研究プロジェクト(国の研究費採択プロジェクト等)
リスト内の研究者について
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新着の研究プロジェクト
TDP-43の核移行を制御する一次構造変化と翻訳後修飾の探索【物性物理学講座,理学部附属疾患プロテオミクスセンター,分担】(12/13 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2021日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(C)佐藤 俊哉 1
小寺 義男 2
板倉 誠 31 北里大学医学部実験動物学
2 北里大学理学部物性物理学研究室
3 北里大学医学部生化学19K07848 【概要】 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は運動神経特異的な変性を特徴とする神経難病である。このALSの病態に中心的な役割を持つTDP-43は核タンパク質であるが、実際には核移行シグナル(NLS)と核外移行シグナル(NES)があり、核-細胞質間をシャトルしている。しかしALSの残存運動神経では、TDP-43は細胞質に局在を変えて凝集体を形成することから、このシャトルを制御するスイッチの同定が、ALS病態の解明に必要である。
本研究は北里大学医学部遺伝子高次機能センター(実験動物センター)のセンター長である佐藤俊哉先生を代表者として、理学部附属疾患プロテオミクスセンターのプロテオミクス解析技術を用いてこのTDP-43の変異と密接な関係のあるALSの発症原因を解明することを最終的な目的とした研究である。
胸膜中皮腫に対する胸腔内局所療法の開発と新規バイオマーカーの探索【物性物理学講座,理学部附属疾患プロテオミクスセンター,分担】(12/13 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2021日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(C)塩見 和 1
江島 耕二 1
小寺 義男 21 北里大学医学部
2 北里大学理学部物性物理学研究室19K09311 【概要】 本研究では、胸膜中皮腫の予後を改善する新しい治療戦略を開発するために、低侵襲かつ局所効果の高い胸腔内局所療法の開発と、中皮腫の中でも難治性のサブグループ(二相型、肉腫型)に対する診断、治療を目的とした新規バイオマーカーの開発を行う。胸腔内局所療法の開発では、マウス中皮腫モデルを用いて、抗癌剤、抗体、免疫細胞の最適な胸腔内投与方法を探索し、予後に対する有効性を検討する。新規バイオマーカーの開発に関しては、ヒトの中皮腫病理組織を材料とし、ショットガンプロテオミックス法を用いた網羅的なプロテオーム解析を行い、二相型、肉腫型に特異的に発現するタンパク質を探索し、臨床的有用性を検討する。
本研究は理学部附属疾患プロテオミクスセンターのプロテオミクス解析技術を基盤に北里大学医学部呼吸器内科・講師の塩見和医師との共同研究として進めているものである。
研究プロジェクトリスト
【2024年度 終了予定】
JSNS2実験によるJ-PARC物質生命科学研究施設ニュートリノ研究の発展と展開【量子物理学講座,分担】(12/11 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2020
-2024日本学術振興会
科学研究費助成事業
特別推進研究丸山 和純 1
川崎 健夫 2
末包 文彦 3
菅谷 頼仁 4
明午 伸一郎 5
長谷川 勝一 51 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
2 北里大学大学院 理学研究科 量子物理学研究室
3 東北大学ニュートリノ科学研究センター
4 大阪大学核物理研究センター
5 日本原子力研究開発機構20H05624 【概要】 ニュートリノは3世代存在することが知られているが,弱い相互作用を感じない第4のニュートリノの兆候が過去の実験において示唆された.この結果はその是非が長年検証されないままであった.その直接検証を目指して,J-Parc(茨城県・東海村),高エネルギー陽子ビームによる核破砕中性子源を利用したJSNS2実験を2019年度より開始した.今後は,継続的な測定により実験データを蓄積すること,液体シンチレータの改良による検出効率と雑音事象除去性能の向上,系統誤差を飛躍的に削減するための,2器目の測定器建設を進める.
μ+の静止崩壊ニュートリノを利用した新しい電子ニュートリノ検出技術の開発と応用【量子物理学講座,分担】(10/8 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2020
-2024日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(A)末包 文彦 1
川崎 健夫 2
菅谷 頼仁 3
今野 智之21 東北大学ニュートリノ科学研究センター
2 北里大学大学院 理学研究科 量子物理学研究室
3 大阪大学核物理研究センター20H00146 【概要】 これまで良い検出技術が存在していなかった40MeV程度の低エネルギー電子ニュートリノ(νe)を検出するための実験技術の基礎開発を行う.
具体的には,J-PARC研究所のMLFビームラインから発生するμ+が静止崩壊して発生するパルス状のνeを用いて,断面積が大きいと予想される鉛とνeの反応断面積を,鉛-プラスチックシンチレーターサンドイッチ検出器で検出することにより測定する.
この実験技術が確立することにより,これまで不可能だった,νeによる低エネルギーニュートリノ振動の測定や超新星爆発ニュートリノの検出などを行うことができるようになり,新しいニュートリノ研究領域を開くことができる.
【2023年度 終了予定】
単一分子の励起状態を「視る」光誘起力走査型顕微鏡の理論研究【フォトニクス講座,代表】(9/21 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2021
-2023日本学術振興会
科学研究費助成事業
若手研究山根 秀勝 北里大学理学部物理学科
フォトニクス講座21K14554 【概要】 本研究では、原子分解能における単一分子の光誘起力顕微鏡(PiFM)測定法の理論提案を行う。電場解析手法の一つである離散双極子近似法を、分子の波動関数をあらわに取り入れることが可能な形式に再定式化し、現実的な分子モデルを元にその光学応答を解析する。単一分子のPiFM測定について、分子と局在プラズモンとの微視的な相互作用の観点から解析し、分子の禁制遷移励起やキラリティの情報がPiFM信号としてどのように観測されるかを理論的に明らかにする。
弦から創発された新しい時空幾何学で探るブラックホール最深部とコクシグル問題【量子物理学講座,代表】(11/10 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2020
-2023日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究C佐々木 伸 1
木村 哲士 21 北里大学大学院 理学研究科 量子物理学研究室
2 大阪電気通信大学20K03952 【概要】 ブラックホールの構造を理解することは、ミクロスケールでの時間・空間の本質を知ることに繋がる。
量子力学的効果を考慮すると、ブラックホールはその表面から熱放射を起こし、有限の時間内で消失する (ホーキング放射)。一方、アインシュタインの一般相対性理論によると、ブラックホー ル内部は時空曲率が無限大である特異点をのぞき、ほとんど「空っぽ」である。そのため、複雑な構造を必要とする熱放射がなぜ起こるのか明らかではない。近年、ブラックホールにはミクロスケール時空の自由度に由来する複雑な内部構造がある可能性が指摘された (fuzzball描像)。
本研究の目的は、整合的な量子重力理論候補である超弦理論から派生した新しい重力理論「Double Field Theory (DFT)」を用いることで、「弦が巻きつく」ことによるプランクスケールでの時空幾何学を、純粋数学の課題“コクシグル問題”を通じて明らかにし、ホーキング放射の起源を理論的に解明することである。
Belle II実験で探るタウレプトンフレーバ構造【量子物理学講座,分担】(10/8 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2023日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(A)早坂 圭司 1
居波 賢二 2
今野 智之 31 新潟大学,自然科学系
2 名古屋大学理学研究科
3北里大学大学院理学研究科量子物理学研究室19H00682 【概要】 本研究では、2019年にデータ取得を開始した電子陽電子散乱実験Belle IIで取得されたτレプトン事象のデータを用いて素粒子標準模型では禁止されていて、未発見の過程τ-Lepton Flavor Violation (LFV), τ-CP Violation (CPV)を探索し、世界最高精度で荷電レプトンフレーバの構造を明らかにすることを目的とする。荷電レプトンは電子に似た性質を持つ粒子の総称で、τレプトンはその1つである。τ-LFVの研究は、荷電レプトン混合の情報を、τ-CPVの研究は、荷電レプトンCP非保存相の情報を与えてくれる。このような情報を基に物質を構成する粒子の起源に迫っていく。
細菌の細胞分裂におけるFtsZ繊維化機構の解明【生物物理学講座,代表】(7/26 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2021
-2023日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(C)松井 崇 北里大学理学部生物物理学研究室 21K06036
計算科学による水圏機能材料の設計【生物物理学講座,分担】(9/25 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2023日本学術振興会
科学研究費助成事業
新学術領域研究
(研究領域提案型)鷲津 仁志1,渡辺 豪 2
樋口 祐次 31 兵庫県立大学
2 北里大学理学部生物物理学研究室
3 東京大学物性研究所19H05718
【2022年度 終了予定】
半導体中の局在電子分極の局所電場効果を利用する不可識別光子発生【生物物理学講座,代表】(9/6 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2020
-2022日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(B)三森 康義 1
赤羽 浩一 21 北里大学理学部生物物理学研究室
2 国研)情報通信研究機構, ネットワークシステム研究所20H01831 【概要】 次世代技術の量子コンピューターは、超伝導素子、イオントラップなどで量子ビットを作成し、現在活発に研究がおこなわれている。光通信と親和性の良い、光の粒、光子を量子ビットとして利用して量子コンピューターを構築する場合、波長などの物理的性質が全く同一の光子が非常に多く必要となる。本研究では半導体中の不純物状態から発光する光子を利用して、全く同一の物理的性質をもつ光子を高効率に多数、発生する半導体デバイスの開発を目指す。
量子ナノ構造による高速エネルギー移動理論と量子ナノアンテナへの応用【フォトニクス講座,代表】(8/18 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2020
-2022日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究C岡 寿樹 北里大学理学部物理学科
フォトニクス講座20K04575 【概要】 自然界で起こる光合成は非常に高速かつ効率的であることが知られています。特に太陽光のエネルギーを反応中心へと伝播させるエネルギー移動は、高い回転対称性をもつ構造とそれに起因する量子効果によって引き起こされます。本研究の目的は、適切にデバイス設計された人工ナノ構造体は自然界の光合成メカニズムを模倣できるか?また人工デバイスは自然を超えることができるか?を明らかにすることです。
人工知能支援による分子標的薬創出プラットフォームの研究開発【生物物理学講座・物性物理学講座,再委託先代表】(3/29 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 2020
-2022新エネルギー・産業技術総合開発機構
次世代人工知能技術の日米共同研究開発梅津 光央 1
松井 崇 2
小寺 義男 31 東北大学大学院工学研究科
2 北里大学理学部物理学科生物物理学講座
3 北里大学理学部物理学科物性物理学講座
計算科学と実験科学の連携によるキラル液晶のナノ空間制御【生物物理学講座,代表】(9/25 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2022日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(B)渡辺 豪1,吉田 純 2 1 北里大学理学部生物物理学研究室
2 北里大学理学部分子構築学研究室19H02537
【2021年度 終了予定】
TDP-43の核移行を制御する一次構造変化と翻訳後修飾の探索【物性物理学講座,理学部附属疾患プロテオミクスセンター,分担】(12/13 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2021日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(C)佐藤 俊哉 1
小寺 義男 2
板倉 誠 31 北里大学医学部実験動物学
2 北里大学理学部物性物理学研究室
3 北里大学医学部生化学19K07848 【概要】 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は運動神経特異的な変性を特徴とする神経難病である。このALSの病態に中心的な役割を持つTDP-43は核タンパク質であるが、実際には核移行シグナル(NLS)と核外移行シグナル(NES)があり、核-細胞質間をシャトルしている。しかしALSの残存運動神経では、TDP-43は細胞質に局在を変えて凝集体を形成することから、このシャトルを制御するスイッチの同定が、ALS病態の解明に必要である。
本研究は北里大学医学部遺伝子高次機能センター(実験動物センター)のセンター長である佐藤俊哉先生を代表者として、理学部附属疾患プロテオミクスセンターのプロテオミクス解析技術を用いてこのTDP-43の変異と密接な関係のあるALSの発症原因を解明することを最終的な目的とした研究である。
胸膜中皮腫に対する胸腔内局所療法の開発と新規バイオマーカーの探索【物性物理学講座,理学部附属疾患プロテオミクスセンター,分担】(12/13 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2021日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(C)塩見 和 1
江島 耕二 1
小寺 義男 21 北里大学医学部
2 北里大学理学部物性物理学研究室19K09311 【概要】 本研究では、胸膜中皮腫の予後を改善する新しい治療戦略を開発するために、低侵襲かつ局所効果の高い胸腔内局所療法の開発と、中皮腫の中でも難治性のサブグループ(二相型、肉腫型)に対する診断、治療を目的とした新規バイオマーカーの開発を行う。胸腔内局所療法の開発では、マウス中皮腫モデルを用いて、抗癌剤、抗体、免疫細胞の最適な胸腔内投与方法を探索し、予後に対する有効性を検討する。新規バイオマーカーの開発に関しては、ヒトの中皮腫病理組織を材料とし、ショットガンプロテオミックス法を用いた網羅的なプロテオーム解析を行い、二相型、肉腫型に特異的に発現するタンパク質を探索し、臨床的有用性を検討する。
本研究は理学部附属疾患プロテオミクスセンターのプロテオミクス解析技術を基盤に北里大学医学部呼吸器内科・講師の塩見和医師との共同研究として進めているものである。
質量分析計によるレジオネラ属菌の同定及び血清型別法の構築・臨床応用【物性物理学講座,理学部附属疾患プロテオミクスセンター,分担】(11/15 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2021日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(C)曽川 一幸 1
古畑 勝則 1
谷口 俊文 2
石毛 崇之 2
小寺 義男 31 麻布大学生命・環境科学部
2 千葉大学医学部附属病院
3 北里大学理学部物性物理学研究室19K07947 【概要】 レジオネラ肺炎による死亡数は依然として高く、呼吸不全を呈する市中肺炎の原因菌に限ると肺炎球菌(18.2%)に次いでレジオネラ菌(14.4%)が多い。レジオネラ肺炎の診断には尿中抗原検査が有用であるが、L. pneumophilia血清1型以外の診断の正確性は低い。
本研究は、質量分析計(MALDI-TOF MS)を用いた正確な診断を目指したものです。
理学部附属疾患プロテオミクスセンターでは、高精度質量分析計を用いて関連タンパク質の基礎的検討を分担しています。
LRRK2変異と高脂肪食による糖代謝異常の機序解明:パーキンソン病発症への関与【物性物理学講座,理学部附属疾患プロテオミクスセンター,分担】(11/15 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2021日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(C)川上 文貴 1
小寺 義男 21 北里大学医療衛生学部
2 北里大学理学部物性物理学研究室19K08985 【概要】 本研究ではLRRK2遺伝子変異に起因する糖代謝異常と中枢神経変性のクロストークによるパーキンソン病(PD)発症メカニズムを明らかにするため、以下の解析を3年計画で行う。(1)高脂肪食摂取によるLRRK2遺伝子改変マウスの代謝・内分泌系の変化の解析、(2)脂肪細胞を対象にしたLRRK2による糖代謝調節機構の解析、(3) LRRK2変異と高脂肪食摂取の相互作用によるPDの中枢神経病態の解析。本研究では、分子生物学的手法に加えて、プロテオミクスや生理学的手法を駆使することで、生体レベルから分子レベルまで統合的に解析できる体制を構築している。
理学部附属疾患プロテオミクスセンターでは、質量分析計によるタンパク質の分析を担当しています。
ヘテロダイン検波を利用するスピンイメージングシステムの開発【生物物理学講座,代表】(9/6 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2021日本学術振興会
科学研究費助成事業
挑戦的研究(萌芽)三森 康義 1
小川 佳宏 21 北里大学理学部生物物理学研究室
2 上越教育大学19K22139 【概要】 電子は電荷以外にスピンと呼ばれる物理量を備えている。この電子スピンは量子情報通信や記憶素子開発において、現在、非常に注目を集めている。半導体中の電子スピンの制御は電子が半導体中を動くときにスピンが変化する特性を利用して行われている。このため、スピンの動きを直接観察することが重要な研究手段となっている。本研究では、ヘテロダイン検波と呼ばれる技術を利用する新型の電子スピン顕微鏡を開発する。この研究で開発する電子スピン顕微鏡は、光の測定の長所と電気測定の長所を同時に取り入れることによって、高感度でかつ短時間に半導体中の電子スピンの運動の観測が可能になる。
巨大な内部空間を持つ蛋白質会合体を用いた電子顕微鏡解析用包摂材料の開発【生物物理学講座,分担】(11/27 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2021日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(B)田中 良和1,松井 崇 2
安部 聡 31 東北大学
2 北里大学理学部生物物理学研究室
3 東京工業大学19H02519 【概要】 近年、注目を集めているクライオ電子顕微鏡による蛋白質の立体構造解析では、顕微鏡写真に存在する数万個以上の蛋白質の投影像から3次元構造を再構築する。そのため、形に特徴のない小さな蛋白質はノイズに埋もれてピックアップが難しく、解析の難度が高くなる。本研究では分子量400万の巨大蛋白質会合体 ヘモシアニンの内部空隙に目的蛋白質を結合させ、これを丸ごと構造解析する手法を開発することにより、ピックアップの難しい小さな蛋白質でも構造決定できる技術を実現することを目指す。
巻き付きモードを主眼とした弦の見るプランクスケール時空構造の究明【量子物理学講座,代表】(7/29 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2020
-2021日本学術振興会
特別研究員 DC2
特別研究員奨励費塩沢 健太,森 遥、佐々木 伸 北里大学大学院 理学研究科
量子物理学研究室20J13957 【概要】 マクロなスケールでの重力および時空構造を司るアインシュタインの一般相対性理論では、極小の状態から始まった宇宙開闢の瞬間やブラックホール中心部の構造を知ることができません。本研究では整合的な量子重力理論候補として知られる超弦理論を中心に、ミクロなスケールでの時空構造を探るのが目的です。特に、閉じた弦に特有の「巻きつき」に由来する時空構造について研究しています。
新しい幾何学を用いた初期宇宙のミクロな時空構造の解明【量子物理学講座,代表】(7/29 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2020
-2021日本科学協会
笹川科学研究助成森 遥、塩沢 健太,佐々木 伸 北里大学大学院 理学研究科
量子物理学研究室2020-2009 【概要】 本研究では整合的な量子重力理論の候補である超弦理論に基づく新しい時空幾何構造を用いて初期宇宙のミクロな時空の性質を探ることを目的としています。
ナノ流体ネットワーク構造の光操作と光ニューロン回路に関する研究【フォトニクス講座,分担】(9/14 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2021日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究C大平 泰生1,岡 寿樹 2
新保 一成 11. 新潟大学
2.北里大学理学部物理学科フォトニクス講座19K05302 【概要】 近年の人工知能の発展に伴い、AIエレクトロニクスの研究が最重要視されて来ました。プログラム上で知能を再現するAIとは異なり、AIエレクトロニクスは脳機能そのものをデバイスで実現を試みる研究分野です。本研究の目的は、光照射によって構造を変化させるポリマー(光異性体)を利用して、脳内ニューロン回路形成、特にのシナプス機能模倣を試みる研究です。
大強度広帯域周波数もつれ状態の実現と応用【フォトニクス講座,分担】(8/18 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 2016
-2021科学技術振興機構(JST)
戦略的創造研究推進事業
CREST竹内 繁樹 1,岡 寿樹 2,
横山 士吉 3, ホフマンホルガ 41 京都大学
2 北里大学理学部物理学科フォトニクス講座
3 九州大学
4 広島大学【概要】 "数フェムト秒(0.000000000000001秒= 約1000兆分の1秒)の超短パルス量子もつれ光 (光の分子)を人工的に作り出し、1μm以下の超高分解能をもつ光断層撮影システムや物質仮想励起状態を測定できる新しい量子光計測・分光技術の実現を目指すプロジェクトです。
CREST (戦略的想像研究推進事業)は、国(文部科学省)が定める戦略目標の達成に向けて科学技術イノベーションを生み出す革新的技術シーズを創出するための国家研究プロジェクトで、その研究費は5年間で2億円から5億円程度の規模になります。"
血液一滴の可能性を拓く -独自のプロテオーム解析技術を用いた血液を対象とした最先端研究基盤の確立―【物性物理学講座,代表】(8/3 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 2019
-2021北里大学共同研究振興資金,
AKPS(All Kitasato
Project Study)共同研究小寺 義男 1,2,七里 眞義 3
長塩 亮 4,佐藤 俊哉 5,6
,永井 隆之 71. 北里大学理学部物理学科物性物理学研究室
2. 北里大学理学附属疾患プロテオミクスセンター
3. 北里大学医学部内分泌代謝内科
4. 北里大学医療衛生学部臨床検査学
5. 北里大学医学部実験動物学
6. 北里大学医学部遺伝子高次機能解析センター
7. 北里大学大村智記念研究所【概要】 本研究では,理学部物理学科物性物理学研究室ならびに理学部附属疾患プロテオミクスセンターが今までに蓄積した質量分析計を用いた独自の血液プロテオーム解析技術と密接な学内研究ネットワークを基盤に,重要ではあるが非常に分析困難な血液のもつポテンシャルを引き出すとともに,最終的にはタンパク質に帰結する生命科学研究における本学の先端研究基盤の形成を目指した研究です。
背景事象の飛躍的削減による地表でのMeVニュートリノ測定【量子物理学講座,代表】(9/25 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2021日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(C)川﨑 健夫 1
中島恭平 2
岩田 修一 31.北里大学大学院 理学研究科 量子物理学研究室
2.福井大学
3.東京都立産業技術高等専門学校19K03891
【2020年度 終了】
改変型プレニル基転移酵素による新規抗菌活性分子探索法の開発【生物物理学講座,代表】(11/10 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2018
-2020日本学術振興会
科学研究費助成事業
国際共同研究加速基金
(国際共同研究強化)松井 崇 北里大学理学部
生物物理学研究室17KK0141 【概要】 細菌感染症は近年、多剤耐性菌の出現による再興や新興感染症との接触により社会的な問題となっている。そこで、既知薬剤標的ではない異なる機構を持った標的分子の設定と新規標的分子に有効な医薬品の必要性が叫ばれている。本研究では、細菌の細胞分裂に必須で繊維構造を取ることで細胞分裂を制御するFtsZに対し、種々の抗菌活性分子と反応させることでFtsZの繊維構造の形成が抑制されることをクライオ電子顕微鏡によって観測することを目的とする。
ミクロ領域を探る新規な幾何学によるブラックホール内部構造の解明【量子物理学講座,代表】(7/29 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2019
-2020日本科学協会
笹川科学研究助成塩沢 健太、森 遥,佐々木 伸 北里大学大学院 理学研究科
量子物理学研究室2019-2027 【概要】 本研究では整合的な量子重力理論として知られる超弦理論を用いて、ブラックホールや「膜(ブレーン)」と呼ばれる時空構造の、特に4次元時空より高い余剰次元に巻きつく弦の効果を探りました。
ポストシナプスの核輸送因子インポーチンを介したシナプス可塑性誘導機構の解明【物性物理学講座,分担】(7/12 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2018
-2020日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(C)板倉 誠 1
小寺 義男 21 北里大学医学部生化学
2 北里大学理学部物性物理学研究室18K06467
高感度ペプチドミクス技術を応用した疾患バイオマーカーの探索・同定【物性物理学講座,分担】(10/6 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2018
-2020日本学術振興会
科学研究費助成事業
挑戦的研究(開拓)七里 眞義 1
小寺 義男 21 北里大学医学部内分泌代謝内科学
2 北里大学理学部物性物理学研究室20K20389
ステライルニュートリノ探索で探る標準模型を超えた物理【量子物理学講座,分担】(10/8 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2016
-2020日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(S)丸山 和純 1
川﨑 健夫 2
末包 文彦 3
嶋 達志 4
明午 伸一郎 5
長谷川 勝一 51 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
2 北里大学大学院 理学研究科 量子物理学研究室
3 東北大学ニュートリノ科学研究センター
4 大阪大学核物理研究センター
5 日本原子力研究開発機構16H06344
三次元極小界面における脂質分子ダイナミクスの解明と革新的脂質キュービック法の開発【生物物理学講座,分担】(9/25 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2017
-2020日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(B)一川 尚広 1,渡辺 豪 2
吉田 純 31 東京農工大学
2 北里大学理学部生物物理学研究室
3 北里大学理学部分子構築学研究室17H03038
【2019年度 終了】
ミクロな領域で有効である新規な重力理論によるプランクスケール時空構造の究明【量子物理学講座,代表】(11/27 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2017
-2019日本学術振興会
科学研究費助成事業
若手研究(B)佐々木 伸 北里大学大学院 理学研究科
量子物理学研究室17K14294 【概要】 宇宙の始まりやブラックホール最深部は、極小の空間の重力を扱うため、アインシュタインの一般相対性理論では記述できない。そのため、ミクロな領域での量子力学的効果を織り込んだ重力の量子論が必要になる。整合的な量子重力理論として期待されている「超弦理論」では、時空はプランク長の弦で形作られていると仮定している。本研究は、弦の量子効果を織り込んで作られた新しい重力理論「Double Field Theory (DFT)」を用いて、プランクスケールでのブラックホールや、宇宙初期の時空構造を理論的に明らかにする。
超高感度血漿分析技術とin silico 探索法による新規ペプチドホルモンの探索【物性物理学講座,代表】(11/27 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2017
-2019日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(B)小寺 義男 1,2,
七里 眞義 31. 北里大学理学部物理学科物性物理学研究室
2. 北里大学理学附属疾患プロテオミクスセンター
3. 北里大学医学部内分泌代謝内科17H02206 【概要】 血液中には膨大なタンパク質・ペプチド(小さいタンパク質)が存在するが、近年、ペプチドホルモンなどの新規の生理活性ペプチドはほとんど発見されていない。この理由は血液中の生理活性ペプチドが非常に微量(濃度 1/10000000000モル/リットル程度以下)しか存在しておらず、それらの成分を分析する技術がないことに起因している。理学部物理学科物性物理学講座/理学部付属疾患プロテオミクスセンターでは、このような血液中の超微量の成分を質量分析する技術を開発し、すでに知られているペプチドホルモンの直接分析に成功しました。そこで、本研究では、同大学医学部内分泌代謝内科の先生方と共同で、新たな生理活性ペプチドを探索することを目的として研究を行いました。
この研究によって6種類の生理活性ペプチドの候補を探索し、今後、民間企業と共同で病気との関係や診断に向けた応用研究をすることになり、2019年4月にプレスリリースを行いました。
血液一滴による脳の機能状態モニタリング【物性物理学講座,代表】(8/3 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2017
-2019日本学術振興会
科学研究費助成事業
挑戦的研究(萌芽)小寺 義男 1,2,
板倉 誠 31. 北里大学理学部物理学科物性物理学研究室
2. 北里大学理学附属疾患プロテオミクスセンター
3. 北里大学医学部生化学17K19926 【概要】 本研究では、高感度質量分析計と独自の試料調製技術を用いて、脳の状態を血液で検出することを目的とした基礎研究です。脳でしか作られていない可能性の高いタンパク質の断片を血液で検出することに成功しました(論文準備中)
漢方方剤「香蘇散」煎剤の抗うつ様活性発現機序のプロテオーム解析を用いた解明【物性物理学講座,分担】(2/5 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2017
-2019日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(C)永井 隆之1
小寺 義男 2,31 北里大学大学院感染制御科学府
2 北里大学理学部物性物理学研究室
3 北里大学理学附属疾患プロテオミクスセンター17K09319
【2018年度 終了】
臨床質量分析共用プラットフォーム(MS共用PF)【物性物理学講座,代表】(2/5 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 2016
-2018文部科学省・先端研究
基盤共用促進事業
(共用プラットフォーム
形成支援プログラム)平野 久 1
小寺 義男 2,3
山田 哲司 41. 横浜市立大学先端医科学研究センター
2. 北里大学理学部物理学科物性物理学研究室
3. 北里大学理学附属疾患プロテオミクスセンター
4. 国立がん研究センター研究所
量子もつれ光とナノ構造による禁制準位2光子励起【フォトニクス講座,代表】(9/25 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2017
-2018日本学術振興会
科学研究費助成事業
新学術領域研究
(研究領域提案型)岡 寿樹 北里大学理学部物理学科
フォトニクス講座17H05252
【2017年度 終了】
実用化に向けた高速粒子線CTの開発による粒子線治療の高度化と効率化【量子物理学講座,代表】(2/5 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2015
-2017日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究(B)川崎 健夫1
泉川 卓司 21.北里大学大学院 理学研究科 量子物理学研究室
2.新潟大学15H03656
物質移動型ナノ液晶システムにおける光輸送ネットワーク形成に関する研究【フォトニクス講座,分担】(1/15 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2015
-2017日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究C大平泰生 1
岡 寿樹 1,2
新保 一成 11 新潟大学
2 北里大学理学部物理学科フォトニクス研究室15K04693
血清・血漿試料の品質評価マーカーの開発と測定法の確立【物性物理学講座,再委託先代表】(1/15 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 2016
-2017(国研)日本医療研究開発機構(AMED) 委託事業・オーダーメイド医療の実現プログラムの研究開発課題 「バイオバンクの構築と臨床情報データベース化」 村上 善則 1
小寺 義男 2,3
朝長 毅 41. (国研)東京大学医科学研究所
2. 北里大学理学部物理学科物性物理学研究室
3. 北里大学理学附属疾患プロテオミクスセンター
4. (国研)医薬基盤・健康・栄養研究所
原子炉ニュートリノを用いた基礎科学および応用科学【量子物理学講座,分担】(1/15 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2013
-2017日本学術振興会
科学研究費助成事業
新学術領域研究
(研究領域提案型)
計画研究久世 正弘 1
川崎 健夫 2
末包 文彦 3
住吉 孝行 4
蓑輪 眞 5
原 俊雄 61.東京工業大学
2.北里大学大学院 理学研究科 量子物理学研究室
3.東北大学ニュートリノ科学研究センター
4.首都大学東京
5.東京大学
6.神戸大学25105003
ナノアンテナ構造を用いた時空間制御された紫外域周波数もつれパルス生成の理論【フォトニクス講座,代表】(12/25 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2015
-2017日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究C岡 寿樹 1 新潟大学
2 北里大学理学部物理学科フォトニクス研究室15K04692
【2016年度 終了】
NMDA受容体の構成的活性の検出と解析【物性物理学講座,理学部附属疾患プロテオミクスセンター,分担】(11/29 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2013
-2016日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究C岡田 大助 1
小寺 義男 2,3
山森 早織 11 北里大学医学部
2北里大学理学部物理学科物性物理学研究室
3 北里大学理学附属疾患プロテオミクスセンター25430071 【概要】 日常の経験等の記憶(エピソード記憶)は脳の海馬の活動により獲得され、固定化プロセスによって長時間経過後にも想起できる海馬依存的長期記憶になる。エピソード記憶獲得の細胞レベルの実体として、シナプス可塑性(長期増強や長期抑圧)によるエピソードに応答する神経回路が形成されることが注目されている。
本研究ではシナプス活動に関連するタンパク質(NMDA受容体)と相互作用するタンパク質を解析し、長期記憶のメカニズムに対する基礎的知見を得ることを目的として行った。
理学部附属疾患プロテオミクスセンターでは、NMDA受容体と相互作用するタンパク質の解析を分担しました。
方向感度をもつ中性子TOF型ニュートリノ検出器による原子炉内部モニタリング【量子物理学講座,代表】(12/25 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2014
-2016日本学術振興会
科学研究費助成事業
挑戦的萌芽研究川崎 健夫 北里大学大学院 理学研究科 量子物理学研究室 26610064
血液一滴の可能性を拓く -血漿プロテオミクスで脳のストレス関連障害を語る-【物性物理学講座,代表】(12/11 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2014
-2016日本学術振興会
科学研究費助成事業
挑戦的萌芽研究小寺 義男 1,2
永井 隆之 3
板倉 誠 41北里大学理学部物理学科物性物理学研究室
2 北里大学理学附属疾患プロテオミクスセンター
3 北里大学大学院感染制御科学府
4 北里大学医学部生化学26640115
【2015年度 終了】
人工制限酵素による内在性TDP-43遺伝子改変と筋萎縮性側索硬化症モデルへの応用【物性物理学講座,理学部附属疾患プロテオミクスセンター,分担】(11/29 更新)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 研究課題番号 2013
-2015日本学術振興会
科学研究費助成事業
基盤研究C佐藤 俊哉 1
小寺 義男 21 北里大学医学部実験動物学
2 北里大学理学部物性物理学研究室25461271 【概要】 筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。しかし、筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけます。その結果、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなることにより、力が弱くなり、筋肉がやせていきます(難病情報センター:https://www.nanbyou.or.jp/entry/52)。
本研究は、このALSの発症原因を解明することを目的としてALSに関係していることが知られている脳内のタンパク質 TDP-43に変異を起こした実験モデル動物の作製を目指したものです。理学部附属疾患プロテオミクスセンターでは、この作製したモデル動物の脳内のタンパク質を分析することを分担しました。
【2014年度 終了】
物理学に基盤を置く疾病治療への新規アプローチ技術の開発【物理学科4講座】(9/14 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 2012
-2014文部科学省
私立大学戦略的
研究基盤形成支援事業吉國 裕三,
北里大学理学部物理学科 全教員北里大学理学部物理学科 【概要】 疾病の早期発見・治療は、高齢化の進展とともに益々重要な課題となっている。物理学はX線等の観測手段を介して医療に貢献してきたが、従来は生命との関係は限定的であった。生命現象はタンパク質、DNA等の巨大分子が作るサブミクロンの微細構造が活動の中心であり、物理的な観測手法でこの微細構造に迫るのは困難で、一方、原子レベルから生命機能を探るには生体は複雑すぎたからである。しかし近年、ナノテクノロジーの発展で加工及び計測の精度は細胞のサイズを超え、タンパク質分子に迫っている。一方、半導体分野では有機材料やDNA等の生物由来物質が注目され、生物と同様に分子の自己形成で複雑な構造を形成する方法が注目されてきている。このように、マクロの加工・観測技術を一層精細化する方向とナノの世界から巨視的構造を生成する方向の両面で生物・無生物の融合が進み、物理学も生命科学との協力で医療への貢献も進むと期待される。
本プロジェクトは、近年の先端技術を駆使し、光に基づくマクロの観測技術を高度化・精細化するアプローチと、分子の分析から生命現象を推測するナノからのアプローチの両面から革新的な医療診断技術を開発することを目的とし、以下の2つのテーマについて研究を行った。
【1】先端的光技術を用いた生体計測技術の開発研究(従来の光学技術を基としながら光通信とともに発展著しいフォトニクス技術を用いることで革新的な光学計測技術を開発)
【2】 血清成分解析技術の開発(質量分析等の最新の計測技術を用いた血液成分分析法より得られるビックデータの解析によってプロテオミクスに基づく新しい診断技術の開発)
【成果概要】
【1.1】 (1)単一モード発振による広い観測深さの実証。(2)従来は測定できなかった周波数掃引レーザの線幅測定法の提案及び実証。
【1.2】 広帯域パルス光源と光フィルタ・遅延線を組合わせた革新的OCTを提案し、今年度試作を前提とした詳細設計を行った。
【1.3】 自己混合半導体レーザ計測における縦モードの影響を検討し、多モードレーザを用いた安定な干渉計測の可能性を実証した。
【2.1】 血清・血漿中のペプチドの分析感度(深度)の飛躍的(1,000倍以上)な向上
【2.2】 血清・血漿中のタンパク質・ペプチドの比較分析の感度、網羅性の飛躍的な向上
量子もつれ光による光励起エネルギー移動の増強と制御【フォトニクス講座,代表】(12/11 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 2013
-2014北海道大学・東北大学・東京工業大学・
大阪大学・九州大学の共同研究ネットワーク
物質・デバイス領域共同研究拠点
(特定研究)岡 寿樹 1 新潟大学
2 北里大学理学部物理学科フォトニクス研究室
【2012年度 終了】
量子もつれ光を用いた振動電子状態励起の光制御【フォトニクス講座,代表】(12/11 掲載)
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研究期間 配分機関
・研究費名研究者 所属 2011
-2012北海道大学・東北大学・東京工業大学・
大阪大学・九州大学の共同研究ネットワーク
物質・デバイス領域共同研究拠点
(特定研究)岡 寿樹 1 大阪大学光科学センター
2 北里大学理学部物理学科フォトニクス研究室