UPDATE!! 2019年10月15日

 私は、分子動力学(英語ではmolecular dynamics、略称はMD)計算という手法を用いて、様々な物質の性質を調べています。特に興味のある系は、ソフトマターと呼ばれる柔らかい物質です。ソフトマターはMD計算は、各粒子について時々刻々と運動方程式を解いていくことで、原子や分子レベルでのミクロな時空間スケール(10-9~10-7 m or s)で運動を追跡可能なシミュレーション手法です。顕微鏡実験では観察できないダイナミクスが調べられることが最大の利点です。

主な研究対象は『液晶』です。液晶と聞くと液晶ディスプレイを想像するかもしれませんが、液晶は厳密には結晶と液体の中間状態のことを指します。液晶を応用した機器が液晶ディスプレイです。

液晶は、柔らかい物質(ソフトマター)の一種であり、非常にユニークな物性を持っています。液晶ディスプレイは、液晶の特徴的な電気光学特性を利用して作られているアプリケーションです。 また液晶は、実は私達の身の回りにも数多く存在しているのです。例としては、シャボン玉や細胞膜などが挙げられます。液晶は身近でかつ古くから研究されている物質ですが、まだまだ多くの謎が残されています。

 そこで私は、系のミクロな構造や挙動を視ることのできるMD計算によって、実験では明らかにされていない知見を得ることで、その謎を一つ一つ解明していくことを目指しています。

 最近では研究室外の化学分野の方々との共同研究の中で、液晶以外の様々なソフトマターについてもミクロスケールでの構造解析を行っています。

Welcome to my web site !

NEW !!

  1. 箇条書き項目 2019年10月

 液晶に高可溶なESIPT発光分子に関する論文がLangmuirにオンラインで掲載されました!本研究は京都大学、大阪大学との共同研究です。

 DOI: 10.1021/acs.langmuir.9b02272


  1. 箇条書き項目 2019年9月

 高分子討論会@福井に参加し、口頭発表を2件行いました!


  1. 箇条書き項目 2019年9月

 日本液晶学会討論会@つくばに参加し、大学院生が口頭発表を1件、ポスター発表を2件行いました!


  1. 箇条書き項目 2019年9月

 ペプチドナノファイバーの集合構造と熱応答性制御に関する論文がChemistry-A European Journalに掲載され、Front Coverに採用されました!また、Cover Profileも掲載されました!本研究は村岡先生(東京農工大学)、味岡先生(東京医科歯科大学)との共同研究です。

 DOI: 10.1002/chem.201902083

 DOI: 10.1002/chem.201903871


  1. 箇条書き項目 2019年7月

 日本液晶学会主催の小サマースクールにて講師を務めました!


  1. 箇条書き項目 2019年6月

 高分子のらせん制御に関する論文がChemical Communicationsに掲載され、Inside Back Coverに採用されました!本研究は金沢大学との共同研究です。

 DOI: 10.1039/C9CC03555A


  1. 箇条書き項目 2019年4月

 科研費の基盤研究B(研究課題名:計算科学と実験科学の連携によるキラル液晶のナノ空間制御)に採択されました!

 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19H02537/


  1. 箇条書き項目 2018年12月

 液晶に可溶で高効率で緑色に発光する新しい色素の発見に関する論文がAdvanced Optical Materialsに掲載され、Back Coverに採用されました!本研究は京都大学、大阪大学との共同研究です。

 DOI: 10.1002/adom.201801349


  1. 箇条書き項目 2018年11月

 キラル金属錯体を用いたコレステリック液晶におけるらせん構造形成のメカニズム解明に関する論文がThe Journal of Physical Chemistry Bに掲載され、Coverに採用されました!本研究は吉田純先生(北里大学)との共同研究です。

 DOI: 10.1021/acs.jpcb.8b07653


© 2019 Go Watanabe All rights reserved