医薬品化学教室

医薬品化学教室

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環境にやさしい、医薬品の化学的合成法の開発をめざして

物質を安全に効率的に化学合成する技術は、現代の医薬品開発に欠かせない技術。私たちは有機金属錯体や有機分子を利用した人工酵素である「分子触媒」の開発で、従来は難しかった物質や医薬品をより簡単な方法で合成し、大量供給を目指します。しかもこれは省資源・省エネルギーな環境調和型の合成技術なのです。

卒業後進路 就職先 のページヘ

これまでに下記の学生を受け入れております。
北里大学 薬学部 生命創薬科学科
北里大学 理学部 化学科
東京薬科大学 生命科学部
明治薬科大学 薬学部 生命創薬科学科
横浜薬科大学 薬科学科


有機化学に興味を持ち、熱意ある大学院生を広く歓迎しております。

卒業後進路 <研究開発職> 

当研究室では、配属学生(大学院生)が製薬・化学系企業で広く活躍できるよう、研究、教育活動に取り組んで降ります。
2025年3月卒
高砂香料工業(修士)EAファーマ(修士)浜理薬品工業(修士)
日本コルマー(修士)
第一三共ヘルスケア(研究職:薬学科6年卒)
2024年3月卒
マルホ(修士)白鳥製薬(修士)
参考:トクヤマ(修士)佐藤製薬(修士)
2023年3月卒
広栄化学(修士)浜理薬品工業(修士)浜理薬品工業(修士)
2022年3月卒
広栄化学(修士)
2021年3月卒
生化学工業(博士)
博士課程進学(修士)、 東ソー(修士)キャタラー(修士)マンダム(修士)
第一三共(開発職:薬学科6年卒)
2020年3月卒
日油(博士)
広栄化学(修士)東京化成工業(修士)
参考:UBE(修士)
北里大学薬学部(博士)
トーアエイヨー(修士)ライオン(修士)亜細亜工業(修士)
2018年3月卒
博士課程進学(修士)、ライオン(修士)ちふれ化粧品(修士)
2017年3月卒
博士課程進学(修士)、 OATアグリオ(博士)
2016年3月卒
博士課程進学(修士)、アクティブファーマ(修士)相模中央化学研究所(博士)
2015年3月卒
マンダム(修士)アリミノ(修士)
2014年3月卒
博士課程進学(修士)、エステー(修士)
2013年3月卒
ゼブラ(修士)ユニリーバ(修士)関東化学(修士)
2012年以前
長谷川香料、三菱化学メディエンス

在学生 受賞歴

高橋 岳    北里大学理学部化学科 第17回卒業研究功労賞
成島 悠樹        第66回日本薬学会関東支部大会優秀口頭発表賞
高橋 那央也     2022年度笹川科学研究助成
高橋 那央也     2022年度日本薬学会長井記念薬学研究奨励
高橋 那央也     第65回日本薬学会関東支部大会優秀ポスター発表
篠田 開人        第65回日本薬学会関東支部大会優秀ポスター発表
浦田 沙梨        2020年度北里大学大村賞
浦田 沙梨        第11回北里化学シンポジウム優秀ポスター発表賞
中村 優生        第11回北里化学シンポジウム優秀ポスター発表賞
野島 信哉        第63回日本薬学会関東支部大会優秀ポスター発表賞
坂井 遥菜        第63回日本薬学会関東支部大会優秀ポスター発表賞
浦田 沙梨        2019年度笹川科学研究助成
浦田 沙梨        日本薬学会第139回年会優秀口頭発表賞
若槻 誠         日本薬学会第139回年会優秀ポスター発表賞
大瀬 尚希        第62回日本薬学会関東支部大会優秀口頭発表賞
中村 優生        日本薬学会第138回年会優秀口頭発表賞
曽我 誠之        第61回日本薬学会関東支部大会優秀口頭発表賞
中村 優生        第34回有機合成化学セミナー優秀ポスター賞
中村 優生        日本薬学会第137回年会優秀口頭発表賞
中村 優生        第60回日本薬学会関東支部大会優秀口頭発表賞
浦田 沙梨        第46回複素環化学討論会Chemical & Pharmaceutical Bulletin賞
       (優秀ポスター発表賞)
千葉 祐毅        第9回北里化学シンポジウム優秀ポスター発表賞
法村 勇佑        第59回日本薬学会関東支部大会優秀口頭発表賞
法村 勇佑        2015年度笹川科学研究助成

医薬品化学 特別セミナー

Prof. Barry M. Trost 来室

国内外の講師をお招きして、医薬品化学特別セミナーを行っております。

2022年 11月15日 産業技術総合研究所 生長 幸之助 先生

 「タンパク質の化学アップグレード法」
2019年 11月22日 米国ジョージア大学 Prof. Eric M. Ferreira

2016年 03月25日 米国スタンフォード大学 Prof. Barry M. Trost
 「Self-Assembly of Dinuclear Main Group Complexes for Asymmetric Catalysis」
2015年 12月14日 慶応大学 佐藤 隆章 先生
 「アミド変換反応の開発と天然物合成への応用」
2014年 10月22日 米国テキサス大学 Prof. Guangbin Dong
 「CーC and CーH Functionalization Based on Common Functional Groups」
2014年 07月9日 スイス連邦工科大学 ローザンヌ校 Prof. Jérôme Waser
 「Taming Hypervalent Bonds and Strained Rings for Catalyst and Synthesis」

研究室での一日

朝:10時
研究室のスタート時間です。木曜日は、掃除をします。

朝の時間の使い方は一日の計画にとって重要です。
朝から早速実験を始め、一日を有効的に使いましょう。

大学院講義がある学生は講義を聴講します。


セミナー室、デスクなどで昼食をとります。
昼間は、皆で、コミュニケーションを深めています。
コミュニケーションを深めると、自身の研究について相談ができ、研究が進みます。

午後
実験再開です。
論文を読んだり、NMRを解析したり、人それぞれです。
今後の研究の進め方を先生と相談する人もいます。
薬学部の学生は、夕方頃(18時ごろ)に帰ります。

夜:21時辺りに帰宅
実験の進行具合によっては、ここから気合いをかける人もいます。
一人暮らしの人はここからが差をつけるところです。
体調管理に務めて下さい。

深夜など無理せず、一週間の実験計画を考え、効率良く研究を進めましょう。

研究室にいる時間は長いと思いますが、一生懸命やった方が思い出に残ると思います。
皆さん、医薬品化学教室で自身の将来に繋がる成果を上げましょう!

文献購読ゼミ、実験報告会

実験報告会 週1回

文献購読ゼミ 週1回
最新の論文を選び、大学院生、受講する3、4年生を中心に発表してもらいます。
学生の質問には、教員が丁寧に解説します。

講義

1年生
化学:牧野
2年生
医薬品化学実習:山本、腰塚、道姓
3年生
医薬品構造学:牧野、山本
6年生
薬学総合演習

医薬品化学教室の歴史

1962年(昭和37年) 学校法人 北里学園 設立
           北里大学 設置 認可
1964年(昭和39年) 薬学部 増設、薬学科を設置
1965年(昭和40年) 製薬学科 増設
1968年(昭和43年) 大学院薬学研究科 修士課程 増設 
           薬品製造工学教室 開設(膳 昭之助 教授)
1973年(昭和48年) 大学院薬学研究科 博士課程 増設
1994年(平成06年) 膳 昭之助 教授 退任
           薬品製造工学教室と医薬品・化学部門が合併
           医薬品化学教室 開設(高田 純 教授)
1996年(平成08年) 梶 英輔 教授、厚東 伸吉 助教授
2009年(平成21年) 牧野 一石 教授
2022年(令和04年) 嶋田 修之 講師 日本大学 文理学部 化学科へ ご栄転