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薬物治療学Ⅲ
キーワード: 緩和医療、医療薬学、感染制御、臨床栄養、薬物治療学、糖尿病、医療ボランティア
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薬物治療学Ⅲ研究室は、より質の高い薬物治療の支援を目指し、臨床現場での教育や研究に取り組んでいます。
当研究室は、北里大学北里研究所病院内にあり、教員は全員が薬剤部業務を兼務しています。そのため、現場で働く薬剤師の視点から、学生の教育や研究指導にあたることができます。特に、当病院の薬剤部は、調剤などの医薬品供給業務に加え、病棟薬剤業務やチーム医療への参画が積極的に行っているため、薬剤部所属薬剤師と協働による教育や研究に努めています。
研究においては、病院の薬剤師や医師との共同研究が多く、臨床現場にフィードバックできることを目指しています。研究結果が、患者さんの薬物治療における安全性、有効性の向上に役立つと同時に、研究のプロセスを通して、学生が薬剤師として必要な知識や行動の基礎を身に着けてくれることを願います。
教授 平山 武司薬物治療学Ⅳ
キーワード: 臨床薬学, 医薬品の適正使用, 医療安全, 簡易懸濁法, 曝露対策, 2型糖尿病, 肝線維化, COVID-19
薬学という専門的な領域から医療現場に山積している薬物療法に関わる諸問題について,その問題解決に取り組み,必要なデータを作成し,臨床にフィードバックすることは,医薬品を取り扱う薬剤師として,安全かつ適正な薬物療法の実施に貢献することにつながると考えています.
薬物治療学Ⅳ教室では,薬剤師の視点で医療現場における様々な薬物療法に関わる問題点を抽出し,その解決法を検討する研究を行っています.病院薬剤師や医師等との共同研究のみならず,基礎系研究室との共同研究にも積極的に取り組み,基礎薬学と医療薬学の両面より医療現場での問題点の解決を目指しています.
また,埼玉県北本市にある北里大学メディカルセンター(KMC)に拠点をおき,教員全員が病院薬剤師業務を兼務しているため,最新の医療状況も考慮しつつ,薬剤師の視点から学生教育や研究指導にあたっています.KMC薬剤部では,『個々の患者さんに適した良質かつ安全・安心な薬物治療の提供』を目指し,日々業務にあたっており,処方箋に基づく調剤のみならず,すべての病棟に薬剤師を配置(常駐)し,医師や看護師とともに患者さんの薬物治療に積極的に関わっています.また,糖尿病療養支援チーム,栄養管理チーム(NST),感染制御チーム(ICT),緩和ケアチーム(PCT),災害派遣医療チーム(DMAT)などにも参画しており,間近で薬剤師業務を見聞できることも当教室の特徴の一つと言えます.
大学での学習,研究生活等を通して,医療人としての倫理観,コミュニケーション能力,課題発見・問題解決能力,生涯にわたって学び続ける意欲(自己研鑽)などをしっかりと身に付けてもらいたいと願っています.
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キーワード: 医療の安全、医薬品情報の評価、フォーミュラリー、薬物療法の適正化
准教授:岩澤 真紀子臨床現場のニーズにあった課題を発掘しながら、医薬品情報による薬物療法の適正化と医療安全の推進を目指します
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インターネットの人口普及率は年々増え続け、令和4年の情報通信白書では80%以上と報告されています。一般の方でも医薬品の情報が容易に入手できるようなった一方で、インターネット上には情報が溢れており、その中には正しくない情報が紛れていることがあるのも実際です。薬剤師は、専門スキルを活かして医薬品情報を適正に収集・評価し、患者さんの薬物治療に役立てなければなりません。
臨床現場では、医薬品情報を正確に伝達するスキルが重要であり、総合的なコミュニケーション能力が欠かせません。また、医療従事者や患者さんから問い合わせを受ける際には、複数あるタスクのどれを優先すべきなのか、どこまでの情報が求められているのか、どれだけの時間を調査にかけられるのか等を判断できる情報を、効率よく入手するスキルも薬剤師には求められます。
当研究室は、2015年4月にスタートし、臨床現場でより実践的な医薬品情報教育・研究を行うことを目的に、相模原キャンパスIPE棟内に拠点を置いています。大学病院の環境を活かし、薬剤師、医師とも協力しながら、臨床現場のニーズにあった研究テーマを発掘しています。臨床現場で起こる医薬品の副作用、薬物相互作用、不適正使用等の実態を調査し、そのメカニズムを分析することによって、医薬品情報の適正使用による医療安全の推進、薬物療法適正化、フォーミュラリーマネージメント、医療費削減を目指した研究に取り組んでいます。薬物動態学
キーワード: 体内動態、TDM、人工知能、薬物濃度測定
准教授:小林 昌宏薬物動態学を基盤に最適な薬物治療を指向する
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― サイエンスとヒューマニズムの融合 -
投与された薬物の体内の動きを、時間の推移とともに定量的に表現するのが薬物動態学です。医療現場では、治療薬物モニタリング(TDM:Therapeutic drug monitoring)を通じて、患者さんごとに最適な薬物の投与方法を考えます。社会に貢献する実務、教育、研究を、サイエンスとヒューマニズムの両面から目指します。
・研究室ホームページ(オリジナルサイト)
・配属生による研究室紹介(YouTube)臨床薬剤疫学
キーワード: 臨床研究、薬剤疫学、医療情報、薬物療法
講師:前田 実花医療現場で積み上げられた医療情報を源泉に、患者の視点から必要となる薬物療法の有用性、安全性、経済性に関するエビデンスを届ける。
薬剤疫学(pharmacoepidemiology)は、社会の要望に応えながら発展を続けてきた学問・研究領域で、臨床薬理学(clinical pharmacology)と疫学(epidemiology)を繋ぐ「橋渡しのサイエンス」とも呼ばれています。この研究室では、医療現場における薬物療法の課題や疑問に向き合い、医療情報を利活用した薬剤疫学研究を中心に、より良い薬物療法のあり方を研究します。
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臨床統計学
キーワード:
近年のコンピュータ性能の飛躍的進歩に伴って、今まで理論的枠組みの中で検討されてきた計算アルゴリズムや数値計算方法が実行可能となってきた。統計学においても、これらコンピュータ性能と計算アルゴリズムの発展の恩恵を受け、新たな統計学的手法として医療や経済など様々な分野で応用されてきている。特に、遺伝子発現情報を利用した個別化医療のように、近年の医療の治療法はますます高度化・複合化の方向へ向かい、それに伴って大量のデータが蓄積されるようになり、高性能コンピュータと高速計算アルゴリズムに裏打ちされた統計学を活用する機会が増えてきている。このような大量データ時代の到来において、遺伝子情報をはじめ医療データを分析し、医学・薬学的意義に還元できる統計専門家やデータサイエンティストに対する時代の要請は近年益々増大し、人材の育成が急務となっている。 臨床統計学教室では、こうした社会的要請に応えて、既存の統計学的手法の適用だけでなく、生物統計学、計算機統計学、ベイズ統計学において新たな手法を積極的に提案し、遺伝子発現データや医療データへの応用や適用を目的とした研究を実施している。
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キーワード:
2024年度研究発表会懇親会(2024.7)近年、医療技術の高度化や医薬品開発の国際化が急速に進む一方で、開発コストの上昇、研究開発の生産性の低下などに伴い、医薬品開発のプロセス・戦略は大きく変化しています。このような状況の中、独創的な企画力を持ち、新薬開発の国際的な最前線で活躍できる人材の養成が急務とされているところです。
医薬開発学研究室では、薬学・医学・統計学などの幅広い自然科学をベースに、社会科学的な側面も加味した知識と経験を応用し、臨床試験のデザインと評価、医薬品市販後の安全対策を含む医薬品の開発戦略をメインテーマとした研究を行っています。
これらを通して、医薬品開発に必要な包括的な知識を習得しつつ、現行の医薬品開発の問題点を的確に分析・評価し、それらを解決するための科学的かつ柔軟な戦略を企画立案できる人材を養成することを目的としています。
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■ 医薬開発学研究室
〒108-8641 東京都港区白金5-9-1
北里大学薬学部(プラチナタワー7F)
☎03-5791-6446
✉pharmmed@pharm.kitasato-u.ac.jp