難病とは、慢性の経過をとり、現状では未だに根本的な治療法が乏しい疾患を意味します。国の難病法には「発病の機構が明らかでなく、かつ、治療方法が確立していない希少な疾病であって、当該疾病にかかることにより長期にわたり療養を必要とすることとなるもの」と定義されています。難病には様々な疾患がありますが、国は300を超える数の疾患を難病に認定しています。この中で神経筋疾患の難病が最も多く、北里大学は難病の中でも神経難病の中核施設として難病治療研究センターとしての活動を永年にわたって続けて参りました。2020年に北里大学病院と北里東病院が完全に統合し、難病治療研究センターの活動も東病院の管轄から北里大学病院へと移管しました。北里大学病院への移管を期に神経疾患以外の難病への取り組みも拡充していく予定でございます。難病治療研究センターへのご支援をどうかよろしくお願い申し上げます。
難病治療研究センター長 西山 和利
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