研 究

Research

生化学 腫瘍生化学グループ

腫瘍に転移・浸潤や薬剤耐性などの悪性形質をもたらすシグナル経路の活性化の解明を進めています。
堺隆一教授
堺 隆一
Ryuichi
Sakai
教授
担当科目タンパク質化学、医化学・栄養学、細胞生物学
 血液・造血器系Ⅰ
専門分野腫瘍生化学、細胞生物学

スタッフ
北里大学医学部 生化学単位 腫瘍生化学グループ
教授: 堺 隆一
助教: 白木原 琢哉
技術員:日景 祥子
博士課程(血液内科):宮田 知美

腫瘍の悪性化に関わるチロシンリン酸化蛋白質群の解析
腫瘍の悪性化に際して活性化したシグナル経路をチロシンリン酸化の変化を指標に分離・同定する手法で、これまでに数多くのチロシン リン酸化蛋白質の腫瘍における機能を明らかにしてきた。特にSrcファミリーキナーゼの基質であるp130Cas、CDCP1、Ossaなどについては、それぞれ全く異なったメカニズムで転移や浸潤をに関わることを示すことができた。これらのチロシンキナーゼ基質分子群の相互作用の解析やシグナル阻害分子による治療モデルの樹立などについて研究を進めている。

腫瘍の発生・進展におけるALKキナーゼの役割の解析
神経芽腫細胞でALK(anaplastic lymphoma kinase)が活性化していることを2002年に見出して以来、神経芽腫におけるALK活性化シグナルの媒介分子と役割の解析を行ってきている。神経 特異的なShcファミリーであるShcCはALKのがん化シグナルを伝え、ALKが活性化していない細胞でも神経芽腫の分化抑制に働いている。またALKの分解に関わるFlotillin-1タンパク質はALKの量的制御により神経芽腫の悪性化に関わっている。ALKの活性化シグナルを媒介する分子群の解明により、神経芽腫およびALKの関わる他の腫瘍におけるALKシグナルの役割を明らかにすることをを目標としている。

お問い合わせ
北里大学医学部 生化学単位 腫瘍生化学グループ
〒252-0374 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
E-mail:rsakai@kitasato-u.ac.jp