北里大学海洋生命科学部

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環境が悪くなるとオスとメスが協力する渦鞭毛藻とは?

トップ 教育・研究 研究内容紹介環境が悪くなるとオスとメスが協力する渦鞭毛藻とは?


 麻ひ性貝毒の原因種として特定されている渦鞭毛藻(うずべんもうそう)は、幅広い環境に生息できる優れた適応能力を持っている。小檜山先生は、この環境適応のシステムを解明すべく分子生物学的な手法でアプローチしているが、これと関連して、渦鞭毛藻の有性生殖のメカニズムについても研究を続けている。
  「例えば、アレキサンドリウム・タマレンセ Alexandrium tamarenseという渦鞭毛藻にはオスとメスがあり、生息に適した環境下では無性的二分裂によって増殖しますが、環境が増殖に適さなくなるとオスとメスが有性生殖をして“休眠胞子”と呼ばれる植物のタネのような状態になって悪環境をやりすごします。ところが、有性生殖の際に細胞の中で何が起こっているのかは不明。そこで私たちは、この謎を解き明かそうとしているのです」。
  有性生殖のプロセスが解明できれば、有毒渦鞭毛藻の発生の予知・予防にも役立つと考えられている。渦鞭毛藻に関する分子生物学的アプローチは新しく、「世界初」の解明が行われる可能性を大いに秘めている。