北里大学海洋生命科学部

北里大学海洋生命科学部

学校法人 北里研究所

  • トップ
  • 学部案内
  • 教育・研究
  • キャンパスライフ
  • 入試情報
  • 進路・就職
  • 大学院

航海日誌 2009年4月10日(金)「航海の始まり」

トップ フィールドワーク 「なつしま」航海日誌ハイパードルフィン(明神海丘〜日光海山)航海日誌 2009年4月10日(金)「航海の始まり」

1.航海日誌4月10日 (1日目)

海洋生命科学部講師:三宅裕志

クリックすると拡大 調査ポイントNT09-05
図1:調査ポイント (c)JAMSTEC

 皆様また航海日誌が始まりました。今回の航海には当学部から井田先生、神谷先生、神保先生、私(三宅)と大学院生1名、4年生2名の7名が乗船しています。また、当学部卒業生で新江ノ島水族館のトリーターも乗船しています。今回の日誌は私だけでなく、もしかしたら、学生や先生達も書いてくれるかもしれません。
  今回の航海の調査場所は小笠原海域の明神海丘と北マリアナトラフの日光海山です(図1)。乗船地は八丈島からでした。前日に八丈島に入り待機しました。宿泊していたところが偶然、当学部卒業生(5期生)の井田先生のお弟子さんが営むダイビングショップの向かいでした。北里大学水産学部(いまは海洋生命科学部)の人脈はすごいな、至るところでOB、OGが活躍してるんだなと感じました。

写真2:八丈富士に沈む夕陽
写真2:八丈富士に沈む夕陽(c)JAMSTEC

クリックすると拡大 写真3:八丈富士
写真3:八丈富士 (c)JAMSTEC

 本日は16時に通船で乗船し、現在南下して明神海丘に向けて回航中です。今回の私の目的は、日光海山の生物の採集です。ユノハナガニ、オハラエビ類、イデユウシノシタ、オオマユイガイなど非常に多くの生物が生息している海山です。明日は明神海丘での潜航調査、調査後2日間かけて南下して、日光海山に向かいます(図1)どんな潜航になるか楽しみです。無事、全潜航が出来、実りある航海になるよう皆さん祈ってください。


学生日誌〜初日

クリックすると拡大 (図1):ユノハナガニ
(図1):ユノハナガニ (c)JAMSTEC

 初めまして。本日から21日まで、「なつしま」の航海日誌を書かせていただくことになりました池田周平です。どうぞよろしくお願い致します。深い海の底では、海底火山が活発な地域があります。そこでは、火山の熱で温められ、300℃近くの熱水が噴き出す熱水噴出孔と呼ばれる場所があります。そこに、熱によって温められた海水や、高温によって溶けた物質を求めて集まってくる生き物がいます。その中でも、ユノハナガニは、熱によって温められた水を求めて集まってくる何とも不思議なカニです (図1) 。

クリックすると拡大 (図2):ハイパードルフィン
(図2):ハイパードルフィン (c)JAMSTEC

 私は、ユノハナガニが何故その熱に集まってくるのかという要因を解明する研究をしています。今回の私の目的はこのユノハナガニの採集が目的です。航海は、八丈島より南の明神海丘、小笠原の父島よりさらに南の日光海山という場所で採集行います。採集は、海洋研究開発機構 (JAMSTEC) の 「なつしま」 という船に乗って採集ポイントに向かい、ハイパードルフィンという無人探査機で行います (図2) 。

 今回は八丈島から 「なつしま」 に乗船しました。明日の朝には最初のポイントである明神海丘に到着します。「なつしま」 大きい船なのですが、やはり移動中は船が揺れます。何名かは船酔いで休んでいます。私は 「なつしま」 に乗るのは2度目で、昨年一度乗船したのですが、船酔いでほとんどダウンしてしまいました。今年はばっちり酔い止めを飲んで、対策を打ちました (笑) 。今日は見事快晴で、この天気が続くと嬉しいです。良い航海になるように祈ります!


(c)JAMSTEC

それでは、また明日!
池 田