物理学科主催の公開講座・実習
サイエンスラボラトリー:物理学科主催の参加型イベントです
オープンレクチャー:興味深い物理現象を分かりやすい言葉で説明します
やむを得ず変更となる場合がございますので、事前にこちらからご確認ください。
皆様のお越しをお待ちしております。
オープンラボラトリー
- 1. 今年度のオープンラボラトリー
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今年度のオープンラボラトリーは全て終了しました。
ご参加いただき、ありがとうございました。
- 2. 過去のオープンラボラトリー開催の様子
【2022年度】
8月6日(土), 8月7日(日), 8月28日(日)
●開催時間 午前の部 10:00 - 12:30/午後の部 14:00 - 16:30(事前申込制)
●開催場所 北里大学 相模原キャンパス8月6日(土)
①オープンラボラトリー(体験型実験)11:00 - 12:00
「物質の原子配列を見てみよう」
どのような物質でも原子が並んでできており、その原子配列が物質の性質を決めています。目に見えない原子の並びを知ることができるX線結晶構造解析と呼ばれる手法について学んで、体験してみましょう。②オープンレクチャー(模擬講義)15:00 - 16:00
「光と物質の相互作用~光を調べると何が分かる?~」
電灯にスイッチを入れるとなぜ光るのか知っていますか?それは物質から光が出てくるからですよね。実は物質から光が生じるメカニズムは1種類ではなく、色々な種類があります。本講義では”光”の発生や、”光”を利用する先端技術に関して紹介を行います。③教員との個別相談/研究室開室/サイエンスツアー 随時
8月7日(日)
①オープンラボラトリー(体験型実験)11:00 - 12:00
「コンピュータで探る分子の世界」
分子シミュレーションは物質を構成する分子の動きを物理法則に従ってコンピュータで追跡し、自然界の様々な現象の謎を解明するという試みです。CGを用いたモデリングソフトを使ってその一端を体験してみましょう。②オープンレクチャー(模擬講義)15:00 - 16:00
「宇宙はどうやってできたのか」
「反物質」という言葉を聞いたことがありますか?現在の宇宙は通常の物質で構成されていて、反物質は宇宙のどこにもありません。この理由を説明するためには、素粒子の性質を精密に調べる必要があります。レクチャーでは、世界でそして日本で行われている、素粒子物理学・宇宙物理学に関する最先端の研究について解説します。③教員との個別相談/研究室開室/サイエンスツアー 随時
8月28日(日)
①オープンラボラトリー(体験型実験)
「液体でも結晶でもない 液晶の魅力に迫る!」
液晶という言葉は多くの人が知っていると思いますが、液晶は物質の状態の1つであること、そして我々の身近にも多く潜んでいることはあまり知られていません。簡単な実験やデモを交えながら、液晶の魅力を伝えます。【2021年度】
【2020年度】
(1)8月1日(土)10:00~10:40 オンライン模擬講義(事前申込制)
(2)8月2日(日)12:00~12:40 オンライン模擬講義(事前申込制)
テーマ「素粒子物理学から見た時間と空間」
担当:佐々木 伸 (量子物理学講座 講師)
物質の究極構造を探る素粒子物理学。最先端の理論では素粒子は極微の「弦」として現れ、それは時間と空間の不思議な性質を予言する。
この講義では現代素粒子理論の一つ「超弦理論」が示す現代の宇宙観を紹介します。(3)8月23日(日)オンライン模擬講義(事前申込制)
テーマ「生命システムを担うタンパク質の機能と形」
担当:松井 崇 (生物物理学講座 講師)
「物」の仕組みの「理」解を目指す物理学では、素粒子や宇宙だけでなく、生命機能の探求も研究領域となります。本講義では、物理学というツールを使って、生命のシステムを担うタンパク質の機能と形に迫ります。タンパク質の構造
【2019年度】
(1)8月3日(土)、4日(日)12:00~13:00
テーマ「素粒子を捕まえよう」
担当:今野 智之(量子物理学講座 助教)
私たちを含む宇宙の構成物質の最小単位のことを「素粒子」と呼び、素粒子の性質を理解することで宇宙全体を理解できると考えられています。 今回は様々な実験装置を使って微小な素粒子を捕まえてみましょう。(2)8月25日(日)12:00~13:00
テーマ「デジタルオシロスコープで音や光の性質を調べる」
担当:大石 正道 (生物物理学講座 講師)
一定不変に感じる自然界の音や光でも、実際には時間とともに変動している場合があります。そこで、デジタルオシロスコープで音や光を波形に変換することによって、人間の感覚ではわからない現象を明らかにします。【2018年度】
(1)8月4日(土)、8月5日(日) 13:40~14:40
テーマ「ウイルス外殻タンパク質の紙モデル」
担当:米田 茂隆 (生物物理学講座 分子動力学ユニット 教授)
ウイルス外殻タンパク質の正20面体対称性ウイルスは内部核酸遺伝子、外殻タンパク質、外部の油の膜からなるきわめて小さな粒子です。X線解析と低温電子顕微鏡により立体構造の決定が進んでいます。
CAPLIB、PyMOL、ViperDBなどコンピュータ・グラフィックスの操作と紙モデル作成により、特に正20面体対称性ウイルス外殻タンパク質についてTナンバーによる構造の分類と感染機構を概説します。(2)8月27日(日)① 10:40~11:40、② 13:40~14:40
テーマ「重力の物理と数学」
担当:中村 厚 (量子物理学講座 准教授)
私たちに最も身近な力、重力。
しかし重力は最も謎に満ちた力でもあります。 今回は、人類がどのように重力の法則を発見してきたか、その歴史をさかのぼるとともに、現在の新たな発見までを概観します。
講義の内容はこちらをご覧ください。【2017年度】
(1)8月5日(土)、8月6日(日) 13:40~14:40
テーマ「生物物理学の最前線-高性能質量分析計で生命や病気の謎を解く-」
私達の体の中では数万種類のタンパク質があたかも機械の部品のように働いています。 これらのタンパク質を正確に分析できる最新の質量分析計の原理から疾患研究への応用例について、簡単な実験も交えて解説します。(2)8月27日(日)① 10:40~11:40、② 13:40~14:40
テーマ「光の物理学」
光通信などIT技術の発展で、私たちの周囲でも光を使った装置が増えています。 物理では、光は研究対象であると同時に高精度な計測の手段としても重要です。
光の性質とその応用について簡単な実験を交え解説します。
サイエンスラボラトリー:11/5(土)、11/6(日)
- 1. 今年度のサイエンスラボラトリー
【2022年度】
今年度のサイエンスラボラトリーは、11月5日(土)、6日(日)に開催いたします。
開催内容が決まりましたら、お知らせいたします。 -
2. 過去のサイエンスラボラトリー開催の様子
【2021年度】中止
11月6日(土)および11月7日(日)に予定しておりましたサイエンスラボラトリーは、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み、ご来場予定の皆様の健康に配慮し、中止といたします。
【2020年度】
日程:11月7日(土)、11月8日(日)オンライン開催
イベント1.高校生向け物理の講義(レクチャー)
イベント2.オンライン座談会
若手教員 (進行役)・大学院生・大学生との自由な座談会
・理学部学生・大学院生のリアルな声をお届けします (質問もOK)
・参加学生:大学院生2名、4年生2名、3年生2名
【2019年度】
【2018年度】
日程:11月3日(土)、11月4日(日)
講義テーマ
「原子の世界を覗くには?」
原子の大きさは1メートルの約100億分の1です。当然目に見えないどころか、光学顕微鏡でも倍率が足りず見ることが不可能です。では、普段目にする分子模型や分子グラフィックスはどのように作成されたのでしょうか?
目には見えない原子の世界を "覗く" 方法を、わかりやすく紹介します。
詳細は特設ページよりご覧いただけます。
【2017年度】
日程:11月4日(土)、11月5日(日)
テーマ「光ってなんだろう?」
私たちの周りには太陽光や電灯、テレビなどの⾝近なものからクリスマスイルミネーションやプロジェクションマッピングなどの華やかなものまで、多様な光であふれています。インターネットは光を⽤いて情報の伝達を⾏っています。私たちは⽇常⽣活において、無意識のうちに様々な形で光の恩恵を受けていると⾔っていいでしょう。また、2014年に⻘⾊発光ダイオードの発明で⽇本⼈研究者がノーベル物理学賞を受賞したことは記憶に新しいと思います。では、
“光とはどのようなものなのでしょうか?”
“人はどのようにして光を用いているのでしょうか?”
⾝近な話題からノーベル賞に関わる研究まで、⼩中学⽣でも、⾼校⽣でも、そしてご家族の皆様でもわかるように紹介します。
プログラムはこちらからお取りください。
【2016年度】
日程:11月5日(土)、11月6日(日)
テーマ「重力”波”を体験しよう」
2016年2月、アメリカの研究グループLIGO(ライゴ)により、物理学史上、非常に重要な研究結果が発表されました。地球から13億光年彼方で、太陽質量36倍と29倍のブラックホールが衝突合体し、微弱な「重力波」が発生しました。その「重力波」の直接観測に成功したのです。これが本当ならば、ノーベル賞が確実視されるほど、人類史上初の快挙でした。「重力波」は、かつてアインシュタインが相対性理論により予言した、時空間の歪みによる波動現象です。アインシュタインが予言した「重力波」とは一体何なのでしょうか?宇宙の謎とどのような関わりがあるのでしょうか?
小学生でも、高校生でも、そしてご家族の皆様でも分かるように、身の回りの「波」の実験装置を使って、わかりやすく紹介します。
プログラムはこちらからお取りください。
オープンレクチャー:2023/3/12(日)
- 1. 今年度のオープンレクチャー
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【2022年度】
今年度のオープンレクチャーは、2023年3月12日(日)に開催いたします。
開催内容が決まりましたら、お知らせいたします。 -
- 2. 過去のオープンレクチャー開催の様子
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【2021年度】 2021年3月13日(日)13:00~13:40
テーマ「光と物質の相互作用~光を調べると何が分かるか?~」
担当:三森 康義 (生物物理学講座・教授)
光を調べると光を生じた物質の状態を知ることができます。 本講義では物質の光の発生メカニズムに関して講義を行います。また、北里大学理学部物理学科で行われている研究の紹介も行います。
-------------------------------------------------------------------------------【2019年度,2020年度】 開催中止
新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み、ご来場予定の皆様の健康に配慮し、開催を予定しておりましたオープンレクチャーを中止いたしました。
-------------------------------------------------------------------------------------------【2018年度】 2019年3月17日(日)13:30~14:30
テーマ「音を視る --- 見えない波の可視化」
担当:中村 厚 (量子物理学講座 准教授)
私たちは多くの種類の波に囲まれています。音波などの見えない波をデジタルオシロスコープを用いて可視化することを試みます。音の高さによる違いや、楽器によって違う音色になる理由を目で見てみましょう。講義の内容はこちらをご覧ください。
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テーマ「”相対論的” 電磁気学ー序論」
磁場中を運動する電子などの電荷をもった粒子は磁場から力を受 け、進路が曲がります(右図)。高校物理の教科書には、「磁場中を 運動する荷電粒子には速さに比例する力が働く」と書かれています。 これを粒子と同じ速度で動いている人が見たら、粒子の速度は零とな り、粒子に力は働かず、同じ位置に静止して見えるのでしょうか? もちろんそのようなことはなくて、粒子と同じ速度で動いている人か ら見ても、磁場の中に入れば、静止していた粒子はローレンツ力の方 向に動き出すことが観測されます。では、この粒子を加速させている 力は何なのでしょうか?
この問には高校物理では答えられず、相対性理論を考える必要が あります。一般に、相対性理論は光速に近いような速さで動いている 物体の運動を考えるときにだけ必要になると思われています。しかし 電磁気がからんでくると、このような通常の速さの運動にもその効果 がはっきりと、しかしひそかに現れています。
模擬授業では、この高校 物理にひそむ相対論的現象を解説します。