北里大学病院は、いつでもどんなときでも患者さんの安心と安全のお役に立てるよう活動を続けます。

北里大学病院

背景色
  • 白
  • 黄
  • 黒
文字サイズ
  • 標準
  • 大

English

リウマチ膠原病・感染内科

科長写真

専門的な技術を有しており、高度な医療を提供します

科長山岡 邦宏

ウェブサイト

当科では、関節リウマチ・膠原病・HIV感染症などの特殊感染症を扱います。特に不明熱などの診断の困難な症例に対しても、種々の知識を総動員して診療にあたります。肺動脈性肺高血圧症、間質性肺炎、中枢神経病変(中枢神経ループスおよび神経ベーチェット病)などの難治性病態に対しては、専門的な技術を有しており、高度な医療を提供します。免疫抑制療法の合併症としての種々の感染症に対しての急性期の対応も行います。

主な対象疾患

膠原病領域

関節リウマチ、脊椎関節炎(SpA)、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎、混合性結合組織病、血管炎、ベーチェット病、シェーグレン症候群、成人発症スティル病、リウマチ性多発筋痛症、IgG4関連疾患 等

感染症領域

HIV感染症、結核性リンパ節炎、梅毒、マラリア、新型コロナウイルス感染症 等

特徴・特色

1)リウマチ・膠原病の正確な早期診断と最新治療

関節リウマチには早期診断した上で、生物学的製剤やJAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬など最新の薬物療法を行い、患者さんのQOLの改善に努めます。膠原病に属する特定疾患(全身性エリテマトーデス、強皮症など)では豊富な経験に基づく正確な早期診断と最新の治療システムを有しています。

2)関節リウマチ治療教育入院・膠原病性間質性肺疾患の教育入院

関節リウマチ治療を強化したい、膠原病関連間質性肺疾患の治療方針を検討したい場合、クリニカルパスを使用した治療教育入院を行っています。ご紹介いただいた患者さんを精査・方針決定後に報告書を添えて逆紹介いたします。

3)近隣連携先医療機関との診療システムの構築

2019年から、北里大学病院での治療により安定した患者さんが近隣でリウマチ・膠原病の継続診療が受けられるように多くの連携先医療機関と診療システムを構築しています。連携先医療機関での診療は当科スタッフで行っています。

4)感染症の診断・治療・予防

当科では免疫抑制療法の合併症として種々の感染症を診療しており、迅速な診断とスタンダードな治療を心がけています。また、免疫抑制療法における感染症対策としてワクチンや抗微生物薬による予防にも力を入れています。そして、特殊感染症、特にHIV/AIDS診療においては、神奈川県エイズ治療拠点病院の診療科としてHIV/AIDS診療体制の充実を図るよう努めています。


膠原病や全身性感染症を疑う発熱、関節痛、皮疹、抗核抗体陽性など免疫異常を呈する患者さんを紹介していただければと思います。

高度先進・特殊医療

生物学的製剤・JAK阻害薬

関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、ベーチェット病、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎に対する生物学的製剤治療を専門外来で受けることが可能で、点滴の生物学的製剤の投与は集学的がん診療センターで行っています。

新薬の治験・臨床試験

関節リウマチや全身性エリテマトーデス、血管炎に対する新薬の治験や臨床試験を行っています。

感染症診療

HIV/AIDS診療では、毎年国内外でアップデートされる新薬による治療を受けることが可能です。また、新型コロナウイルス感染症例の診療経験も有しており、治療薬の研究も行っています。

オンライン診療

情報通信技術進展に伴う通信機器を用いた診療の普及が進む中で、条件があった患者さんに対してオンライン診療を行っています。

診療実績

外来患者数

疾患 2023年度
関節リウマチ 2,470
シェーグレン症候群 733
全身性エリテマトーデス 641
血管炎症候群 334
全身性強皮症 213
多発性筋炎・皮膚筋炎 207
HIV感染症 182
ベーチェット病 141
不明熱 129
混合性結合組織病 117
リウマチ性多発筋痛症 93
新型コロナウイルス感染症 81
IgG4関連疾患 50
成人発症スティル病 46
梅毒 43
脊髄関節炎(SpA) 12
結核性リンパ節炎 3

入院件数

疾患 2023年度
関節リウマチ 77
血管炎症候群 39
多発性筋炎・皮膚筋炎 38
全身性エリテマトーデス 35
新型コロナウイルス感染症 24
全身性強皮症 23
成人発症スティル病 9
リウマチ性多発筋痛症 7
シェーグレン症候群 6
HIV感染症 6
ベーチェット病 4
IgG4関連疾患 2
結核性リンパ節炎 1

ご紹介時のお願い

紹介時には(1)既往歴、薬物アレルギーなど患者背景、(2)現在までの治療等とその効果の要約、(3)X線(関節、胸部など)や検査結果(抗核抗体、補体、リウマトイド因子、抗CCP抗体、ANCAなど)があると診断がスムーズにつきます。内科総合外来には当科より毎日専門医が出ております。

紹介用外来担当表(医療機関向け)

【紹介用】診療担当医一覧表(154KB)

ご受診を希望の方へ

当院は特定機能病院の承認医療機関です。受診には診療所・病院からの紹介による受診を原則としております。当院の受診を希望される場合は原則として、他の医療機関(かかりつけ医)からの紹介状が必要となります。
紹介状をお持ちでない初診の場合は、医療費とは別に初診時保険外併用療養費(自費)として7,700円(税込)をご負担いただきますのでご了承ください。
詳細につきましては「診療を受けられる皆様へ」をご覧ください。

また、当院を初めて受診する方は「初めて受診する方(初診の方)へ」をご参照ください。
他科に通院中で当科のご受診をご希望の方、お久しぶりの受診をご希望の方は「通院中・再診の方へ」をご参照ください。

外来担当表

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
(第1・3・5)
内科専門外来(再診)
午前
  • 長谷川 靖浩
  • 田中 知樹
  
  • 関節エコー外来
  • 宍戸 瑛理
  
  • 山岡 邦宏
  • 進藤 理沙
  • 奥 健志
  • 岡田 純
  • 池田 慶介
  • 伊野 和馬
  • 和田 達彦
  • 松枝 佑
 
内科専門外来(再診)
午後
  • 和田 達彦
  • 田中 知樹
  • 長谷川 靖浩
  • ラナ 美代子
  • 金山 芳郎
  • 朝倉 啓友
  • 高山 陽子
  • 阪本 陽介
  • 和田 達彦
  • 東野 俊洋
  • 松枝 佑
 

紹介用外来担当表(医療機関向け)

【紹介用】診療担当医一覧表(154KB)

医師一覧

医師名 職位・役職 専門分野 認定・専門医
医師 写真
山岡 邦宏
主任教授・科長 膠原病全般
関節リウマチ
感染症全般
  • 日本内科学会総合内科専門医・指導医
  • 日本リウマチ学会専門医・指導医
  • 産業医科大学産業医学ディプロマ
  • 日本臨床免疫学会免疫療法認定医
医師 写真
奥 健志
准教授 膠原病全般
全身性エリテマトーデス
抗リン脂質抗体症候群
アレルギー全般
感染症全般
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本リウマチ学会専門医・指導医
  • 日本血栓止血学会認定医
  • 日本老年医学会老年病専門医・指導医
  • 日本病態栄養学会病態栄養専門医・NSTコーディネーター
  • インフェクションコントロールドクター
  • 日本アレルギー学会専門医
  • 日本温泉気候物理医学会温泉療法医
医師 写真
田中 住明
准教授
北里メディカルセンター
膠原病全般
強皮症、肺高血圧
感染症全般
  • 日本内科学会総合内科専門医・指導医
  • 日本リウマチ学会専門医・指導医
医師 写真
和田 達彦
講師
外来主任
感染症全般
HIV感染症
膠原病全般
  • 日本内科学会総合内科専門医・指導医
  • 日本リウマチ学会専門医・指導医
  • 日本感染症学会専門医・指導医
  • 日本エイズ学会認定医・指導医
医師 写真
松枝 佑
助教 膠原病全般
強皮症、肺高血圧症
感染症全般
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本リウマチ学会専門医
医師 写真
田中 知樹
助教・病棟主任 膠原病全般
感染症全般
 
医師 写真
長谷川 靖浩
助教 膠原病全般
感染症全般
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本リウマチ学会専門医
医師 写真
近藤 惇一
助教
北里メディカルセンター
膠原病全般
感染症全般
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本リウマチ学会専門医
池田 慶介 専攻医 膠原病全般
感染症全般
 
阪本 陽介 専攻医 膠原病全般
感染症全般
 
次田 奈央 専攻医 膠原病全般
感染症全般
 
吉岡 聖剛 専攻医 膠原病全般
感染症全般
 
岡田 純 非常勤医師 膠原病全般
感染症全般
  • 日本内科学会認定内科医・指導医
  • 日本リウマチ学会専門医・指導医
  • 日本感染症学会専門医
ラナ 美代子 非常勤医師 膠原病全般
感染症全般
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本リウマチ学会専門医
金山 芳郎 非常勤医師 膠原病全般
感染症全般
日本内科学会認定内科医
伊野 和馬 非常勤医師 膠原病全般
感染症全般
日本内科学会認定内科医
進藤 理沙 非常勤医師 膠原病全般
感染症全般
 
朝倉 啓友 非常勤医師 膠原病全般
感染症全般
 
宍戸 瑛理 非常勤医師 膠原病全般
感染症全般
 

ページの先頭へ

Copyright © 2019- 北里大学病院. All Rights Reserved.