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ロボット手術とは
手術支援ロボットダビンチは、術者がサージョンコンソールでペイシャントカートを操作することで遠隔手術を可能にする最新の手術機器です。わたしたちは食道がん、胃がん、直腸がんなどの難易度の高い手術に対し、このロボット手術を積極的に取り入れ、小さな傷で質の高い手術を行っています。
ロボット手術は、サージョンコンソールと呼ばれる装置を術者が操作し、ペイシャントカートと呼ばれる装置が実際に患者側で手術を行うものです。手術支援ロボットが持つ手ぶれ防止機能、自由度が高い鉗子、大きな動きを小さく変えるモーションスケーリング機能、3次元の拡大カメラは、従来の内視鏡外科手術よりも複雑で細やかな手術を可能とし、安全確実な手術を可能にすると考えられています。ロボット支援手術は、傷が小さく、体への負担が少ないといった従来の内視鏡外科手術の利点を保ちながら、操作の難しさといった従来の内視鏡外科手術の欠点を克服しうる、最新の外科治療です。
北里大学外科では2015年2月に胃がんに対してda Vinci Siを使用したロボット支援手術を開始し、2016年11月に直腸がん、2018年11月に食道がんに対してもロボット支援手術を導入しました。2018年4月には食道がん、胃がん、直腸がんに対する手術が、保険診療として行えるようになりました。当院では2018年12月に新たにda Vinci X、da Vinci Xiが1台ずつ導入され、合計2台でロボット手術が行えるようになり、北里大学病院での消化器がんに対するロボット手術の件数は年々増加しています。
食道がんに対するロボット手術の最大の利点は声帯神経麻痺の低減です。私たちは胸部の操作をロボットを使用して行っています。胸腔内操作で最も繊細な操作を要する場面は反回神経周囲リンパ節郭清です。この操作の際に起こりうる声帯麻痺は、肺炎など重大な合併症につながります。ロボット支援食道切除術における声帯麻痺を含めた合併症の低減効果は、これまでにいくつかの報告があり、私たちも声帯麻痺を含めた合併症の低減効果を確認しています。
胃がんに対するロボット手術の利点は合併症の低減です。日本で行われた多施設共同研究で、間接的にではありますが腹部の感染が原因である合併症の低減が証明され、私たち独自の研究でも合併症の低減が間接的に証明されました。
直腸がんに対するロボット手術の利点は、狭い空間で精密な操作ができることです。直腸がんは狭い骨盤の中で精密な手術操作が要求される難易度の高い手術です。ロボット支援手術による3次元ハイビジョン画像を使用した精密な手術操作によって、根治性の向上や性機能・膀胱機能など機能温存率の向上が期待されています。
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