初代教授:
阿曽 弘一
1970~1988年
( 出身:東京大学 )
第2代教授 :
柿田 章
1989~2003年
( 出身:北海道大学 )
第3代教授:
渡邊 昌彦
2003~2019年
( 出身:慶應義塾大学 )
上部消化管外科学 主任教授
比企 直樹
HIKI NAOKI
われわれは食道、胃そして十二指腸の一部を扱っており、特徴的な治療をご紹介します。
1 )がんを治す諦めない治療
取れないといわれている腫瘍でも、我々はあきらめません。
食道がん、胃がんはメス一本では戦えないほど進行してしまっていることも少なくありません。
DOSという三剤の抗がん剤を上手に使うことで、切れないがんを切れる状態まで持ってゆく治療を消化器内科と行っています。
2 )高齢者進行胃がんの縮小手術
近年、高齢者が増加していることから、併存症や認知症などを有する方が増えています。
高齢者には必ずしも大きな手術を行わず、患者さんの負担になる手術は避け、人生の質を重視した手術、つまり、胃全摘などを避ける術式を選択しています。
胃の機能を残す胃局所切除法;LECS (腹腔鏡内視鏡合同手術)を開発し、多くの症例の手術を行っております。
3 )手術合併症減少の工夫
合併症は免疫を抑制し、がんが元気になったりします。
膵臓に負担のかからない手術で、命にかかる合併症である「膵液の漏れ」はほぼ認められなくなりました。
また、食道がんでは、ロボット手術により、反回神経(息や飲み込みに関係する神経)麻痺を目覚ましく減少させました。
患者さんに優しい手術により、手術のためにかかる入院日数は著しく減りました。
平成 2年 3月 | 北里大学医学部卒業 |
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平成 2年 4月 | 東京大学付属病院分院第3外科学教室 研修医 |
平成 4年 7月 | ドイツ・ウルム大学一般外科学教室 (臨床研究フェロー)へ渡航 |
平成 5年 2月 | 東京大学付属病院分院第3外科学教室 医員 |
平成 7年 4月 | 東京大学大学院医学系研究科(外科学専攻)入学 |
平成 7年10月 | ドイツ・ウルム大学一般外科学教室 (臨床研究教育指導)へ渡航 |
平成11年 3月 | 東京大学大学院医学系研究科(外科学専攻)修了 |
平成11年4月 | 東京大学医学部付属病院分院第3外科学教室 助手 |
平成13年 4月 | 東京大学医学部付属病院胃食道外科 助手 |
平成17年 4月 | 財団法人癌研究会有明病院・消化器外科 医員 |
平成23年 7月 | 徳島大学消化器外科 臨床教授 |
平成24年 4月 | 財団法人癌研究会有明病院・栄養部 部長 |
平成26年 4月-令和3年3月 | 東京女子医大消化器センター外科 客員教授 |
平成27年 5月 | 財団法人癌研究会有明病院・消化器外科 胃外科部長 |
平成28年 6月 | 財団法人癌研究会有明病院・機器開発センター長兼任 |
平成31年 1月 | 北里大学医学部 上部消化管外科学 主任教授 |
日本外科学会認定外科指導医・専門医・認定医
日本消化器外科学会認定消化器外科指導医・専門医
日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療認定医
日本臨床栄養代謝学会指導医・認定医
日本内視鏡外科学会認定内視鏡外科技術認定医(胃)
日本がん治療認定医機構認定暫定教育医・日本がん治療認定医
日本外科代謝栄養学会教育指導医
日本腹部救急医学会認定腹部救急教育医・腹部救急認定医
日本外科学会 代議員
日本消化器外科学会 理事・評議員
日本臨床栄養代謝学会 理事長・代議員・学術評議員
日本胃癌学会 理事・代議員
日本外科代謝栄養学会 理事・評議員
日本臨床外科学会 幹事・評議員
日本癌治療学会 代議員
日本内視鏡外科学会 評議員
日本病態栄養学会 学術評議員
日本エンドトキシン・自然免疫研究会 理事・代議員
PEG・在宅医療学会 理事