RESEARCH
論文タイトル: “In Vivo Imaging of Tumor Hypoxia by Maintaining Green Fluorescence of 9-Aminoanthracene Under Hypoxic Conditions”
https://doi.org/10.1016/j.bmc.2023.117407
本論文の蛍光イメージング法に関する研究成果は、異分野連携(理学部内山洋介助教・医療衛生学部丸山弘子准教授)により、また、化学科共通研究室の山岸正太郎君、山浦貴久君、金沢一駿君の卒業研究によって得られました。本論文では、9AA蛍光法をEhrlichがん腫移植マウスのin vivoイメージングに用いた成果が報告されています。9AA蛍光法は、緑色蛍光を示す9-アミノアントラセン(9AA)が、低酸素下で安定な性質を利用し、生体内の低酸素領域を蛍光イメージングする新しい方法として、これまでに研究されてきました。本研究は、有機化学から生命科学への展開、また、新しい医療技術への応用が期待されます。
本成果は、NEDO Entrepreneurs (NEP), No.0917011(2020) 事業のご支援の元で行われました。