厚生労働省により「がんゲノム医療中核拠点病院等の整備に関する指針」に基づいて、北里大学病院はがんゲノム医療連携病院に認定されました。これに伴い、2018年11月より当院は集学的がん診療センターに、がん遺伝子パネル検査相談外来を開設いたしました。
がん遺伝子パネル検査相談外来は、専門の医師が担当し、患者さんおよびご家族のがんゲノム医療に関する相談や質問にお答えする、がんゲノム医療に関するセカンドオピニオン外来です。がんゲノム医療に必須のがん遺伝子パネル検査について、その適応や可能性並びに限界について、専門の医師から詳しい説明を聞き、患者さんが検査を受けるかどうかの参考としていただくことを目的としています。

保険診療での遺伝子パネル検査について

2019年6月1日付けにて、OncoGuideTM NCCオンコパネルシステム及びFoundationOne® CDxがんゲノムプロファイルが保険適用となりました。
当院においても、以下の条件に該当するがん患者さんについてご紹介いただけるように、保険診療による体制が整いましたのでご連絡申し上げます。

つきましては、保険診療でのがん遺伝子パネル検査をご希望の患者さんがいらっしゃいましたら、まずは、該当がん種の診療科で初診患者さんとして診療させていただきますので、診療科へご紹介ください。紹介の際には、診療情報提供書をご用意いただき、保険診療でのがん遺伝子パネル検査を希望している旨、記載をお願いいたします。また、以下の内容についてもご確認をお願いいたします。

尚、がん遺伝子パネル検査そのものへの相談やご質問に対しては、セカンドオピニオン外来としてがん遺伝子パネル検査相談外来を設けておりますので、本ページをお読みいただき、下記のお問い合わせ窓口までご連絡ください。

当院受診中の患者さん

• 主治医の先生に、がん遺伝子パネル検査相談外来を希望したい旨をご相談ください。
• 主治医の先生と相談の結果、がん遺伝子パネル検査相談外来の受診を希望される場合は、主治医あるいは患者さんご本人から、当院の「トータルサポートセンター」にあるがん遺伝子パネル検査相談外来窓口にご連絡ください。
• がん遺伝子パネル検査相談外来窓口にて、外来日時の調整をさせていただきます。その際、「がん遺伝子パネル検査相談外来申込書」をご記入いただきます。なお、「診療情報提供書」の提出は必要ありません。
• 「がん遺伝子パネル検査相談外来申込書」にもとづき外来日時を決定し、がん遺伝子パネル検査相談外来窓口担当者からご連絡いたします。

他院受診中の患者さん

• かかりつけ医（主治医）の先生に、がん遺伝子パネル検査相談外来を希望したい旨をご相談ください。
• かかりつけ医（主治医）の先生と相談の結果、がん遺伝子パネル検査相談外来の受診を希望される場合は、かかりつけ医（主治医）あるいは患者さんご本人から、当院の「トータルサポートセンター」にあるがん遺伝子パネル検査相談外来窓口にご連絡ください。
• がん遺伝子パネル検査相談外来窓口にて、外来日時の調整をさせていただきます。その際は、「がん遺伝子パネル検査相談外来申込書」、「がん遺伝子パネル検査相談外来受診同意書（代理受診の場合）」をFAX（番号：042-778-8235）でお送りください。また、申込書及び同意書は下記より印刷が可能です。なお、かかりつけ医（主治医）の先生に当院への紹介状（診療情報提供書）を作成いただけますようご依頼ください。
• 「がん遺伝子パネル検査相談外来申込書」にもとづき外来日時を決定し、がん遺伝子パネル検査相談外来窓口担当者からご連絡いたします。

書類のダウンロード

• がん遺伝子パネル検査相談外来申込書（135KB）
• がん遺伝子パネル検査相談外来同意書（代理受診の場合）（103KB）
• がん遺伝子パネル検査相談外来　予約票（119KB）

• がん遺伝子パネル検査相談外来申込書の原本
• 紹介状（診療情報提供書）の原本（他院受診中の患者さんのみ）
• 患者さんご本人の健康保険証、当院の診察券（北里大学病院を受診したことのある方）
• 下記に示す検査結果などの資料
  • 血液検査の結果
  • レントゲン、CT、MRI検査などの画像
  • 病理検査報告書
• がん遺伝子パネル検査相談外来同意書（代理受診の場合）の原本
  • 患者さんが未成年または成年被後見人の場合などは、患者さん本人が受診の場合でも代諾者による同意が必要になります。

ご家族のみが来院される場合

• 患者さんとの続柄を確認できる書類【戸籍謄本、住民票（続柄記載のあるもの）等】
• ご家族（来院される方）の証明書（運転免許証、健康保険証）