北里大学海洋生命科学部

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お腹の子はなぜ“異物”にならない?胎生の免疫システムに迫る

トップ 教育・研究 研究内容紹介お腹の子はなぜ“異物”にならない?胎生の免疫システムに迫る


 人や動物が持っている免疫機能は、病原体などの「非自己」物質を「自己」とは異質のものとして区別して排除することによって身を守る。では、母親の胎内にいる子はなぜ「異物」として排除されないのか?これは免疫学にとって非常に大きな、そして重要な謎だ。中村先生は、オキタナゴという胎生魚(卵ではなく、稚魚として子どもを生む魚)を用いて、この胎生という不思議な生体システムの解明に挑んでいる。
  「進化の過程において、非自己細胞への拒絶が最初に見られるのが魚。胎生魚の免疫システムを解明することによって、胎生のシステムがどのように進化してきたのかがわかるはずです」。
  研究によって、オキタナゴの卵巣腔内にある卵巣腔液の中では、異物を認識して攻撃するリンパ球の分裂が抑制されていることがわかってきた。そして「いくつかある抑制物質のうちの一つを見つけることができた」と中村先生。ヒト医療の分野でも注目度の高い免疫学システムを発生の段階から解明していく。海洋生命科学ならではの醍醐味だ。