医学部について

School of Medicine

歴史

北里大学は1962(昭和37)年、北里柴三郎博士が1914(大正3)年に創設した北里研究所の50周年記念事業の一環として、ゆかりの地、東京都港区白金に衛生学部をもって創設されました。以来、1964年薬学部、1966年畜産学部、1970年医学部、1972年水産学部、1986年看護学部、1994(平成6)年には衛生学部を改組して理学部と医療衛生学部が設置され、生命科学の総合大学として名声を高めつつあります。
北里大学は、北里柴三郎博士の学統を継ぎ、先生が具現された「開拓・報恩・叡智と実践・不撓不屈」の理念を建学の精神とし、本学に学ぶ者は、この北里精神に徹して学業に励み、技能を磨き、徳性を養い、将来有為なる科学人となることを目標としています。
北里大学医学部は、戦後初めて設置された医学部として1970年5月に第1回生を迎え、1976年3月の第1回生卒業と同時に、4月には大学院医学研究科が開設されました。本医学部は、従来の医学部にありがちだった諸問題の解決を図るため講座制と医局制度を排し、清新の気風に満ちた医学教育を実践し、内外に その名声を高めています。2010(平成22)年4月末現在、3,965名もの医師が誕生し、全国の病院などで活躍し良き医師としての評価を得ています。

学祖 北里柴三郎

本学の学祖である北里柴三郎博士は、東京大学医学部を卒業後、細菌学の研究のためドイツ・ベルリン大学へ留学、ローベルト・コッホ博士に師事。1889(明治22)年に世界ではじめて破傷風菌の純粋培養に成功しました。翌1890年に、破傷風抗毒素を発見し、血清療法という画期的な新療法を開発。帰国後は伝染病研究所を設立し、ペスト菌を発見するなど、歴史に残る数々の偉業を成し遂げた、医師であり、研究者でした。本学は、北里研究所創立50周年記念事業として、1962(昭和37)年に創立。北里柴三郎博士が生涯をかけ具現化された「開拓・報恩・叡智と実践・不撓不屈」の精神を、新しい世代へと受け継いでいます。

学祖-北里柴三郎先生紹介_02

歴史と沿革

1914年
北里柴三郎が私立北里研究所を設立
北里柴三郎が私立北里研究所を設立
破傷風菌の純粋培養、破傷風の血清療法という画期的な新療法を開発した北里柴三郎が、大正3年に伝染病研究機関として設立。
1962年
学校法人北里学園を設立
学校法人北里学園を設立
北里研究所創立50周年記念事業の一環として、ゆかりの地、東京都港区白金に衛生学部を設立。
1970年
北里大学医学部開設
北里大学医学部開設
  • 独自のカリキュラム「6年間一貫教育」
  • 「器官系別総合教育」「ベッドサイド教育」を 取り入れる
  • 従来までの講座制・医局制度を排した
  • 医の倫理教育に取り組む
  • 国際交流の推進
1976年
大学院医学研究科を開設
大学院医学研究科を開設
2002年
大学院感染制御科学府_02
感染制御に特化した研究を行う、大学院感染制御科学府を開設
前年(2001年)に開設した北里生命科学研究所と対をなし、感染制御に関わる研究を遂行できる人材を養成するための教育機関として大学院感染制御科学府を開設。
2004年
国際学術交流協定を締結_02
国際学術交流協定を締結
ドイツ、米国、イタリアなど世界各国に国際学術協定校を持ち、15年間に83名が留学
2005年
農医連携の活動をスタート_02
「農医連携」の活動をスタート
2013年の北里大学農医連携教育研究センター発足につながる取り組みをスタート。医学、薬学、医療衛生学、看護学のほか、北里が擁する教育研究分野が結集して学際的な研究を推進。
2006年
チーム医療教育プログラムをスタート_02
「チーム医療教育プログラム」をスタート
安全で良質な医療の実現のために、多種類の医療専門職の協働を学ぶプログラムをスタート。医療系4学部と2専門学校で14に及ぶ医療専門職を育成、4つの大学附属病院と連携した臨床教育を発展。
2011年
新病院プロジェクト開始_02
新病院プロジェクト開始
北里大学50周年、北里研究所創立100周年の記念事業として、自ら「成長する病院」をテーマにプロジェクト開始。
2014年
新・北里大学病院オープン
新・北里大学病院オープン
医療を取り巻くさまざまな外部環境の変化の中で、北里医学スピリットを体現する病院としてオープン。「患者・家族の視点に立った環境整備」「教育・研究施設の充実」などの高い志を掲げ、高度で先進的な医療を提供。
2015年
大村智特別栄誉教授がノーベル生理学・医学賞受賞_02
大村智特別栄誉教授がノーベル生理学・医学賞受賞
静岡県で採取した土壌の微生物をもとに「抗寄生虫薬イベルメクチン」を開発した大村智特別栄誉教授が、ノーベル生理学・医学賞を受賞。この薬は、アフリカや中南米を中心に約3,700万人に感染し、人々を失明の危機にさらしていた感染症、オンコセルカ症の特効薬となった。コロンビアやエクアドルなど11ヵ国で、オンコセルカ症の撲滅を達成。現在も年間3億人をその脅威から救い続けている。
2017年
北里大学臨床教育研究棟
医療現場をキャンパス内に再現した「北里大学臨床教育研究棟」が完成
2017年夏に完成した「北里大学臨床教育研究棟」。医学部に隣接するこの施設は、日頃の授業から実践的な教育・研究が行えるよう、医療現場の最新設備や現役の医療専門職者を揃えたもの。臨床現場での課題解決能力の養成や、卒前・卒後教育の充実が期待されている。