診療科・部門

心臓血管外科

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宮地 鑑

科長
宮地 鑑
副院長 (医療支援・臨床研究担当)

当科では小児心臓外科と成人心臓外科、血管外科を3本柱とし、新生児から成人先天性心疾患・乳幼児の内視鏡手術、冠動脈疾患・弁膜症・大動脈・末梢血管・心不全・低侵襲手術・救急・ステントグラフト治療と、心臓血管外科手術領域をくまなくカバーし、2018年現在年間500例以上の手術を行っております。地域の患者に最先端の治療を提供しながら後進の教育を行い、血流解析学では世界をリードする臨床研究を行って、様々な学会発表・論文執筆を通して世界に情報を発信しています。

主な対象疾患

虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心臓弁膜症、胸部大動脈瘤、末期心不全、腹部大動脈瘤、下肢虚血、末梢動脈閉閉塞、不整脈、その他の成人心疾患(心臓腫瘍、収縮性心膜炎など)、心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、ファロー四徴症、単心室、その他新生児・乳児を含む小児の重症心疾患

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外来担当表

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
(第1・3・5)
午前 宮地 鑑
大久保 博世
小林 健介
鳥井 晋三
北村 律
美島 利昭 大久保 博世
藤岡 俊一郎
北村 律
小林 健介
 
午後 鳥井 晋三
(第1)
  • 北村 律
  • (第1・3・5)
    小林 健介
    (第2・4)
美島 利昭      

紹介用外来担当表(医療機関向け)

【紹介用】診療担当医一覧表PDFファイル

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特徴・特色

1. 成人心臓外科

冠動脈バイパス手術では、低侵襲術式である人工心肺を用いない方法(OPCAB)を症例を選んで行っています。また心筋梗塞の危険な合併症(心室中隔穿孔左心室瘤など)に対しても術式の工夫を行い、成績向上に努めています。弁膜症手術では、特に僧帽弁疾患に対して右開胸アプローチによる低侵襲手術を行っています。僧帽弁、大動脈弁に対する自己弁温存手術や、カテーテル式大動脈弁置換術なども行っています。急性大動脈解離に対する救急手術や、末期心不全に対する補助人工心臓手術も行っています。

2. 小児心臓外科

小児の心臓手術では、生直後の新生児や未熟児の複雑心奇形に対しても積極的に人工心肺下の根治手術を行っています。また多くの症例に低侵襲手術(小切開手術・内視鏡手術 など)や無輸血体外循環を積極的に行っています。動脈管開存症に対しては超低出生体重児を含めた新生児、乳児に対して胸腔鏡下手術を行っています。

3. 血管外科

腹部大動脈瘤に対する手術は2018年現在年間約100例行われており、ほとんどがステントグラフトを用いて治療されています。胸部大動脈瘤に対しては、下行大動脈に対してステントグラフト内挿術を行っています。大動脈瘤破裂に対する救急手術も積極的に行っています。下肢の動脈狭窄、閉塞に対しては下腿へのバイパス手術を行うことで肢切断を回避できるよう努めています。

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特記事項

  • 患者中心の医療を基本的理念として循環器内科、小児科、救命救急センターとの緊密な連携のもと、常に迅速で質の高い医療を提供できるよう心掛けています。
  • 1998年4月に76床の心臓血管センターが開設され、ますます地域のニーズに応えられる体制を整え、2018年現在年間500例以上の心臓血管手術を行っています。
  • 第3次救急指定病院として24時間緊急対応しており、急性大動脈解離や大動脈瘤破裂、急性心筋梗塞の合併症なども積極的に受け入れています。
  • 当科においては成人心臓外科と小児心臓外科、血管外科を3本柱としており、新生児・乳児の複雑心奇形を含む先天性心疾患から虚血性心疾患(冠動脈疾患)、心臓弁膜症、末期心不全、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、下肢虚血、末梢動脈閉閉塞、不整脈などほとんどの心臓血管手術を守備範囲としています。
  • また緊急手術、再手術、新生児や高齢者などハイリスク症例の手術にも積極的に取り組んでいます。

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病診連携への取り組み

当科に紹介していただいた患者様は、術後安定した段階でご紹介していただいた医療機関へお返しするのを原則にしております。ただし人工弁置換患者やその他重症例で、当科におけるフォローアップが必要と判断される症例に関しては、引き続き当科で定期的に診させていただく場合もあります。なお当科におけるカンファレンスは公開ではありませんが、ご希望があればいつでも参加は可能です。

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紹介して頂く時の留意事項

ご紹介は、上記の紹介用外来担当表(医療機関向け)をご覧ください。

心臓血管外科は、多くの場合、循環器内科や循環器小児科ですでに診断と手術適応が明らかとなった症例を手術目的で紹介していただく部門です。未診断で心臓病や血管疾患、心奇形の疑いがある場合には、まず循環器内科か循環器小児科に紹介して下さい。ただしCT検査などで大動脈瘤が明らかに疑われる場合などは、最初から心臓血管外科紹介でもけっこうです。

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手術症例数・治療法・成績など

手術症例数・治療法・成績などの詳細はこちら

  • 週5日(月〜金)の予定手術に加えて緊急手術を行っており、手術数は2011年以降増加し続けています。2017年の心臓血管手術(体外循環手術)は529(274)例でした。内訳は成人心臓外科234(194)例、小児心臓外科112(80)例、血管外科183例でした。
  • 先天性心疾患:出生直後の新生児や未熟児の複雑心奇形に対しても積極的に人工心肺下の根治手術を行い、好成績をあげています。多くの症例に低侵襲心臓手術(小切開手術)や無輸血体外循環手術を積極的に行い、在院日数の短縮を得ています。2003年より、内視鏡およびロボット使用下の動脈管閉鎖術が導入され、2017年は12例に施行されました。
  • 冠動脈外科:2017年の冠動脈バイパス手術総数は64例で、単独冠動脈バイパス術31例における平均グラフト本数3.4本、両側内胸動脈使用15例、グラフト開存率は98.3%でした。
  • 弁膜症手術:2017年の人工心肺下弁膜症手術は総数93例で、右小開胸手術は7例に行われました。その他31例のカテーテル式大動脈弁置換術も行われました。
  • 胸部大動脈手術:2017年の大動脈手術総数51例のうち、急性大動脈解離などの緊急手術が24例ありました。自己弁温存大動脈基部置換は4例に行われました。
  • 補助人工心臓手術:2017年は5例の植込型補助人工心臓手術と3例の体外設置型補助人工心臓手術が行われました。
  • 血管外科手術:2017年の腹部大動脈手術100例のうち93例がステントグラフトを用いて治療されました。また、下腿に対する末梢バイパス手術が8例に行われました。
  • ペースメーカー手術:循環器内科と協力して各種のペースメーカー手術や、エキシマレーザーを用いたペースメーカーリード抜去術も行われています。
  • 手術適応は、循環器内科・小児科との合同症例検討会にて最終決定していますが、術者の経験はもとより米国心臓病協会(AHA)や日本循環器学会のガイドラインも参考にして行っています。さらに、手術リスクとなる脳血管病変や全身の精査を可能な限り行って、安定した手術成績が得られるように努めています。

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研究内容・研修医教育内容

  • 心臓血管外科学研究内容
  • 初期研修プログラム
  • 後期研修(病棟医)プログラム

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医師一覧

医師名 職位・役職 専門分野 認定・専門医
宮地 鑑 教授 小児先天性心疾患 心臓血管外科専門医・修練指導者
日本胸部外科学会認定医・指導医
日本外科学会認定医・専門医・指導医
鳥井 晋三 医学教育研究開発センター
医療安全学研究部門
教授
虚血性心疾患
弁膜症
心臓血管外科一般
不整脈手術
(ペースメーカー、ICD、
CRTなど)
心臓血管外科専門医
日本胸部外科学会認定医・指導医
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本循環器学会専門医
日本不整脈学会植込み型除細動器認定医
日本不整脈学会「ペーシングによる
心不全治療」認定医
日本不整脈学会日本心電学会認定不整脈専門医
宮本 隆司 准教授 小児先天性心疾患 大分医科大学 平成3年卒
心臓血管外科専門医・修練指導者
日本胸部外科学会認定医・指導医
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本循環器学会専門医
麻酔科標榜医
北村 律 准教授 冠動脈手術
低侵襲僧帽弁・大動脈弁手術
大動脈瘤・解離手術
心臓血管外科専門医・修練指導者
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本不整脈学会「植込み型除細動器/
ペーシングによる心不全治療」認定医
植込型補助人工心臓実施医
美島 利昭 講師 大動脈
腹部・末梢血管
心臓血管外科専門医
日本外科学会専門医
胸部ステントグラフト実施医・指導医
腹部ステントグラフト実施医・指導医
浅大腿動脈ステントグラフト実施医
下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医
小林 健介 診療講師 成人心臓血管外科一般
末梢血管外科
心臓血管外科専門医・修練指導者
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本循環器学会専門医
日本脈管学会専門医
下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医
日本不整脈学会「植込み型除細動器/
ペーシングによる心不全治療」認定医
大久保 博世 診療講師 末梢血管外科 日本外科学会専門医
心臓血管外科専門医
日本脈管学会専門医
日本血管外科学会認定血管内治療医
胸部ステントグラフト実施医
腹部ステントグラフト実施医・指導医
浅大腿動脈ステントグラフト実施医
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医・指導医
井上 信幸 助教(研究員) 心臓血管外科一般、不整脈手術(ペースメーカー、ICD、CRTなど) 日本外科学会専門医
心臓血管外科専門医
日本循環器学会専門医
日本不整脈学会植込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療認定医
藤岡 俊一郎 助教(研究員) 大動脈、腹部、末梢血管 日本外科学会専門医
心臓血管外科専門医
日本脈管学会専門医
日本血管外科学会認定血管内治療医
胸部ステントグラフト実施医・指導医
腹部ステントグラフト実施医・指導医
浅大腿動脈ステントグラフト実施医
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医

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