入院中の皆様の栄養管理については、治療目的が効率的に達成できるよう医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士、管理栄養士などからなる医療チームで問題解決にあたっています。(詳細はNST委員会のホームページをご覧下さい)
管理栄養士は病棟担当制で、週に1回以上は病棟をラウンドしておりますので、管理栄養士に面談希望の方は病棟看護師へお声かけ下さい。
お食事や栄養に関するご相談を 医師の指示のもと管理栄養士が行っています。ご希望される方は、担当医師にお申し出ください。予約制になっています。
栄養相談の場所は、トータルサポートセンター、内科栄養相談室、産科栄養相談室(曜日限定)、小児科外来(曜日限定)、腎移植外来(曜日限定)、入院病棟などで行っています。
病名やお食事の種類により保険扱いとなります。<下記参照ください>
(初回は2,600円、2回目以降は2,000円。保険の自己負担割合が3割の場合は、初回は780円、2回目以降は600円にそれぞれ消費税を加えたお支払いとなります)
保険扱い以外の病名・食事の種類の方が栄養相談を希望される場合は、全額自己負担となります。
相談の時間は、初回は30分間、2回目以降は20分間となります。
患者向けの小冊子を年数回発行しています。
発行号 | 内容 |
---|---|
2018年8月26日 | 慢性便秘症診療ガイドラインが作成されました(325KB) |
2018年1月26日 | アルコールとの上手な付き合い方(331KB) |
医師の指示栄養量(エネルギー、蛋白質、脂肪、食塩等)を食品に置き換え、献立にします。病態に合わせ、指示量と献立の栄養量は5~10%の誤差範囲で管理します。
献立は美味しく召し上がっていただけるよう、ニュークックチルシステムに適応した料理を中心に嗜好や季節に配慮したお食事を提供しています。
献立に合わせ、鮮度のよい食材を購入しています。産地、配送ルートも含め、業者教育を行いながら安全な納品管理を行っています。
また、作物の成長収穫が天候に左右される食品も多く、常に情報を集め食品の確保に努めています。
当院使用の食材に関わる外部業者には、定期的に細菌検査報告書を義務づけ、安全への認識を高く保つよう指導を行っています。
当院の食事は、厳しい温度管理に基づくクックチルシステムを採用しています。
このシステムはスウェーデンで開発され、日本では航空機の機内食で導入された方法です。
料理は配膳直前まで、細菌の増殖が抑制される低温度で管理され、器に盛り付けた後、配膳用のカートの中で再加熱されます。
厳しい温度管理を支える為、厨房はオール電化のシステムとなっています。
HACCP(総合衛生管理過程)の概念を導入し、食品や料理の衛生を守る為、温度管理システムによって常に一定の温度に保たれているかを監視しています。
食品・料理の温度はポイントを定めて、コンピュータ端末へ測定・記録されます。
厨房内の室温はコンピュータ制御による自動換気システムで管理されており、働く人の快適さにも配慮しています。
北里大学病院と北里大学東病院では、入院患者さんに提供する献立内容が同じです。
大学病院側の栄養部をセントラルキッチン化し、温かい料理については、東病院分も含めて一括で調理をしています。
料理は専用の保冷容器を使用して、チルド(0~3℃)状態を維持したまま、サテライトキッチン側の東病院へ毎日配送しています。
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