる演習を行います。各学部(将来の職種)をバランスよく配置した10名前後のグループに分かれ、現代医療の課題に対しチーム医療で何ができるかを、ディスカッションします。「力を合わせて良質な医療を作る」という創造的協働を、学生時代に体験できる「チーム医療演習」。多様な医療系学部などをもち、それらが相互に密接に連携して教育を行っている本校ならではの教育プログラムです。主なテーマ
- 救急医療
- 大災害時の医療
- 生活習慣病
- がん医療
- 緩和ケア
- 在宅療養
チーム医療論
本講義では、チーム医療の構成員として自身の専門性を活かし積極的に医療に参加し、より安全で質の高い医療を実践できるように、医療の流れ、医療チーム構成員とその機能・役割、医療倫理をはじめとしてチームに関する基本的知識を修得することを目標として、各学部および医療現場(病院長や看護部長など)からの教員による講義を行っています。主なテーマ
- 専門職種の理解(医療関連職種の職能、役割等)
- 疾患と医療チーム(医療現場で形成される医療チームとその構成員の連携プレーの具体例)
- 医療安全、医療倫理、コミュニケーション論等