教 育

Education

2年次

2021 2年生

基礎医学で論理的思考を高め、
後期より器官系別総合教育を開始。

人体の正常な形態と機能を学ぶ2年次。前期の半年間で得る知識は2年次後期から始まる器官系別総合教育につながります。実習では、知識が経験によって身についていくことを実感。解剖学実習は、医師としての義務と責任を考える機会としても大変重要です。

学びのポイント
1.正常な人体の構造と機能を知る
2年次は、基礎医学の総論と、各論である「器官系別総合」を2つの大きな柱に、実習を効果的に組み込みながら進めます。時間配分にも配慮したカリキュラムで、密度の濃い学習が可能です。


2.器官系別総合教育がスタート
4年次後期から始まる臨床実習に備えて、「器官系別総合教育」が始まります。2年次から臨床実習を意識した科目を導入することにより、医師をめざす学生のやる気に応えます。

生理学

生理学

3.実習は知識を経験に変える

基礎医学分野の本格的な実習がスタート。「病理学」「薬理学」「免疫学」などを講義と実習、双方向からアプローチしていきます。それにより、学んだ知識を経験として蓄積していきます。

4.生命の尊厳と医師の責任を考える

「解剖学実習」では、目的に見合って複雑精緻に形成されている人体構造を具体的に理解します。さらに、実習を通して、献体をしてくださった方の想い、生命の尊厳と医師としての義務と責任を考えます。

2年次のカリキュラム(全科目必修)

基礎医学

組織学
組織学実習
解剖学実習
神経解剖学・実習
生理学
生理学実習
医化学・栄養学
微生物学総論・実習
寄生虫学・熱帯医学

病理学総論
病理学総論実習
薬理学総論
薬理学実習
臨床遺伝学
免疫学総論・実習
解剖・発生学Ⅲ

器官系別総合

神経系
循環器系
呼吸器系
生殖機能妊娠分娩系

外国語

医学英語Ⅰ

3群科目

医学研究入門Ⅰ
早期体験学習Ⅱ
行動科学・医療面接
※2年次以降の科目名、カリキュラムの内容については、変更する場合があります。

ピックアップカリキュラム

病理学総論および実習

病気の症状、原因から始めて、病気の状態を示す基本的な専門用語(医学用語)と病気の基本的概念を学びます。実習では臨床病理カンファランスに出席して理解を深めます。

免疫学総論・実習

細胞生物学・組織学・生化学などの知識を基盤に、免疫担当細胞の生成と分化、それらの細胞のリンパ系臓器・組織における分布、各細胞間での相互作用と機能をもとに免疫応答を理解します。

臨床遺伝学

遺伝のしくみ、遺伝子の本体を理解したうえで、遺伝が関与する疾患の種類と特徴を学びます。遺伝病の治療、予防における出生前診断、遺伝カウンセリングの意義を理解します。

微生物学総論・実習

感染症の原因となる微生物について学び、将来の感染症診療に必要な知識を習得します。さらに、微生物による感染症のメカニズム、感染症の診断の方法論や治療法、感染症の予防戦略を学びます。

解剖学実習

2年次 解剖学実習
REAL VOICE
ご献体を解剖させていただくにあたり
強い意志で倫理観を保ち、人間性を磨く必要性を痛感。
 2年次の授業でインパクトが大きかったのは、「解剖学実習」です。ご献体を筋肉や骨など一つひとつの部位や組織へと取り分けて、人体の構造を学びます。生物のしくみの精緻さには、感心させられるばかりでした。その一方で、先生が「ご献体をしてくださった方の想いを大切にするように」と学生に釘を刺していたことも覚えています。私も熱心に実習を行うあまり、ふと気づくとご献体された方の想いなどを忘れてしまっている瞬間があり、ショックを受けました。
 医師としての義務と責任について深く考えました。
 また、「早期体験学習II」では、医療福祉の現場の一つを体験するのですが、私は在宅医療の現場でした。通院困難なほど重病の方が多いなか、医師の何気なく語りかける言葉が、どれほど生きる支えになっているのかを目の当たりにしました。今は人として器の大きな医師になりたいと強く思っています。

田宮君