RESEARCH
化学科、反応機構学講座、丑田公規教授、修士課程2年、田中森羅君、金子拓真君らのクラゲムチンに関する研究がElsevier社のBiochimica et Biophysica Acta(BBA)-General Subjects誌に掲載されました。
本研究では、クラゲ由来ムチンの抽出過程を詳細に追跡しながら、クラゲの身体のわずか1%しかない有機物の成分を徹底的に分析し、ムチンが細胞外マトリックスの一部分として含まれる物質であることを明らかにしました。現在抽出されているムチンはそこから遊離したものです。この細胞外マトリックスの構造は高等動物に進化する過程でどのように引き継がれていくかに興味が持たれます。
本研究は科研費、挑戦的萌芽研究(JP24650282)および基盤研究費C (JP21550030) の研究助成によって実施されました。
論文タイトル: Jellyfish mucin (qniumucin) extracted with a modified protocol indicated its existence as a constituent of the extracellular matrix
DOI: 10.1016/j.bbagen.2022.130189
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https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0304416522001076