センター概要・年報・図鑑About
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設置目的
三陸臨海教育研究センターは、北里大学海洋生命科学部・北里大学大学院海洋生命科学研究科に附置する共同教育研究施設として、三陸海域の生態系・海洋環境および海洋生物の生産・有効利用に関する総合的、かつ学際的な研究を推進し、学部・研究科の教育研究活動及び学術交流の活性化を図るとともに、その教育研究成果をもって地域の発展及び国際学術交流の振興に寄与することを目的としています。2014年4月、北里大学海洋生命科学部は、三陸キャンパスに附置共同教育研究施設として、三陸臨海教育研究センター(Sanriku Education and Research Center for Marine Biosciences(SERC))を設置しました。本センターの設置目的は、三陸海域の生態系・海洋環境および海洋生物の生産・有効利用に関する総合的、かつ学際的な研究を推進し、学部・研究科の教育研究活動及び学術交流の活性化を図るとともに、その教育研究成果をもって地域の発展及び国際学術交流の振興に寄与することです。
センター長挨拶
2011年3月に発生した東日本大震災により学生・教職員の生活基盤が失われてしまったため、海洋生命科学部は相模原キャンパスへの移転を余儀なくされました。学部は、2014年4月1日、三陸キャンパスに三陸臨海教育研究センターを設置し、三陸キャンパスを今後も教育・研究フィールドとして活用していくことを決定しました。
しかし、津波の直接的な被害からは逃れたものの、開学当初からあるいくつかの建物は、地震による被害のため解体撤去せざるを得ない状態でした。この中には三陸研修所も含まれます。学部ではセンター設置計画当初より三陸キャンパスの整備を進めてきましたが、2015年7月をもって改修整備事業がほぼ完了しました。
新たな三陸キャンパスでは、センター機能を1号館(F4号館)と2号館(MB5号館)に集約し、1号館には地域連携機能と三陸研修所に代わる研修機能、2号館には研究機能を配置しました。
また、旧F1~F3号館は解体撤去され、センターとして安全に機能を発揮できる環境が整えられたと言えるでしょう。今後は以下の項目を中心とした本格的な活動の実施を計画しています。
しかし、津波の直接的な被害からは逃れたものの、開学当初からあるいくつかの建物は、地震による被害のため解体撤去せざるを得ない状態でした。この中には三陸研修所も含まれます。学部ではセンター設置計画当初より三陸キャンパスの整備を進めてきましたが、2015年7月をもって改修整備事業がほぼ完了しました。
新たな三陸キャンパスでは、センター機能を1号館(F4号館)と2号館(MB5号館)に集約し、1号館には地域連携機能と三陸研修所に代わる研修機能、2号館には研究機能を配置しました。
また、旧F1~F3号館は解体撤去され、センターとして安全に機能を発揮できる環境が整えられたと言えるでしょう。今後は以下の項目を中心とした本格的な活動の実施を計画しています。

地域連携部門を中心とした地域連携の促進
- 東北マリンサイエンス拠点形成事業,SANRIKU水産研究教育拠点形成事業,学部学術的復興支援PJ等の研究成果を活用した地域産業復興への寄与
- 共同運営ラボを活用した地域企業・団体との種苗生産技術、食品加工技術等に関する共同研究の実施
- 体育館・グランドの貸出、講義室の貸出、中学・高校生向け公開講座の実施等による地域教育活動への貢献
学部教育での活用
- 海洋実習の実施(学部2年次生対象)
- センターを活用したインターンシップ(就業体験プログラム)の展開
研究フィールドとしての活用
- これまでの研究基盤に基づいた研究フィールドとしての活用
- 他大学との共同利用(講義,実習)
- 公開臨海実習の実施
センターを拠点とする国際共同研究の推進
- KAUSTとの海洋メタゲノム研究プロジェクト(2014年~2021年)(学部が進める特徴的研究のひとつとして推進)
- 海外海洋・水産系大学との連携基盤の構築
センターの設置ならびに整備事業の実施にあたっては、岩手県、大船渡市、地域関係諸機関・団体、北里大学同窓会、三水会(海洋生命科学部同窓会)、北里大学PPA、大学本部等、多くの方々のご理解とご協力、ご支援を賜りました。
ここにあらためて御礼申し上げますとともに、今後もセンター活動ならびに運営へのご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
研究部門
応用微生物学部門
三陸の水産業が抱える諸問題にアプローチしていきます。地域連携部門
地元漁協と先端研究をつないでいきます。北里大学三陸キャンパスの沿革
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1967年8月
- 三陸海洋生物研究所(旧三陸研修所)竣工
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1972年4月
- 水産学部開設
第1校舎(F1号館)が竣工
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1973年3月
- 第2(F2号館)、第3(F3号館)、第4校舎竣工
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1975年1月
- 体育館竣工
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1978年9月
- 図書館竣工
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1992年7月
- F4号館(マリンホール)竣工
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2009年3月
- MB5号館(学生実習棟)竣工
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2009年4月
- 海洋生命科学部へ改組
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2011年3月
- 東日本大震災による学部の相模原キャンパス一時移転
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2012年4月
- 感染制御研究機構・釜石研究所が活動再開(MB5号館2F)
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2012年7月
- 相模原キャンパスMB号館竣工
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2013年4月
- 海洋生命科学部及び大学院海洋生命科学研究科の教育は、相模原キャンパスを主たる拠点とすることが決定
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2014年3月
- F3号館解体撤去
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2014年4月
- 三陸臨海教育研究センター設置
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2014年7月
- KAUSTとの国際再共同研究開始(MB5号館4F)
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2014年8月
- 海洋実習実施
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2015年7月
- F1号館、F2号館解体撤去工事終了
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2015年7月
- 三陸研修所の利用停止
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2015年7月
- センター改修工事完了
F4号館、MB5号館をSERC1号館、SERC2号館に改称
地域連携機能、研修機能を新たに設置
年報
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