片山 和彦教授が藤田医科大学と共同で
ヒトロタウイルスの人工合成に成功しました。

2019年03月06日

片山和彦教授、藤田医科大学と共同でヒトロタウイルスの人工合成に成功。

藤田医科大学の河本聡志講師、福田佐織研究補助員、谷口孝喜名誉教授、村田貴之教授らの研究グループは、北里大学の小山ちとせ研究員、片山和彦教授との共同研究により、ヒトロタウイルスの人工合成に世界で初めて成功しました。この研究成果は、自然なヒトロタウイルスの感染および増殖機構を再現できるので、病原性発現機構の解明、ヒトに対する安全性に優れた次世代ワクチンや治療薬開発の加速が期待できます。

サルロタウイルスRGS、ヒトロタウイルスのRGS
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図1:従来のサルロタウイルスのリバースジェネティクス(A)は、サルロタウイルスを遺伝子操作するシステム。ヒトロタウイルスの研究をするには、ヒトロタウイルスの遺伝子を入れる必要があります。さらに、コウモリウイルスのFASTタンパク質や、牛痘由来の酵素を取り除き、人工合成サルロタウイルスを精製する必要があります。対して、ヒトロタウイルスのリバースジェネティクス(B)は、ヒトロタウイルス遺伝子以外は含まれないので、安心です。ヒトロタウイルス遺伝子を直接操作して、ワクチンに適した人工合成ウイルスを作り出したり、病原因子の位置を調べて、それを抑える薬の開発ができるのです。