北里大学海洋生命科学部

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航海日誌 2009年4月11日(土)「潜航初日」

トップ フィールドワーク 「なつしま」航海日誌ハイパードルフィン(明神海丘〜日光海山)航海日誌 2009年4月11日(土)「潜航初日」

2.航海日誌4月11日 (2日目)

海洋生命科学部講師:三宅裕志

クリックすると拡大 写真1:カニトラップ設置
写真1:カニトラップ設置 (c)JAMSTEC

 皆様今日は予定通り明神海丘での潜航でした。2潜航の予定でしたが、うねりと風と潮流が速く、2ダイブ目が出来るかどうか分からないので、1潜航を長くすることになりました。まず、1250mの海底が見えて、昨年訪れた目的の場所に向かう途中、井田先生の目的の魚類発見!ソコダラの仲間?スラープガンで採集を試みましたが、残念ながら逃してしまいました。そのあと、昨年設置した設置物の回収に向かい、回収の前に大きな荷物であるカニ篭を設置しました。カニ篭は学生の池田君がわざわざ手持ちで大学からもってきたものです。八丈島で乗船する前に釣りをしてゲットした30cm位のムロアジを餌にして設置です。設置もなくするとどこからとももなくわらわらとユノハナガニが現れてきました(写真1)次はまた1週間後に帰ってくるので、その時に回収です。何匹はいってるか。。。中に入ったカニが共食いしなければいいのですが....1週間は少し長いので少々心配です。

クリックすると拡大 写真2:大明神の熱水噴出孔
写真2:大明神の熱水噴出孔 (c)JAMSTEC

 その後、昨年の設置物の回収をして、周辺にいるユノハナガニ、シンカイコシオリエビの仲間を採集して、実験に必要なだけのシチヨウシンカイヒバリガイを採集しました。一通り、サンプルを採集した後、明神海丘のランドマークである大明神と呼ばれる高さ20mは十分にあるビッグチムニーを訪問です。大明神はまだまだ活発で元気に熱水を噴いていました(写真2)。こんな構造物を造ってしまう自然は本当にすごいです。

 潜航後は、明日ハイパードルフィンのケーブルフリーフォールのための3000m海域まで回航です。フリーフォールが終われば2日後に日光海山着で15日から潜航です。海況が悪くなり、船は揺れてきました。実験不可能になりダウンする学生も出てきました。明日はさらに揺れる模様です。私もしんどくなってきたので、これでおしまいにします。


学生日誌〜初日

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写真1 (c)JAMSTEC

 みなさん、こんにちは。池田です。今日はいよいよ明神海丘で、ハイパードルフィンの潜航です!朝からみんな大忙しです。水槽の準備をしたり、生き物採集用のトラップを用意したり。ハイパードルフィンを念入りに点検しています (写真1) 。

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写真2 (c)JAMSTEC

 今回、私もカニ用のトラップを用意しました!カニがいっぱい採れると嬉しいです! 餌は八丈島で三宅先生に釣っていただいたクサヤモロという魚です。島では、ムロアジと呼ばれています。先生の釣りの腕前は素晴らしいです! 生物採集は、スラープガンで採集します。ホースで掃除機のようにスポスポと吸い取ります(写真2)。

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写真3 (c)JAMSTEC

吸い取られた生き物は、キャニスタの中の個別のボトルの中に入っていきます 。ハイパードルフィンは運航長の指示に従って、操作されます。カメラの映像を見ながら、ハイパードルフィンを動かしていきます (写真3)。

 このハイパードルフィン、実は操作がとても難しいそうなのです。今回の潜航で採集できた生き物が、ユノハナガニ Gandalfus yunohana 、コシオリエビ Munidopsis sp 、シチヨウシンカイヒバリガイBathymodiolus septemdierum などの生き物です。次は日光海山と呼ばれる場所に移動です。そこでは、お目当てのユノハナガニがたくさんいるので、楽しみです!それでは、今日はこの辺で失礼します!池田