病院のご案内

病院紹介(病院長あいさつ)

病院長 岩村正嗣 写真
病院長 岩村正嗣
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2017年、病院前面のバス停留所や外構の整備工事が終了し、大学病院は本館(760床)と隣接する1号館(273床)を合わせて1,033床からなる新大学病院として稼働を開始いたしました。これにより2005年に開始された「新病院プロジェクト」は完結したことになりますが、これに引き続き、新たに2年後の2020年に予定している東病院の大学病院への移転・統合に向けた取り組みが始まります。患者様を初めご来院の皆様には、病院への導線や駐車場の問題など、今後も長きにわたりご不便をおかけすることを改めてお詫び申し上げます。

以下、私どもの「病院の理念と運営方針」、「北里大学病院のあゆみ」、「北里大学病院への北里大学東病院の移転・統合」について説明させていただきます。

病院の理念と運営方針

私ども北里大学病院・東病院は、学祖・北里 柴三郎博士が生涯を通じて示された、「叡智と実践」、「不撓不屈」、「開拓」、「報恩」の精神に基づき、これからも「患者中心の医療」を掲げ、活動してまいります。私どもの病院の理念は「患者中心の医療」「共に創りだす医療」です。

【病院の理念】
1. 患者中心の医療 2. 共に創りだす医療

私どもは、以下の4つの方向性を主な座標軸として、病院運営を行い、「成長する病院」として、より良い医療を提供し、いつでもどんなときでも地域の皆様の安心と安全のお役に立てるよう活動を続けます。

  • 高度先進医療の推進と地域医療貢献の両立
  • 教育研修体制の改革
  • 医療の質の向上と医療安全の推進
  • 患者サービスの向上

21世紀の医療機関は医療の質を競う、まさに競争の時代に突入し、先進医療を担う大学病院はより高次元の医療を追求し展開していく責務があります。私どもの病院も、現在までと同様に、高度で先進的な医療を実践し、その成果を社会に発信することで医学の進歩に貢献していきたいと考えています。一方で、北里大学病院は開院以来、相模原市の基幹病院として地域の皆様の医療ニーズにできるだけ幅広くお答えするよう努力してまいりました。しかしながら今後は、国が推進する地域包括ケアシステム(患者様の健康を地域の複数の医療機関で分担して支えるしくみ)により、各医療機関は役割を明確化し、その役割に応じた医療を中心に提供していくことが求められています。特定機能病院である北里大学病院に求められる役割は、高難度新規医療技術を駆使した超急性期〜急性期医療であり、今まで以上に急性期や難易度の高い治療に特化した医療を重点的に展開していくことになります。それとともに、急性期を脱した患者様の治療を滞りなく継続できるよう地域の病院や診療所との連携をより強化し、相模原医療圏における地域包括ケアの展開に貢献していきたいと思います。

大学病院には学生や研修生に臨床の現場を提供し、卒前・卒後教育を通じて優れた医療人を育て世の中に輩出するというきわめて重要な責務があります。北里大学病院でも、生命科学の総合大学である北里大学の学生や卒業生に加え、全国から集まった若い研修生が日々研鑽を積んでいます。昨年度完成したIPE棟(教育研修棟)など、他施設に誇れる教育環境を整備して充実した医学教育を提供したいと思います。医療現場で直接患者様と触れ合うことで豊かな人間性を培い、患者様の立場に立って考えることのできる思いやりと、生命に対する畏敬の念をもって医療にあたることのできる優れた医療人を育てていきたいと考えています。

今日、医療者の倫理感や医療安全に対する世論の関心は飛躍的に高まっています。私どもは病院長直属の組織として危機管理部門を設置し、個々の職員や部門が提供する医療の質や安全性を検証することで病院が責任を持てる体制を整え、良質で安全な先進的医療を北里ブランドとして世界に発信できるよう努力しています。

北里大学病院では医療支援部を設置し、トータルサポートセンターを中心に地域医療機関、組織団体との連携を進め、転院の支援、在宅療養支援など、また行政への橋渡しにいたるまで患者様ご自身やご家族の皆様のお役に立てるよう様々な支援を行なっています。さらに、病院内の各所に「ご意見箱」を設け、頂戴したご意見やご批判を参考に、患者様にとってより良い医療を患者様とともに作り出す努力を継続いたします。

「北里大学病院」のあゆみ

1971年に開院した北里大学病院では、その後、1983年に救命救急センター棟を、1998年に既存棟西側に新棟(現大学病院1号館)を増設し、その機能を増強してきました。また1986年には北里大学東病院が開院し、両病院で高度先進医療の提供を総合的に行ってまいりました。しかし、建物の老朽化、耐震化の絶対的必要性のため、大学病院西側の職員駐車場の敷地に新病院の建設を行うことが決定されました。新しい病院の在り方について検討が行われた結果、それまでの大学病院と東病院の役割分担を全面的に見直し、大学病院に急性期機能を集約すること、東病院は精神疾患治療センターとポスト急性期医療に特化し、人としての尊厳の維持、自立支援・回復支援を理念として全人的医療を推進する病院とすること、そして、このプロジェクト全体を「新病院プロジェクト」と呼ぶことが決まりました。こうして2005年、「新病院プロジェクト」が、北里研究所創立100周年、北里大学創立50周年の記念事業の一つとして開始されました。このプロジェクトは、大学病院の新築移転と東病院の全面改修、両病院の機能分担の全面見直し等で構成されており、相模原の両病院が、今後、時代の要請、社会の変化に応じて、将来に向けて発展し続けることのできる「成長する病院」に生まれ変わることを目指したものです。

新大学病院は、2011年8月着工の後、工事は順調に進行し、2013年12月に地下1階、地上14階、屋上ヘリポートを有する免震構造の新病院(大学病院本館)が竣工となりました。新大学病院本館は、6階までの低層階が縦横約100メートルという巨大な建物です。その上に7階から14階まで4つの菱形が組み合わさった形の病棟が載った形になっており、非常に特徴的で印象的な形状の病院となりました。

新大学病院では、特定機能病院、救命救急センター、災害拠点病院、総合周産期母子医療センター、地域がん診療連携拠点病院としての役割をこれまで以上に果たすことができるように最新の設備と医療機器を整備しました。新大学病院本館の低層階の3階までの部分には、外来、検査、放射線治療、集学的がん診療センターの通院治療室、血液浄化センターが配置されています。4階から6階は急性期医療に特化する新大学病院の重点分野を担当する、総合手術センター、救命救急センター病棟、ICU、周産母子成育医療センター、血管治療部門とリハビリテーションセンター等が入っています。7階から13階までが一般病棟ですが、脳卒中センターや無菌室も設置されています。

新大学病院本館の開院後、2014年6月から12月にかけて大学病院の「新棟(現1号館)」の全面改修を行った後、東病院から消化器内科、消化器外科、整形外科、臨床試験センターの移設を行い、2015年1月より、新大学病院は完成形として稼働を開始しました。

北里大学東病院の大学病院への移転統合について

相模原病院群が、今後も地域の医療を担いつつ先進的で高度な医療を展開し、優れた医療人を育成するための良質な教育を行い、未来の医療に役立つ研究を発展的に継続していくためには両病院の盤石な財政基盤を構築することが必要です。その方策を慎重に検討し議論を重ねた結果、抜本的な対策として2020年4月に東病院を大学病院へ移転し、両病院を統合することを決定しました。現在、東病院で診療している精神神経科、神経耳科、回復期リハビリテーションセンター、心臓二次予防センター、小児在宅支援センターは2020年3月をもって大学病院に移転いたします。これに伴い、2018年7月より大学病院本館の西側に4号館(仮称)の建設工事が始まり、2020年4月には大学病院は1,200床を超える大病院に生まれ変わります。移設する部門の規模は、新たに建設する建物の関係でやや縮小していただくことは考えられますが、診療機能は大学病院にて引き続き展開していくこととなります。

移転・統合に関わる作業をできるだけ円滑に行うため、相模原病院群統合プロジェクト会議とワーキンググループにおいて様々な検討を進めていますので、是非多くのご意見、ご提案をいただき、統合による診療機能の拡充を最大限に引き出せるようご協力をお願いいたします。
私どもは「相模原病院群統合プロジェクト」を今後50年以上にわたる新しい北里大学病院の枠組みを固める機会と認識し、診療・教育・研究において「成長する病院」を目指して前向きに進んでいきたいと考えています。

岩村 正嗣 経歴

1983年3月 私立北里大学医学部卒業
1983年4月 第75回医師国家試験合格(医籍番号第276931番)
1983年6月 北里大学病院(研修医―泌尿器科)に就職
1984年1月 出向(日本鋼管病院)
1985年1月 北里大学病院(研修医)に復職
1985年4月 北里大学病院(助教(病棟医))に任用
1985年9月 出向(相模台病院)
1986年1月 北里大学病院に復職
1986年7月 出向(総合会津中央病院)
1987年7月 北里大学病院(助教(病棟医))に復職
1989年4月 北里大学医学部(助教(研究員))に任用とともに出向(相模台病院)
1989年7月 海外留学(米国ロチェスター大学)
1994年7月 北里大学医学部(助教(研究員))に復職
1995年3月 学位取得(学位記 北里大学乙第722号)
1996年7月 北里大学医学部講師に昇任
2004年7月 北里大学医学部診療准教授称号付与、北里大学病院主任(泌尿器科)
2013年1月 北里大学医学部主任教授に昇任、大学院医療系研究科教授任用、北里大学病院科長(泌尿器科)
2015年7月 北里大学病院 副院長(診療担当)
2018年7月 北里大学病院 病院長、北里研究所 理事
  現在に至る

北里大学病院長選考 要綱

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