北里大学大学院感染制御科学府

北里大学 北里生命科学研究所 大学院 感染制御科学府


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感染制御科学府 専門分野

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感染制御科学専攻 感染制御・免疫学履修コース

平成29年 4月 1日現在
専 門 分 野 担当教員(指導教員)
1 ワ ク チ ン 学 片山 和彦 教授
2 分子ウイルス学 森川 裕子 教授
3 細菌感染制御学 阿部 章夫 教授
4 感 染 症 学 高橋  孝 教授
5 免疫機能制御科学 渡邊 峰雄 准教授

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【 ワクチン学 : 片山 和彦 教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容

ワクチン学

【 ウイルス 】

ワクチン学

  ワクチンとは、感染症の発症を防ぐためにヒトや動物の持つ免疫システムを活性化させ、病原体に対する防御反応を導くために使用される薬剤である。ワクチンには、健康を維持するために健常者、健常な動物に対して使用される感染症予防薬という、一般的な薬とは全く異なる特徴がある。したがって、理想的なワクチンは、接種による副反応は可能な限り制御され、接種により病原体の感染、感染症の発症を制御可能な、健康な体を維持でき無ければならない。感染症を征圧、克服する上でワクチンの果たす役割は非常に大きい。本講義、研究では、ワクチンとは何か、抗ウイルス薬、抗菌剤、治療薬との違いを理解し、予防医学に果たすワクチンの役割と働きを学ぶ。さらに、次世代のワクチン開発に向けた最新の研究手法、技術などの知識基盤を取得し、自らが新規ワクチン研究を展開する力を身につける。

  1. ノロウイルス、アストロウイルス、ロタウイルスなどの胃腸炎ウイルスの新規ワクチン、抗ウイルス薬、消毒薬の研究開発
  2. 胃腸炎ウイルスの感染機構、増殖機構、病原性発現機構に関する研究
  3. 構造生物学的手法(クライオ電顕、X線結晶構造解析、NMRなど)を応用したウイルス粒子、ウイルス由来タンパク質、核酸などの分子構造解析
  4. 分子生物学的手法、細胞生物学的手法(オルガノイドなど)を用いた胃腸炎ウイルス感受生細胞の構築、ヒト化マウスなど小動物モデルの構築
  5. ウイルス感染、ワクチン接種に対する宿主免疫応答の研究
  6. ウイルスの検出法の研究、分子疫学研究と流行予測システム開発
【 博士前期(修士)課程 】 ワクチン学 I

  ワクチン評価、開発、研究を実施するための基礎研究技術、手法を習得する。感染症の流行を科学する分子疫学的研究手法の基礎についても学ぶ。特に当研究室で進行中のノロウイルスなどの胃腸炎ウイルスに関する研究の推進に必須な研究手法を中心に体験し、習得する。
【 博士後期(博士)課程 】 ワクチン学 II

  当研究室で、実際に取り組んでいるノロウイルスなどの胃腸炎ウイルスのリバースジェネティックス、構造生物学的研究手法、インシリコモデリング、シングルセルトランスクリプトーム解析など世界最先端の研究手法を駆使した基礎研究を通じて、新規ワクチン、抗ウイルス薬、消毒薬開発の一翼を担う能力を育成する。
【 分子ウイルス学 : 森川 裕子 教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容

分子ウイルス学

ウイルスと複製の分子機構とその制御に関する研究

 現代の脅威とされているヒトウイルス感染症、すなわち、エイズやインフルエンザなどについて以下の1)〜6)の研究テーマから興味のあるものを選択させる。指導教官はこれら研究テーマの解明を達成させるべく、分子生物学・生化学・細胞生物学などの知識・技術を伝授するとともに、結果に対する考察や洞察を支援する。また、それらに基づき、次の実験戦略を計画させる。学生各自には研究進捗状況報告を課す。

  1. HIVの複製を制御する宿主因子と宿主機構
  2. HIVの粒子形成・成熟機構と分子標的の解明
  3. HIVの感染病態(急性感染と慢性感染)と細胞間伝播
  4. 抗HIV薬の創製とワクチンの分子設計
  5. インフルエンザウイルスvRNPの分子集合
  6. インフルエンザウイルスHA/NAの極性輸送
【 博士前期(修士)課程 】 分子ウイルス学 I

  ヒトウイルス感染症における現象を分子機構として解説する。すなわち、ウイルス複製の分子機構、ウイルス病原性発現の分子機作、ウイルスの進化論と耐性ウイルスの出現機構、ウイルスを用いたバイオテクノロジーや遺伝子治療、ワクチンや抗ウイルス剤の分子設計などについて解説する。これらの内容を、個々のウイルスのみに特化した専門知識としてではなく、多くのウイルスに共通するウイルス感染症分子論として理解させる。
【 博士後期(博士)課程 】 分子ウイルス学 II

  「学問領域横断型のウイルス感染症分子論」を基本として、主要なヒトウイルス感染症(エイズ、インフルエンザ、エマージングウイルスなど)について、その複製機構、個体内あるいは個体間伝播と変異進化機構、感染病態の発現機構と宿主細胞応答、種間障壁機構など、多局面における最先端の分子ウイルス学を講義する。これらウイルスに対するワクチンや抗ウイルス剤の創製、ウイルス工学を駆使した遺伝子治療などの最新の知見を講義する。
【 細菌感染制御学 : 阿部 章夫 教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容

細菌感染制御学

グラム陰性菌 III 型分泌装置ならびにエフェクターの機能に関する研究

 病原細菌は様々な病原因子を積極的に宿主細胞内に移行させ、病原性を発揮するものが少なくない。この病原因子の宿主細胞内移行には、III型分泌装置が関与していることが最近の研究の結果明らかになってきた。分子細菌学の特別研究においては、病原細菌のクロストーク、病原因子のゲノム解析、III型分泌装置の構造と機能、宿主へ移行する細菌由来の蛋白質(エフェクター)がどのような機構で病原性に寄与しているのかについて焦点を絞り、研究を展開する。学生には病原細菌の扱い方、分子生物学ならびに分子細胞生物学の基本操作について約2ヶ月間の指導を行なった後に、以下の研究テーマのなかから各自の興味に合ったものを選択させる。教官は、学生が各自の研究目標に到達するためのガイドとしての役割を適宜図り、学生の自主性を重んじ、研究結果の考察や方向性の後方支援を行なう。また、研究発表能力の技術的向上を図るために、プロジェクター等を用いた研究報告会を行い、修士修了後には実戦に即戦力で対応できる人材を育成する。

  1. III型分泌装置によって宿主細胞に移行するエフェクターの機能解析
  2. III型分泌装置の機能解析
  3. エフェクターと宿主側因子の相互作用解析
  4. エフェクター特異的シャペロンの機能解析
  5. 未知エフェクターの同定と機能解析
  6. エフェクターの in vivo での機能解析
【 博士前期(修士)課程 】 分子細菌学 I

  細菌の感染現象を宿主側因子も含めて分子生物学的な視点から包活的に解説する。すなわち、病原細菌のゲノム解析、細菌の宿主細胞への付着と増殖、宿主細胞への侵入、病原因子と宿主側因子の相互作用,病原因子の宿主細胞への移行システムとその高次構造等について分子レベルでの理解を深める。特に、ヒトならびに病原細菌のゲノム解析で明らかにされた膨大な遺伝情報が感染現象の分子生物学的理解にどのように貢献しているかについても、ポストゲノム戦略という新たな領域の観点から講義する。
【 博士後期(博士)課程 】 分子細菌学 II

  細菌が宿主に定着・侵入する過程において、宿主細胞骨格の再編成を積極的に誘導することが知られている。これにより細菌は定着の足場を確保し、また、マクロファージによる貪食作用から回避する。しかしながらこのような感染成立の一連の流れは、細菌側の病原因子のみでは成立せず、病原因子と宿主側因子の相互作用により、宿主シグナル伝達経路がかく乱されることで惹起されることが明らかになっている。分子細菌学の講義においては,感染に関わる宿主側因子について焦点を当て,感染が宿主応答のどのようなかく乱によって惹起されるのかについて、分子細胞生物学的に理解する能力を養うことを目的として講義を展開する。
【 感 染 症 学 : 高橋  孝 教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容

感 染 症 学

市中および院内の重症感染症に関する基礎および臨床研究

 感染症の診断・治療・予防・指導,医療関連感染対策,抗微生物薬の開発と幅広い視野での教育・研究を進めていくことを目的として現在は以下の研究を行う。

  1. 呼吸器感染症におけるウイルスと病原細菌との病態関連性の解明
  2. 侵襲性レンサ球菌感染症の播種性病態生理の解明に関する研究
  3. 菌血症における原因菌同定に関する迅速遺伝子検出法の開発
  4. インフルエンザを含む気道ウイルス感染症に対する新たな治療戦略
  5. 肥満・糖尿病等の代謝異常(メタボリックシンドローム)と重症感染症発症との関連性の解析
  6. 効果的な医療関連乾癬管理に繋がるエビデンス作成
【 博士前期(修士)課程 】 感染症学 I

  21 世紀となり新興感染症(SARS・新型インフルエンザ等)が社会の話題となっている。一方で、高齢者や小児における侵襲性レンサ球菌感染症といった再興感染症が診療上問題となっている。感染症学では感染症法制定に関する経緯を紹介するとともに、各種感染症の診断方法・治療に関して講義する。また、感染症の治療に欠くことの出来ない抗菌療法・抗ウイルス療法・抗真菌療法についての講義も行う。感染伝播の予防としては、医療関連感染対策に関して述べる。
【 博士後期(博士)課程 】 感染症学 II

  21 世紀となり新興感染症(SARS・新型インフルエンザ等)が社会の話題となっている。一方で、高齢者や小児における侵襲性レンサ球菌感染症といった再興感染症が診療上問題となっている。感染症学では感染症法制定に関する経緯を紹介するとともに、各種感染症の診断方法・治療に関して講義する。また、感染症の治療に欠くことの出来ない抗菌療法・抗ウイルス療法・抗真菌療法についての講義も行う。感染伝播の予防としては、医療関連感染対策に関して述べる。
【 免疫機能制御科学 : 渡邊 峰雄 准教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容
免疫機能
制御科学

感染症における病原性発現機構と感染防御機構を応用した医薬品の開発

 病原微生物は、我々の身体に対して特異的に相互作用し、自らの利となるように操作する。一方、我々は、その働きを無効化し、病原微生物の侵襲に抵抗する。感染現象において観測される微生物の病原因子とそれに対する宿主の抵抗因子は、新しい作用機構を示す医薬品を開発する上で重要な手がかりとなる。本研究室では、病原微生物の産生する物質やその働きを、医薬品開発を中心とした実学分野に応用することを目的に研究を行う。

  1. 百日咳、抗酸菌の制御に必要なワクチンおよび診断薬の開発
  2. 百日咳起因菌、抗酸菌の感染・発症機構の解明
  3. 病原微生物の機能を利用した新規医薬品の開発
【 博士前期(修士)課程 】 免疫機能制御科学 I

  普段の生活環境において健康でいられるのは、我々を侵食する病原微生物に対する防御機構、すなわち免疫が機能しているためである。健康を保つためには免疫機能が適切に維持される必要があり、過度の亢進や抑制は様々な疾患を引き起こす。本講義では免疫機能の基本的な知識から免疫機能関連疾患(感染症を含む)の発症機序に至るまで幅広い知識を学ぶ。また、生命科学研究および臨床診断に応用されている免疫学的手法の原理を解説し、免疫研究に関するより深い理解を促す。
【 博士後期(博士)課程 】 免疫機能制御科学 II

  発症機構および誘導される感染防御免疫が対称的である百日咳起因菌と各種抗酸菌を講義の中心課題とし、病原性発現機序から予防、診断、治療法に至る広い分野を免疫学的見地から講義する。また、疾患の予防、診断、治療を目指した免疫機能応用研究の立案、企画、実施、考察、およびさらなる提案を学生が自立して行えるよう指導する。

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感染制御科学専攻 創薬科学履修コース

平成29年 4月 1日現在
専 門 分 野 担当教員(指導教員)
1 微生物創薬科学 池田 治生 教授
2 生物有機化学 砂塚 敏明 教授
3 細胞機能制御科学 塩見 和朗 教授
4 和漢薬利用科学 清原 寛章 教授
5 微生物機能科学 松本 厚子 准教授
6 熱帯病制御科学 若月 正人 准教授

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【 微生物創薬科学 : 池田 治生 教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容

微生物創薬科学

微生物遺伝情報を基盤とした創薬のための基礎・応用研究

 微生物遺伝情報を基盤とした創薬のための基礎、応用研究を行うために以下の研究課題から選択する。なお、研究課題を選択する前に研究課題すべてについて解説し、基本的な実験を行う。

  1. 有用微生物のゲノム解析およびゲノム情報の機能解析
  2. 遺伝子情報を利用した物質生産への応用
  3. 放線菌の2次代謝における遺伝子制御の網羅的解析
  4. 休眠遺伝子の覚醒及び活性化による物質生産への応用
  5. ゲノム情報による2次代謝産物の構造予測に関する基礎的研究
  6. 放線菌染色体の再構成ならびに新たなゲノム改変法の確立
  7. 物資生産のための次世代基盤技術の開発
【 博士前期(修士)課程 】 微生物創薬科学 I

  天然医薬品としての微生物代謝産物の重要性を解説し、生物活性物質を生産する微生物の多様性、ならびにそれらの微生物を真正細菌と比較し、分類学的、生理学的および遺伝学な特徴を理解させる。また微生物における生物活性物質の生成過程を分子レベルで理解させるため、生物活性物質の生合成に関しての生化学的ならびに有機化学的な反応機構および生合成遺伝子群の構成、発現調節機構に関しても解説する。さらに生物活性物質の生合成遺伝子の発現調節に関する遺伝子レベルでの理解を深めるため微生物遺伝学ならびに生物情報学の基礎を解説する。
【 博士後期(博士)課程 】 微生物創薬科学 II

  天然医薬品としての微生物代謝産物の重要性、生物活性物質を生産する微生物の多様性および生物活性物質の生成過程の分子基盤を総合的に理解できる能力を養う。さらに生物活性物質の生合成遺伝子および生成に関与する発現制御遺伝子に関しての生物情報学的な解説を行い、微生物代謝産物を対象とした生化学的かつ分子遺伝学的な研究課題を設定できる能力を養成する。
【 生物有機化学 : 砂塚 敏明 教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容

生物有機化学

感染症および重要疾患に対する創薬研究

 天然物素材を用いた有機合成的手法による抗感染症薬等医薬品の創製に関する次の課題から選択する。

  1. 天然物由来の抗感染症薬(病原微生物、結核、マラリア、寄生虫を含む)の合成研究と創薬研究
  2. マクロライドの有する新作用の解明と合成研究
  3. 天然物由来の有用生物活性物質をリードとする創薬のための合成研究
  4. 微生物由来の生理活性天然物の探索研究
【 博士前期(修士)課程 】 生物有機化学 I

  創薬研究において、天然物科学と有機合成化学の連携が重要であることを解説する。微生物由来の生物活性物質や医薬品(特に抗感染症薬)の合成化学と作用機作について具体例を示すとともに新たな合成法や不斉合成反応並びに合成法の新しい手法の開発を示し、医薬品の創製におけるそれらの重要性を解説する。
【 博士後期(博士)課程 】 生物有機化学 II

  創薬研究における微生物由来の天然物と有機合成化学の連携の重要性について総合的に理解できる能力を養う。さらに興味ある生物活性物質や抗感染症薬の全合成研究、半合成研究を対象とした研究課題を設定できる能力を養成する。
【 細胞機能制御科学 : 塩見 和朗 教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容

細胞機能
制御科学

微生物由来創薬素材の探索と応用

 次のような内容の研究テーマを与え実験に取り組む。

  1. 微生物の分離と新しい抗生物質の探索研究
    (ウイルス,薬剤耐性菌,結核,病原真菌,寄生虫などを対象とする)
  2. 微生物由来生物活性物質(制癌薬や昆虫成長制御物質など)
    の探索研究
  3. 抗生物質や生理活性物質の構造決定と生合成の研究
  4. 微生物の生産する生物活性物質の細胞内標的分子の解明
  5. 物質生産菌のライブラリーとデータベースを利用した新物質探索
【 博士前期(修士)課程 】 細胞機能制御科学 I

  微生物の生産する抗生物質に代表される生物活性物質は、医薬品開発の素材としてのみならず細胞の有する未知機能を解析する機能分子としても利用されてきた。本講義では、広く細胞生物学の基礎知識を習得することを目的とする。特にこのような生物活性物質を利用して解明されてきた細胞機能やその制御機構の中から、細菌や寄生虫などの感染機構、細胞に必須な成分の代謝調節機構、細胞内物質輸送機構、エネルギー変換機構、情報伝達機構などを抽出し、解説する。
【 博士後期(博士)課程 】 細胞機能制御科学 II

  生物活性物質を利用して解明されてきた細胞機能やその制御機構の中から、細菌や寄生虫の感染機構、細胞に必須な成分の代謝調節機構、細胞内物質輸送機構、エネルギー変換機構、情報伝達機構などを抽出し、解説する。本講義では、細胞生物学のより専門的な知識を習得することを目的とする。
【 和漢薬利用科学 : 清原 寛章 教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容

和漢薬利用科学

感染症及び免疫・精神神経疾患に対する和漢薬の薬効機序および薬効成分の解析と応用

 和漢薬利用の視点に立ち,漢方薬や和漢薬の薬理作用や分子レベルでの作用機序の解明及び薬効成分の解明とその応用について,以下の課題から選択し研究課題とする。

  1. 漢方薬の薬理作用,薬効成分、作用機序の総合的解析
    1) アレルギーおよび糖尿病などの慢性炎症性疾患に対する粘膜免疫
      機構を介した漢方薬の薬効の解析
    2)  インフルエンザウイルスや免疫低下病態に対する粘膜免疫機構を
      介した漢方薬の改善/治療効果と作用機序および薬効成分の解析
    3)  うつ様症状などの精神神経疾患に対する漢方薬の効果と作用機序
      および薬効成分の解析
  2. 和漢薬など植物素材由来の多糖およびオリゴ糖の腸管免疫系を介した薬理作用および活性発現機構の生化学的解析と有用素材への開発研究
  3. 和漢薬由来低分子成分の粘膜免疫機構調節作用の解析と有用医薬品素材への開発研究
  4. 漢方薬評価系を用いた有用天然物医薬品素材の探索研究
【 博士前期(修士)課程 】 和漢薬利用科学 I

  感染症や免疫系および中枢神経系が関与した重要疾病の治療と予防に対する和漢薬の有効性について、臨床応用、基礎科学的研究の過去・現在を解説すると共に、その作用機序と特色を理解させ、未来に向けた可能性を考える能力を養成する。特に、和漢薬の作用を粘膜免疫機構の調節の観点から解説すると共に、和漢薬やそれに由来の作用成分の粘膜免疫機構調節シーズとしての可能性について解説する。
【 博士後期(博士)課程 】 和漢薬利用科学 II

  漢方薬は西洋医学のみの治療では対応できない疾患に対し、積極的に臨床応用が行われている。臨床的有用性に関する情報から、本薬剤はヒトに有用な生体反応を誘導する有用化合物からなる多成分ライブラリーとして捉えることができる。講義では、現在医療での漢方薬の活用の現状と共に、その作用ターゲットとしての腸管局所粘膜免疫系、共通粘膜免疫機構と局所粘膜免疫系の調節機構の観点から、漢方薬の作用メカニズムの解析や作用成分の探索に関する方法論を講義する。
【 微生物機能科学 : 松本 厚子 准教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容
微生物機能科学

創薬のための微生物資源の探索研究

 創薬の探索源となる未利用微生物の探索とその応用研究を課題として下記のテーマから選択する。

  1. 難培養微生物または特殊環境微生物の分離法の構築
  2. 難培養微生物または特殊環境微生物の検出と培養法の検討
  3. 放線菌分類学研究
  4. 二次代謝産物生産のための微生物培養法の検討
【 博士前期(修士)課程 】 微生物機能科学 I

  自然界には多数の微生物が存在するがそのほとんどが培養できない難培養微生物である。その検出と利用法および培養研究について解説する。また、人類は環境から得た微生物を資源微生物として利用し恩恵を受けている。そのうち、生物活性物質を生産する放線菌を中心とした微生物の多様性とそれらが生産する二次代謝産物の探索法について、また、微生物の分類学の現状を概説する。
【 博士後期(博士)課程 】 微生物機能科学 II

  微生物の生態、機能、人類との関わりについて概説するとともに、環境中に多数存在する極限微生物や難培養微生物について解説する。また、これら微生物の、有用生物活性物質探索源としての医薬品開発への応用について知識を深める。
【 熱帯病制御科学 : 若月 正人 准教授 】
専門分野 研 究 ・講 義 内 容
熱帯病制御科学

熱帯病治療薬シード化合物の探索

 微生物培養液および合成品からマラリアやリーシュマニア症の治療薬開発のためのシード化合物を探す。
【博士前期(修士)課程】 熱帯病制御科学 I

  科学が発展した現在でも未だに熱帯病で苦しんでいる人々が世界中に大勢いる。本講義では主な熱帯病(特に寄生虫症)の病原体、生活環、症状、診断・予防・治療法に関して講義する。また熱帯病の制圧には科学だけでなく政治、経済などの総合的な分野での連携が重要である点についても解説することで広い視野で様々な問題を総合的に理解できる能力を養う。
【博士後期(博士)課程】 熱帯病制御科学 II

  熱帯病対策に向けた世界的動勢、特に治療薬およびワクチンの開発について最新の情報をup-dateしながら講義することでアンメット・ニーズに対する問題意識を高める。

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