模擬授業 テーマ一覧

北里大学理学部物理学科では主に神奈川県、東京都の高等学校を対象に、以下の6つの講義内容にて出張模擬授業を実施いたします。
お申込みならびにお問い合わせ先はこちらをご覧ください。皆様からのお申込みをお待ちしております。

1. 宇宙はどうやってできたのか

  • 講師
    量子物理学講座 
    教授 川崎 健夫(KAWASAKI Takeo)

    「反物質」という言葉を聞いたことがありますか? 現在の宇宙は通常の物質で構成されていて、反物質は宇宙のどこにもありません。この理由を説明するためには、素粒子の性質を精密に調べる必要があります。
    世界で、そして日本で行われている、素粒子物理学・宇宙物理学に関する最先端の研究について解説します。

2. 光を調べると何が分かる? ~光と物質の相互作用に関する最先端技術~

  • 講師
    固体物理学講座 
    教授 三森 康義(MITSUMORI Yasuyoshi)

     電灯にスイッチを入れるとなぜ光るのか知っていますか?それは物質から光が出てくるからですよね。実は物質から光が生じるメカニズムは1種類ではなく、色々な種類があります。このことは光自体を調べるとその光が「どこから、どのようにやってきたのか?」という光の生い立ち、つまり光を生じた物質の状態を知ることができます。一方、現在の先端科学技術では光の性質を調べるだけでなく、特殊な光を人工的に作り、積極的に利用する試みも行われています。
     本授業では“光”の発生から、“光”を利用する先端技術の一つとして究極的な通信を目指す研究などの紹介を行います。 

3. 生物物理学とは(1, 2年次の科目選択の参考に)

  • 講師
    生命物理学講座 
    教授 小寺 義男(KODERA Yoshio)

     生命科学の総合大学である北里大学理学部の物理学科では、従来の物理学とともに物理学と生命科学の境界領域「生物物理学」の最先端の研究を進めています。
    本講義では、最初に理学部ならびに物理学・化学・生物学について概説し、その後、高性能質量分析技術を用いて生命のシステムを解明するための研究について紹介します。

4. 光でわかるタンパク質の駆動原理

  • 講師
    生命物理学講座 
    准教授 松井 崇(MATSUI Takashi)

     10 nm(10億分の1 m)スケールの大きさで生命を司る生体分子であるタンパク質は、普通の顕微鏡で見ることはできません。一方、光を物体に当てて得られる影は、物体の特徴を反映した形を示します。
     講義では、タンパク質に光を当てて得たタンパク質の影からタンパク質の形を解き明かす研究について紹介します。 

5. なぜ空は青いのか?~素朴な疑問から始まる見えない癌を見つける技術~

  • 講師
    固体物理学講座 
    講師 西沢 望(NISHIZAWA Nozomi)

     日中の晴れた日の空は青く、雲は白く見え、日が沈んでいくと徐々に赤くなっていきます。なぜなのかと子どものときに思ったことはありませんか?これは「光の散乱」という現象を追っていくと理由がわかります。このような素朴な疑問を持ち続け研究を進めると、そこから新しい現象、さらには新しい技術がうまれます。光の散乱からはこれまで見えなかった癌を見つける技術がうまれています。皆さんも抱いたことがある素朴な疑問から最先端の技術がうまれる過程をご紹介します。

6. 宇宙・素粒子理論の最先端

  • 講師
    量子物理学講座 
    講師 佐々木 伸(SASAKI Shin)

    「この宇宙はどのようにして生まれたのか?」、「物質の究極構造とは何か」など、世界の基本原理を理解するのが素粒子物理学の目的です。最新の素粒子理論である「超弦理論」では、高次元の宇宙の存在やブラックホールの蒸発などが予想されています。
    講義では最新の宇宙・素粒子理論の話題を紹介します。