中央滅菌材料センター(以下中材)は、手術をはじめとする日常診療で用いる医療器材・機器・医療材料の洗浄・滅菌・保守・管理、総合手術センターにおけるディスポーザブル医療材料・器材の管理・準備、手術センターの環境整備を行う部署で、いわば病院にとっての縁の下の力もちに相当します。医療器材にはそれぞれ洗浄滅菌方法や使用回数が定められており、無数に存在するそれら器材の品質管理をすることは、手術をはじめとする病院診療に必須です。さらに、日進月歩の医療には常に新しい医療器材が必要となりますが、それらの導入において各部署と中材で審議することにより、効率よい器材の導入や適切な使用に貢献しています。
中材の運営は、専任の看護師を中心に「第一種圧力容器取扱い作業主任者」「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」「滅菌管理士」等の資格を保有している専門の委託業者によって行われており、医師や手術センター・感染対策専任看護師・臨床工学技士を含めた多職種による運営委員会を定期的に開催し、課題の解決に努めています。
中央滅菌材料センター長 田中 潔
中央滅菌材料センターは、主に手術で使用された再生可能な器械(ピンセットやハサミなど)を再生処理(消毒・滅菌)する部門です。
医師や看護師等が本来の業務に集中できるよう、品質管理し新しい手術等にも対応できるサポートをしています。
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